2014年8月28日木曜日

from 北半球

残暑という残暑もなく、今朝は肌寒い朝を迎えました。

ここ例年は9月いっぱいくらいまで30度近くの暑さが残り、一気に冬に向かっていく傾向があったために、今年の天候は皆が特異に思っていることと思われます。



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そんな中、どうやらウチの社長が南の島でバカンスを過ごしてきたようで、先日帰国しました。
「天国に一番近い島」

と言えばピンとくる方も多いでしょう。
現地でのマラソン大会参加を含め1週間ほど優雅な休暇となったようです。



・・・というわけでその穴を埋めるべく、他スタッフは一同お盆返上で頑張っておりました。

涼しくなったら、振替のお休みでまたどこか遠くへ行きたいところですね~~



以上ボヤキで失礼しました。
(大輪 武司)






2014年8月24日日曜日

猪突猛進

突然ですが、38.4兆円もらったら何をしましょう?
仮に人生85年とすると、1日で12億円使ってもまだおつりが来ますちなみに1秒で1万4千円です

毎日高級ホテルのスイートに泊まり、プライベートジェットや豪華クルージングなど贅の限りを尽くしたとしても、到底個人で使い切ることはできないでしょう。

贅の限り(一例)


しかしながら日本の医療費としてみるとどうやらこの額でも1年間もたないようで、さらに膨張を続けています。
当然ながら支出削減をすべく医療業界にも様々なメスが入ります。

例えば後発医薬品
例えば混合診療解禁
例えば保険料率・自己負担金増額
例えば入院費用削減のための在宅推進
例えば診療報酬マイナス改定
例えばセルフメディケーションの推進
・・・・

勿論全てが医療費抑制だけを考慮した施策ではありませんが、重要な要因となっているのも事実だと思われます。



そんな中、また新たな施策が推進されます。




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市販薬2万5千円超で税控除検討 政府、受診抑制狙い

2014年8月22日 02時00分 (2014年8月22日 02時04分 更新)

 

 医師の処方箋がなくても薬局やドラッグストアで買える一般用医薬品について、政府が新たな税控除の対象とするよう検討していることが21日、分かった。購入費が年間2万5千円を超えた場合に、超過分を所得から控除するとし、厚生労働省は2015年度の税制改正要望に盛り込む。
 一般用医薬品を購入しやすくすることで受診を少なくし、医療費抑制につなげるのが狙い。ただ現行の医療費控除の圧縮につながる可能性もあり、年末の税制改正に向け、政府内で調整する。
 現在は、医療費の自己負担分が世帯当たり原則で年間10万円超の分が所得から差し引かれるが、一般用のみの控除枠を新たに設ける。


本文⇒http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20140822/Kyodo_BR_MN2014082101001671.html




軽傷例はまず市販薬で対処し、それでも改善が見られなければ診療所に受診する。という流れを構築し、医療費の抑制につなげたい政府の思惑があります。
もしかしたら風邪薬の保険外しの皮切りとなる可能性も・・・


勿論セルフメディケーションの推進は薬局としても応援すべき内容なのですが、今回の税制控除は「なんだかな~」という感想です。


現場の手続き等を考慮すると、わざわざ新しい物をこれみよがしのトピックとして作らなくても、既存の医療費控除のハードルを下げた方が良いのではないかと思います。

諸所の関係機関との調整等もあり、パフォーマンス的な事も必要なのかもしれません。
が、現場としてはそれよりもスイッチOTCの拡充による、取扱い可能なカテゴリーが増えてくれた方が患者の健康に寄与することが出来るような気がします。




まだまだ様々な問題が山積している状況だと思われますが、現場としては基本に忠実に、一歩一歩前に進んでいくよう実践するのみです。
(大輪 武司)






 

2014年8月19日火曜日

七変化

ふたを開けてみれば、エルニーニョはともかくの冷夏傾向でお盆も過ぎました。
夏前半でパワーを使い果たしたのかもしれませんが、秋へ向けて朝晩は肌寒さを感じる今日この頃です。



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さて、話は少し前に遡ります。
いつものように夜間急病の駐車場に車をとめて、さぁ出勤というところで見える松本城。
普段は夜空にライトアップされたお城が、黒と白のコントラストで浮かび上がっている勇姿を望む事が出来ます。

・・・が、当日はまさかのピンク色。
思わず二度見してしまいます。

当日は時間もなく、『?』な頭のまま業務を行っていましたが、後日何があったかを調べてみると・・・
 
 
どうやら乳がん啓発のキャンペーンだったようですね。
「ピンクリボンキャンペーン」詳細はこちら⇒http://lavieen2001.net/
 
そんでもって他にも色々なライトアップキャンペーンがあることを知りました。
毎年11月に行われる糖尿病予防啓発キャンペーン
 
経産省の自然エネルギー啓発キャンペーン「グリーンエネルギー・クリスマス
 
 
児童虐待防止推進月間のオレンジリボンキャンペーン
 
 
D-K デジタル掛け軸ライブイベント
 
 中々色鮮やかで面白いですね。
 
普段見慣れているものも光の力でこうも印象が変わるのか、と驚きます。 
次は流行りのプロジェクション・マッピンングでしょうか?
是非期待したいところです。
(大輪 武司)


2014年8月15日金曜日

盆模様

既にUターンラッシュが始まっているそうですが、帰省される側が多いここ当地においてはあまり関心ごとではないかもしれません。
お盆の中日として、ゆっくりとテレビで観戦する甲子園の方が気になるところでしょうか?



