2022年1月4日火曜日

虎穴に入らずんば虎子を得ず

 あけましておめでとうございます。

本年も皆様方のご健勝とご多幸を祈念し、またその一助を担えるよう、

ダイリン薬局スタッフ一同邁進して参りますので、何とぞよろしくお願い致します。


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当地では寒中の只中において年は明け、-10℃の中2022年を迎えました。

雪が積もらないだけ他地域に比べてまだましではありますが、

初日の出に照らされながら、凍った車のドアを豪快にバキバキ音を立てて開けるのは、

中々感慨深いものがあります(エモい)






さて、本年は2年に一度の診療報酬改定があります。

毎度のことではありますが、今一度業務の見直しや、方向性の確認等対応が必要となる事は間違いありません。オンラインやリフィル、電子処方箋(2023~)など、これから少しずつ詳細が判明してくるかと思われます。


また、懸念事項として新型コロナウイルス感染症の動向や医薬品供給不安の長期化も挙げられますが、こちらは一薬局でどうのこうのなるようなレベルを超えています。その時々の状況を見定めつつも、なるようにしかなりません。

ひとまずワクチンの3回目接種は確実ですので、充填や受付等の機会は再びやってくるでしょう。


そういえば細かいところで認定薬剤師研修を管理するのPECSの運用スタートも4月から開始します(多分)

加算要件にも関わる制度であるので、主催・受講者どちらにも使いやすくなっている事を切に願います。




こうして見ると今年は何となく明るい話題に乏しい気もします。

昨年は薬局の倒産件数が過去最多を大幅に更新したそうですが、

まさしく寒風吹きすさぶ中々世知辛い世の中です。


羅列したトピックで目立つのは「デジタル化」に関する事項ですが、これは世相を反映しての事なので、積極的に取り組む必要があると思われます。

ーーータブレット一つで仕事をする凄腕フリー薬剤師登場!(在宅勤務)ーーー

なんて日も来るかもしれません。

(大輪 武司)






2021年12月2日木曜日

年末年始のお知らせ

 師走の寒さが骨身に染みるようになってきました。

寒さとともにやってきたオミクロン株の世界的流行が、

年末年始で拡散されることが予想されます。

自分自身や周囲の大切な人を守るためにも、

今一度個々人での感染症対策を見直す必要があるかもしれません。



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さて、話はガラッと変わりまして年末年始のお知らせです。

当薬局の年末年始の店休日ですが、

12/30(木)~1/3(月)となります。

また、合わせまして1/1(土)はショッピングセンターGAZA全館お休みとなりますので、

ご了承ください。


また、しおじり元気応援券の取扱期限が1/10(月)と迫ってきております。

1000円の共通券並びに500円の地域応援券どちらも取り扱い可能となっておりますので、

使い残しのないよう、お早目のご利用をお待ちしております。



本年も残すところ僅かとなりました。

この一年間も皆様に支えられての事と感謝申し上げます。

このご恩を利用者様ならびに地域や社会に還元すべく、スタッフ一同邁進して参ります。

引き続き来年も変わらぬご愛顧、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。




(大輪 武司)










2021年11月16日火曜日

理想と現実

里の落葉も進み、晩秋から初冬への移り変わりを山の彩りで感じる今日この頃です。
「どうせ雪降らないだろうけど、タイヤ交換しないとな~」という会話があちこちから聞こえてきそうです。




さて、マイナンバーカードによる保険証運用(オンライン資格確認)が10/20より本格稼働致しました。
ちょっと前の事になりますが、当日は全国ニュースなどでも広く紹介された記憶があります。

当薬局でも対応機器を設置し、運用を開始していますが、
今の所(約1ヶ月)利用者はゼロと予想通りの状況となっております。

そもそも薬局において保険証を提示する機会自体が少ないので、
わざわざマイナンバーカードを提示するメリットがないのが現状です。


・・・まぁネガティブな話はいくらでも出てくると思うので割愛させて頂きますが、
薬局として(というか個人的に)オンライン資格確認に期待する事も挙げてみようかと思います。

