2015年1月22日木曜日

例)このアジェンダのコンセンサスは誰マターで進行しているの?

先週に引き続き本日も雪の木曜日を迎えております。
今回もいわゆる『ボタ(ぼたん)雪』なので、
午後には既に溶け始め、足元がグチャグチャな状況です。


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さて、先日頂いた資料などに目を通していたところ、面白い記事があったのでご紹介。
タイトルは
「イラッ!なぜか鼻につくビジネス用語ランキング」です(原文→コチラ
早速結果から申しますと・・・

1位:Win-Win(ウィンウィン)/両者にとって都合がいいこと
2位:リスケ/予定の日時変更
3位:ベストエフォート/最大の結果を得られるよう努力すること

以下
・ASAP(=as soon as posible)/出来るだけ早く
・アグリー/同意する
・アジェンダ/実施すべき計画、協議事項
・オポチュニティ/営業案件
・オンスケ(=on schedule)/計画通りに
・エビデンス/証拠
・バジェット/予算
・コンセンサス/周囲の同意



・・・と続きます。

まぁ実生活で聞いたことあるのはウィンウィンとアジェンダ、コンセンサス位ですかね。
他にもビジネス用語かは知りませんが、『ニッチ』『コミット』『オミット』『オマージュ』『スキーム』『デフォ』などもたまに耳にします。

会話の中にたまに出てくるくらいなら気にしませんし、自分も意識せず使ってしまっている可能性もありますが、こういった言葉を連発する人は確かに鼻につくかもしれません。


『俺って難しい横文字も使いこなしちゃうんだぜ~』

と言った上から目線の浅はかなイメージが他人に不快感を与えると同時に、言葉の意味が伝わらなければ本末転倒ともいえます。



翻って専門用語を駆使する機会が多い私たち医療業界においても、
エンドユーザーである患者にしっかりと意味が伝わなければ、それは医療従事者の自己満足にすぎません。

『俺って難しい専門用語もつかいこなしちゃうんだぜ~』

と言った服薬指導で患者さんを不快にさせないよう他山の石とし、
わかりやすい丁寧な説明を心掛けるよう気を付けたいと思います。
(大輪 武司)

2015年1月20日火曜日

⇒⇒異常行動⇒⇒

昨日のニュースで知りましたが、松本病院でインフルエンザの集団院内感染があり、二名の方が亡くなりました。
参考記事⇒朝日新聞デジタル



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近くの病院につき、ウチの薬局にも患者さんが見えられますので伺ってみると、
現在は手指消毒の徹底や入院患者への面会制限、スタッフのタミフル(?)予防投与などの厳重な対策が行われているみたいです。

それにしても40代でワクチン接種済の方も亡くなるとは、正直驚きました。
インフルエンザ脳症で大人が発症するのもレアケースとは思いますが、医療関係者であっても油断は大敵であることを再度認識させられました。



ところで、インフルエンザ脳症の症状としてよく知られている事の一つに、
「異常行動」というものがあります。
具体的には?と言うと以下のような内容になります。

・突然走り出す・飛び降りる
・おびえる・恐怖状態・叫ぶ
・幻視
・うわごとを言う
・意味不明な動作を繰り返す


厚生労働省のデータによると、こういった異常行動は眠りから覚めて突然生じるケースが多いようです。
ゆっくり休んでいると思っても目を離さないよう注意が必要となります。
また、上記のような症状が発現した場合は入院にて経過を見る必要性が高いので、すぐに医療機関に連絡するようにしてください。

また、
・好発年齢は10歳前後。
・女性より男性の方が2倍以上なりやすい。
・発熱後1~2日目が最も危険。
・服用薬剤による発症の有意差はない(解熱剤はカロナール推奨)

といった事がわかっています。
好発条件に該当する方はより注意が必要となります。



まだまだ各地で猛威を振るうインフルエンザですが、
こういった症状が発現する可能性がある、という事を頭の片隅に置いておけば、
いざと言う時に迅速な対応につながる可能性もあります。
今後はB型にも徐々にシフトしていきますので、引き続き予防にも注意し、気を付けましょう。
(大輪 武司)






2015年1月15日木曜日

しんしんと・・・

本日は雪が降り積もっています。
今のところ今シーズン一番の降雪で、
本日は3回ほどショッピングセンターの周りを雪かきに追われました。


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しかしまぁ昨年の事を思えば、この程度ならまだまだ余裕があります。
おかげさま(?)で今シーズンはスコップも常に車に積み、万全の準備をしております。

備えあれば憂いなしという事で思いつくのが、やはり災害です。
明日1/17は阪神・淡路大震災からちょうど20年と言う節目の年を迎えます。


当時ボランティアに行った際は避難所となった学校に寝泊まりし、
焼け野原となった町の中で薪割りや食料の配布などを行っていました。
都市直下型の地震となった阪神・淡路大震災では、多くの人が炎に飲まれ命を失いました


その中でも印象的だった光景があります。
ボロボロとなってしまったアーケードの中で、「復興」の文字を大きく掲げた商店が営業を再開していたことです。


住むところを失い、非日常で不安な毎日を送る中で、
こうした商店が営業を再開することは多くの人の希望となった事と思われます。



そしてあれから20年です。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とならぬよう、今一度身の備えを確認しておきたいところです。
(大輪 武司)

2015年1月13日火曜日

遅くなりましたが・・・

あけましておめでとうございます。
本年も当薬局及びブログをよろしくお願いいたします。


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本当に遅くの挨拶となりました。申し訳ございません。
お正月は遠く過去となったような思いがありますが、今シーズンはとにかくインフルエンザが猛威を振るっていました。現在もふるっていますよ

長野県のインフルエンザ患者集団発生数の推移です
参照)長野県公式HP


夜間急病センターでは、例年ピークで70~80人/日くらいとなりますが、
今シーズンは130台を筆頭に、100人越えの日が続く大混雑の年末年始となりました。

駐車場は有名アウトレットのごとく車が出入りし、
待合室は繁盛しているラーメン屋のごとく立って並ぶ人たちで溢れ、
医療スタッフは駅伝の選手のごとく走り回っておりました。



夜間急病以外にも、当番だった医院さんでは4~6時間待ちだったり、
1日で160人の患者さんが殺到したところもあったそうです。
一方、薬の卸会社では年末年始の備蓄の薬が底を突いたり、配送がパンクしたりと、こちらもおおわらわだったようです。
これを借りたかったです



そんな激務が続く折り、しっかりともらうものをもらってしまったようで、
今年は年明け早々39.5℃の発熱で戦線離脱を余儀なくされました・・・。
潜伏期間からして1/1勤務の際にインフルエンザ(A)感染でしょう。

ワクチン接種今年はハズレとの噂もありますが・・・、マスク着用、手指の消毒、帰宅後のお風呂、と予防対策は行っていたのですが、お正月の(遊び)疲れなどで免疫が低下していた可能性もあります。
幸いにして今ではすっかり問題なく、おかげさまでワクチンより強固な免疫を獲得することが出来ました。

「何事も油断することなかれ」
と今年早々に下知を頂いた思いです。

新年一発目の内容がちょっと幸先悪いですが、皆々様におかれましてもまだまだ流行は続いておりますので、十二分にお気を付け頂くようお願いし、改めて本年もよろしくお願いいたします。

(大輪 武司)