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さて、昨日の8/14に毎年恒例となりました『第37回短歌の里歩行者天国広丘の夏祭り』が行われました。
心配された雨も止み、多くの人で賑わっていました。
一地方の小さな田舎の商店街で行われるイベントですが、地元の人たちが全て手作りで一からつくりあげたイベントです。
専門業者の屋台はなく、出店も全て地元の人。派手さはないですがオリジナリティに溢れ、地元の人たちとの交流を促進しています。

そんな中、昨年に続き自分も手作り屋台の「くじ引き」で奮闘していました。
計画・仕入れなどの一番大変なところは先輩方の腕の見せ所でしたので、若輩者の自分は準備・当日業務・片づけの現場業務を皆さんと一緒に行っておりました。
最近はアコギなくじ屋台が多いようですが、一つ一つ景品をカウントしてその分のくじを制作しましたのでウソ・偽りなしの空くじなしですそのかわり最初に目玉景品を持って行かれると辛いですが・・・
嵐のように忙しい一晩で、大体600回転くらいしたでしょうか。おかげさまで最後にはほぼ売り切れ閉店となりました。

他にもゲームコーナーでは金魚すくい、射的、ボウガン、スーパーボールすくい、水風船(ボンボン)すくいなどの屋台が並んでいましたが、どこも大盛況でほぼ完売閉店となりました。

くじ引きで思わぬ景品をゲットした時の子供の驚きと喜びの笑顔が印象的でした。
子供が笑うと周りの大人も笑います。やっぱり子供は家族のムードメーカーですね。

もちろん売り上げも重要ではありますが、こういったイベントなどを通して地元がもっと明るくなれば苦労が報われることと思います。
気が早いですが、来年も雨が降りませんように。
(大輪 武司)

2014年8月8日金曜日

Revolution

このブログを書いている今も、お店の外はシトシトと雨模様です。
どうやら週末にかけて台風11号は列島を横断し、各地で予定されている夏休みイベントにも影響が出そうな状況です。

ここいらでも、毎年恒例になってきましたススキ川花火大会が8/10の日曜日に予定されていますが、はてさてどうなることやら・・・
ちょっと去年の諏訪湖花火大会の惨事が頭をよぎりますね。



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さてさて、こう天気が良くないと中々バイクでお出かけというわけには行きません。結果的に直撃することは多々ありますが・・・
そんな欲求不満を解消すべく色々ネットサーフィンをしていると、ちょっと面白い物を発見しましたのでご紹介します。
はい、一見すると普通のヘルメットです。
Skully P1」と呼ばれる現在開発中のアメリカ製ヘルメットなのですが、その機能が注目されます。
バイザー部にヘッドアップディスプレイが内蔵され、さらにAR(拡張現実)や音声認識技術を搭載。これによりヘルメット内部に車輌後方画像やナビ、音楽や電話、カメラやビデオ機能なども音声で操作可能です。
イメージ画像です
 
これが実現すれば、両手がほぼふさがっているライダーにはうれしい機能が満載となります。
特にロングツーリングにはもってこいですね。
現在こちらも開発中のグーグルグラス。これのヘルメット版のようなイメージでしょうか?
 
・・・が、
 
バッテリーによる連続稼働時間、重量、金額、バイザーが曇った時の対応、防水性、耐久性、日本語版、盗難対策etc...
まだまだ検討すべき課題は盛りだくさんだと思われます。
 
現時点で開発中につきどのような形で市販化されるか気になるところですが、未来の道具への期待感でお腹が膨れます。
 
ついでに雨の中でも楽しく快適にバイクに乗れるようなギアも開発してもらえませんかね~。
(大輪 武司)
 
 

2014年8月5日火曜日

ファッションモンスター

思い起こせば昨年の今頃です。
手足口病の流行により夜間急病センターも多くの患者が訪れました。
比較的症状が激しく出るため、髄膜炎まで進行してしまったケースも多かった、と二次病院の医師から話を聞いた覚えがあります。

また、妊婦さんに大いなる不安を与えた風疹ですが、今年は昨年の20~30分の1のペースで落ち着いています。ワクチンなどによる防疫が進んだ成果・・・なのかもしれません。



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そんでもって今年の流行は?と言いますと。
『ヘルパンギーナ』です。
夏休みに入り、関東で流行していたこの病気が徐々に松本地域にも流行しつつあります。
概要を申しますと、ヘルパンギーナは5歳以下の小児を中心に、2~4日の潜伏期間を経て症状が現れます。
具体的な症状としては、高熱・喉の奥の水疱(←特徴的症状)で、基本的には対症療法となり特効薬などは存在しません。
解熱剤などを用いて発熱をコントロールし、後はゆっくり寝て自身の体が直してくれるのを
待ちましょう。





・・・そういえばもう一つ流行しているのが
『エボラ出血熱』です。
ニュースなどでも報じられているので皆さんご存知かと思いますが、致死率が極めて高い感染症です。
アウトブレイクでのパニックをモチーフとした映画のモデルに良く使われる感染症でもあります。



昨年新型鳥インフルエンザの流行が危惧された際も、急病センターにも中国・東南アジア帰りで体調不良を訴えた方が何人か来院され緊張した記憶があります。
田舎の一診療施設にすぎませんが、今や世界はグローバルで身近なものとなり、パンデミックの一端を担う危険性を常にはらんでいます。対岸の火事ではありません。

幸いにして(?)エボラに関しては空気感染ではないようですが、現在も流行の拡大に歯止めがかかっていないのが現状です。ちょっとヒヤヒヤしています。




流行が過ぎたものもあれば、今まさに流行しているものもあります。
入れ代わり立ち代わりでなんらかの感染症は流行していると考えてよいでしょう。
大人ももちろんですが、特に免疫が未発達な小児においては感染症予防の基本である『うがい・手洗い』が有効です。

今更ながらの情報かもしれませんが、「予防に勝る治療なし」です。
良い癖をつけて不要な罹患を防ぎましょう。
(大輪 武司)