①電子処方箋解禁時の受け皿としての運用
今後電子処方箋に移行するにあたり、患者同意や薬剤師の資格確認等については当該機器やシステムでの運用が予想されます。電子処方箋を受け付けるのも読み取るにも必要となる可能性があります。

②公費情報の付帯
現在はオンライン資格確認では主保険のみしか対応していませんが、煩雑な公費情報を上乗せすることにより、受給者証や管理票の提示、調剤券請求などが省かれることが期待されます。

③検査値や併用薬剤等ヘルスデータの活用
現在は本人同意の下、特定検診と処方薬剤の記録は共有されますが、
今後共有範囲を拡充することにより情報の一元化と双方向性の情報共有が可能となります。
現在も在宅分野を中心に様々な情報共有ツールが乱立していますが、これにより1本化できると薬局としては非常に助かります。




以上思いつくことを書き連ねましたが、
オンライン資格確認もまだまだ始まったばかりで、課題は山積しています。
患者側にも医療機関側にも利用する方々のメリットをしっかりと提示して、過去の遺物にならないように取り組んで頂きたいと思います。
(大輪 武司)



2021年10月12日火曜日

Dr.AI

今年は長袖を着なくてもいけるんじゃないか?

と思うほど季節の進み方がゆっくりに感じられます。

しかしながら山々の色づきは、遅くはありますが明確に秋の訪れを知らせてくれます。

そろそろ各地の温泉巡りに思いを馳せたい今日この頃です。




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さて、突然ですが皆さんは「医療用アプリ」と言う言葉をご存じでしょうか?




全国紙等でも度々紙面に掲載されていますので、名前くらいは聞いた事があるという方も多いかと思います。

具体的には、医師の処方により検査値等のデータと共に患者のスマホにインストールして利用するものになります。

アプリを介した情報共有や、AIによる適切なタイミングでの生活指導のコーチングにより、能動的な治療を継続し、高い効果を期待できる代物です。

日本では現在ニコチン依存症において先行して開発が進んでいて、12月には公的保険での運用が予定されています。

海外ではさらに糖尿病や高血圧などの生活習慣病においても保険適用下で活用され、薬の減量などの成果を上げています。


ではここで、この「医療用アプリ」のメリット・デメリットを考えてみましょう。

1)メリット

①安い:医薬品や医療機器に比べ開発・運用費用は低く、効果に対しコスパに優れます。

②安全:医薬品や医療機器のように副作用を生じるリスクは極めて低いです。

③持続的:能動的な治療を教育的に実施するものなので、継続性・定着性が高いです。

④時短:受診しなくても情報を共有できたり、アドバイスを受ける事が出来る。


2)デメリット

①スマホの操作に慣れていない人には100%の効果を発揮できません。

②基本的には本人のモチベーション向上を目的としているので、能動的に取り組めない人には向きません。

③対応できる疾患が限定されます。

などなど・・・



将来的には体重計や活動量計等のデバイスや、果ては体内留置モニターなどとリンクして、よりきめ細かい指導による臨床成績の向上につながる可能性もあります。

まだまだ新しい分野にはなりますが、医薬品・医療機器に続く第3の治療方法としてさらなる発展と普及が注目されています。


(大輪 武司)



