長雨から一転、秋の行楽日和となりました。
爽やかな気候の中、紅葉や新そば、キノコなどを求め週末は夏のリベンジのようにどこも非常に混みあっています。
特に上高地やビーナスライン、志賀草津道路や岡谷JCT近隣は時間帯によっては地獄です。
それなりの時間的余裕と覚悟をもって挑むようにしましょう。
さて、報道等でもご存じかも知れませんが、令和9年3月1日よりOTC類似薬の薬剤給付の見直しが始まります。
これは、市販薬で代替可能な77成分1042品目について、薬剤費の1/4自己負担額が増える仕組みとなり、現在の長期収載品における先発品使用時の選定療養費と同じようなシステムとなっています。(長期収載品選定療養同様、今後対象成分数は増え、自己負担額割合も増えると思われます。)
しかしながら前者における先発品選択時の追加費用は非課税、後者では課税対象とわかれるようであり(*執筆現在審議中)、薬局における支払いでの混乱が予想されます。
また、例外対象として小児やがん、難病患者や特定疾患などがあり、医療機関側でも複雑化する制度への理解が進んでいないのが現状です。
以上より来年の3月から何が起きるか想像すると・・・
医師「今回より処方内容を変更して、OTC類似薬ではなくてもっと新しいお薬にしました」
患者「今までのお薬でよかったんですけど・・・」
医師「制度が変わって(*よくわからないので・・・とは言えない)今までのお薬だと自己負担が高くなってしまうので、もっと新しくてOTCにはまだない成分のお薬の方がおすすめですよ。」
患者「わかりました。先生がそう言うならそちらで試してみます。」
という流れとなり、結果的にOTC類似薬は選ばれず、
より薬価の高い新しい薬に誘導されます。これがいわゆる『制度の骨抜き』です。
以上により当初維新の会により期待されていた医療費の削減は、逆に医療費を増大させ、おまけとして現場作業の複雑化をさせるだけとなる可能性が否定できません。
保険薬局である限り、決定された制度の履行及びエンドユーザーである患者への説明は現場に一任されます。現場は変革を嫌い、異議を申し立てるのは世の常ではありますが、今回の制度設計は素人ながら大丈夫かな?と心配しています。
(大輪 武司)











