かと思えば今週には梅雨入りするところも多く、四季の移ろいの早さに体がついていかない今日この頃です。
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さて、先日の週末に、とある近場の生産者直売所で色々な野菜達を見て回る機会がありました。
この暑さでもまだ山菜コーナーが充実しており、山深い地域はいまだ山菜が取れる春なのだと妙に感心してしまいました。
そう言えば以前友人たちにコゴミをご賞味いただいたところ、意に反して『知らない』『初めて食べる』という声を聞き、自分の当たり前が他人の当たり前ではない世の通念を改めて痛感いたしました。
それでは世間一般にはどのくらい山菜って認知度があるのでしょう?
どっぷり信州人となった自分では中々評価のしようがありません。
参考までに今シーズン自分が食べた山菜(的な物)をピックアップしてみます(順不同)
・ワラビ
アクが強いので鍋にワラビを敷いた後、灰をかけて熱湯を注ぎあく抜きをします。
そのままおひたしにして頂きました。山菜の代表的存在。灰が残ると苦いです・・・
・タラの芽
自分では作りませんでしたが、天ぷらで居酒屋さんで頂きました。メジャーな山菜。
トゲトゲの木で、傾斜地に自生するイメージ。
多分取りやすい位置にも生えているのでしょうが、そういった物はまっさきに人の手により無くなります。
・山ウド
苦味強めのアダルトなお味。地場物は緑が強くて産毛が生えています。東京原産の地下で育てるシロウドとはそこら辺が異なります。鯖缶やキノコと一緒に味噌汁の具にしました。
・コシアブラ
最近になり人気急上昇の山菜。これも居酒屋さんで天麩羅にしてもらいました。
クセがないのが特徴。シカの好物らしく、ヒトとシカとの争奪戦が繰り広げられるらしいです・・・
・コゴミ
各地で様々な名前でよばれていますが、この辺りではコゴミです。
おひたしにして、マヨネーズで頂きました。クセが少なくシャキシャキの食感。
姿形からジュラ紀を連想するのは自分だけでしょうか?
・行者ニンニク
一昔前はあまり市場に出回っていませんでしたが、最近は人気のためか、ハウス物や鉢植えまで登場しどこでも手に入るようになりました。ニンニクとにらの中間のような強い香りが特徴的。野菜炒めに入れて頂きました。
なんとなく昔の方が臭いも味も強かった気が・・・
・フキノトウ
さすがにもう遅すぎますが、フキミソにして頂きました。
甘めのみそと苦いフキノトウはお酒のアテにぴったりです。
花が咲くと味が落ちるのでつぼみのうちか開花直前の早めに収穫する必要があります。どこにでも生えてくる早春の味。
・ウルイ
30~50cmくらいの大き目な山菜。味にクセはなく、ちょっと粘り気とシャキシャキとした食感。
自分は最近になって存在を知りました。おひたしにしてマヨネーズで頂きました。サラダ感覚。
・ノビル
エシャロットと見た目がにていますが、別物のようです。
ゆでて酢味噌で頂きました。鮮烈な香りが特徴的。あぜ道によく自生しています。
・フキ
あまり山菜のイメージがないですが、念のため。
・姫竹
これは今年は頂いてませんが、参考までに。
昨年栄村の道の駅にて鯖缶と一緒に煮込んだ姫竹の味噌汁を頂き、美味しかったので買って帰り、皮ごと炙って食べたりしました。雪深い北信濃の山菜です。
これは今年は頂いてませんが、参考までに。
昨年栄村の道の駅にて鯖缶と一緒に煮込んだ姫竹の味噌汁を頂き、美味しかったので買って帰り、皮ごと炙って食べたりしました。雪深い北信濃の山菜です。
・ワサビの花
早春に居酒屋でおひたしとして頂きました。ほとんどがワサビ畑由来(養殖物)なので厳密には山菜ではないのでしょうか?自分で作ると中々ツンとくる辛みを出すのが難しいみたいです。
他にもナズナやセリ、ヨモギやツクシなんかも山菜にはいるかもしれません。ちょっと書いていて山菜の境界線や品目にキリがなくなりそうなので、この辺で終わりにしておきます。
メジャーからマイナーまでいろいろありますが、こうしてみると山の幸も海に負けず劣らずと言ったところでしょうか?
以前秋田へ行った際は『ミズ』なる山菜が当たり前に流通していましたし、まだまだ認知度の低い山菜を色々と探して食べるのもまた一興かもしれませんバイクで出かける理由になります
ただ、どうしても時期的の縛りがあるのは仕方ないと思って頂いた方がよさそうです。
旬のその土地の物を頂くというのも当たり前の事ではありますが、贅沢な話であると再確認することが出来ます。
今日も帰ったらワラビのお浸しにカツオブシと醤油をかけ、土地の恵みに感謝したいと思います。
(大輪 武司)
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