2021年9月7日火曜日

H₂SO₄

朝晩の肌寒さが季節の変わり目を知らせてくれる今日この頃です。

秋の訪れを肌でなく鼻で感じる方も多く、ブタクサ、ヨモギ、カモガヤなどにアレルギーがある方は秋の花粉症シーズンインとして、対応が必要な時期になってきています。



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さて、先日硫酸を用いた犯行が世間を騒がせました。

その際「薬局で硫酸買えるの?大丈夫??」と言った話題も挙がっていましたので、

その辺を簡単に説明したいと思います。


まず薬局で扱う硫酸ですが、基本的に劇物に指定されており、

その施設許可を得た薬局であれば販売(譲渡)可能です。

ただし、販売(譲渡)にあたり購入者(譲受者)の氏名・住所・職業の記入及び印鑑が必要となり、5年間保存が義務付けられています。

また、18歳未満や薬物乱用者等については販売(譲渡)できません。


次に、薬局にもよるでしょうが、毒劇物の販売頻度はそう多くはないと思われます。

昔は農薬や自家製石けんづくり等で毒劇物がちょこちょこ出ていた時期もあったそうですが、当薬局でも今はほとんど動きがないのが現状です。

そういった理由により、劇物を常備している薬局は極めて稀ですので、基本的にはお取り寄せでの対応となります。

結果として大量購入や頻繁に購入する人は珍しく、

まず覚えられていると思ってよいかと思います。


以上の事よりどこまで有効なのかは定かではありませんが、

薬局での毒劇物入手に関してはそれなりのハードルはあるかと思われます。

加えて、不定期に警察から不審な毒劇物購入者に関する販売の注意・指導もあります。






今回の犯行で使われたのは希硫酸で、どうやらバッテリー液が用いられたそうです。

入手経路は薬局ではないようですが、以前の京都アニメーション放火殺人事件でのガソリン規制強化を鑑みると、これを機に毒劇物も規制強化となる可能性はゼロではありません。


こういった事件が起きる度に規制が強化されのも仕方がない事かもしれませんが、

一番わりを食うのは本来必要である人達というのも、どうにもスッキリしない気分です。

(大輪 武司)













2021年8月9日月曜日

現場の声

すったもんだありましたが、オリンピックの熱狂も過ぎ去りました。
残されたトピックはコロナ感染となり、テレビの報道もそちらに踵を返すことでしょう。


さて、医療業界でのトピックと言えば、
コロナ感染症、コロナワクチンの他にもう一つ「医薬品供給の不安定化」
が挙げられるかと思われます。

かつて東日本大震災などの災害時には様々な医薬品の供給が危ぶまれましたが、
ここまで広範に影響が出ているのは、私には初めての経験です。
卸業者に頼めばすぐ納品されていた
今までの状況に戻るのは一体いつになるんでしょう?
それまでは綱渡りの対物業務が続きます。

一薬局として自衛のためできる事としては
在庫数量を増やしたり、実績を作るため他メーカーの医薬品も揃えておく、
と言った対応くらいです。
しかしながら、上記の対応は広域で更なる医薬品供給の不安定化に拍車をかける行為でもあり、回りまわって自らの首を絞める事になります。



発端は「小林化工」や「日医工」によるものかもしれませんが、
以前から出荷調整ドミノ(*ドミノ倒し的に出荷調整が連鎖する事:大輪造語)
は問題視されており、今回は先発品企業も含め対象医薬品も膨大です。

今の所行政対応は製薬業者への罰則規定強化のみですが、
新規収載医薬品のみが対象であり、根本的な解決へ向かう気がしません。
次回調剤報酬改定も既定路線のまま進みそうな雰囲気で、
負担増しかない現場のモチベーションは下がる一方です。

先発メーカーも後発メーカーも新規収載医薬品販売しばらく延期して、
既存医薬品の安定供給に注力でもしてくれないかなー、
と思う今日この頃です。
(大輪 武司)




2021年7月8日木曜日

慣れ と 馴れ

この度の豪雨災害により被害に遭われた皆様に、
心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。


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雨は恵みにもなりますが、時として牙をむくこともあります。
「50年に1度」「観測史上最高」「今までに経験のない」と言う言葉も、
毎年のように日本のどこかで発生しているのが現状です。


数多の災害報道に触れすぎたせいか、
どこか遠くの出来事であり自分とは関係ないようにすら感じてしまいます。
一言でまとめると「異常気象の常態化による感覚麻痺」でしょうか。



これと同じことがコロナ禍の現在の状況にも当てはまる気がします。
社会の雰囲気は「またいつもの緊急事態宣言か」となり、
生活様式の変化につながらず、期待された効果を望めません。

しかしながら災害時の被災者同様に、感染者も口にするのは同じ言葉です。

「まさか自分が」

毎日の報道により鈍化しているだけであり、
災害もコロナもどこかに消えてしまったわけではありません。
自身を含め、引き続き油断せずに対応していきたいと思います。







(大輪 武司)