2015年2月23日月曜日

苦笑

この週末は久々にスキー場へ出向きました。
1年ぶりのスノーボードを楽しませて頂きましたが、そのリバウンドがしっかり今日に響いています。

技術的にもこれ以上の向上は見込めないので、
けがをしない程度に現状維持といったところでしょうか。

それでも非日常を味わい、旧友を深めリフレッシュすることができました。



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突然ですが川柳をいくつか。



「ありのまま 食欲のままに 雪だるま」
「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」
「増えていく 暗証番号 減る記憶」
「気付いてよ 既読スルーも 返事なの」
・・・



第28回サラリーマン川柳の入選作品が発表されました。
上記作品はその一例です。

さすが流行や時事ネタが盛り込まれています。

毎年恒例のようですが、今回入選の100作品の中から投票により、順位が決定されます。
ちなみに投票用公式サイトはコチラ

ちなみに去年の第27回の大賞作品はというと・・・

「うちの嫁 後ろ姿は ふなっしー」



色々とサラリーマンの悲哀に共感するものがあります。
そのうちシルバー川柳に移行するかもしれませんが・・・
(大輪 武司)

2015年2月21日土曜日

働くお花

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ダイリン薬局におきまして、しばらく製作者さんの都合により休止していた造花(光触媒など)の委託販売を再開しました!

これからの時期、歓送迎などでお花があれば華やかになるなぁ、という機会も増えてきます。
枯れないお花を飾ると、光に当たって空気をきれいしにしてくれる機能つき!
予算とイメージに合わせて簡単なオーダーメイドも可能です。

店頭の一角が華やかになりました

贈答用やお部屋のインテリアにピッタリですので、ご注文・お問い合わせはダイリン薬局までお申し付けください。
おまけのニンニクシスターズ

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今回はこれにて~、
(大輪 武司)



2015年2月16日月曜日

くしゃみ連発春近し

関東・関西地方では例年通りスギ花粉が舞い始め、春の足音と共に花粉症の方には憂鬱な時期の始まりとなりました。

花粉飛散予想につきましては、長野県では前年比168%、例年比でも125%との事で比較的多めの飛散となりそうです。
毎年花粉症がひどく出るような方は、県内において本格飛散が始まる今のうちから内服薬開始や目薬、点鼻薬、マスクなどの準備を整えましょう。


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ちなみにこの時期はダイリン薬局店頭にて松本地域の花粉飛散状況を張り出しております。

元データは松本の合同庁舎内にある保険福祉事務所が観測しているもの(⇒コチラ)になりますが、ダーラム型花粉捕集器や染色されたスギ花粉を見ると、私事ながら大学時代の研究室を懐かしくも思い出します。
〈ダーラム型花粉捕集器〉
真ん中にプレパラートを配置し、毎朝回収し、花粉数を光学顕微鏡にて計測します



体感としてインフルエンザ(A)も落ち着いてきた様相がありますが、これからは花粉症と共にB型のインフルエンザも流行してきます。

共に対策をすることで症状を和らげたり発症を抑えたりすることが可能な疾患となりますので、しっかりと準備と対策、予防に注意しましょう。
(大輪 武司)



2015年2月10日火曜日

全にして個 個にして全

暦の上では立春を過ぎ、春の訪れを待つ時期ではありますが、
昨今の大寒波でここいらも-10℃前後の凍える日々が続いております。

まぁ去年の異常な大雪に比べれば・・・、
と思うと少しは気が紛れるものの、もうしばらくの辛抱が必要そうです。



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さて、最近巷を騒がしている某チェーン薬局の不正請求のニュースについてです。
原文はコチラ⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150210-00000008-asahi-soci


前回のパターンで要約すると・・・
『忙しくて人手が足りなかったから、薬のカルテ書かずに“書いた”って嘘ついて報酬もらっちゃった(テヘペロ)』


こんな感じでしょうか?



今回の事件について同業者として色々と思う事はあります。
半ば推測もありますが、業界・個人・企業など原因なり影響があるとは思います。


まず企業姿勢ですが、某調剤薬局チェーンによる個別指導対策でこういった事例があるそうです。

個別指導対象決定通知到着後に、既存の管理薬剤師をその職から外し、個別指導専門の薬剤師を管理薬剤師として配置して本番に臨む、との作戦です。

もちろんこれもごく一部の話であるとは思いますが、結果として既存の管理薬剤師が甘やかされ、日常業務においても保険の事も何もわからないような薬剤師を作り上げてしまうことになります。

そもそも個別指導の意義を理解せず、営利を優先して技術的な側面だけを機械的にこなしている姿は、社会からの支持を得る事は出来ないでしょう。



さらに、現在の慢性的薬剤師不足は、店舗拡大を急ぐ企業にとって足かせとなっています。
それゆえ既存店舗は極力人員を削減し、大型店舗ですら社員は1人で後はパートや派遣なんて薬局も目にします。

結果としてブラック薬局が誕生し、そのしわ寄せとして満足に薬歴を作成する時間をとれないといった背景も考えられます(あくまで推測ですよ・・・)

もっとも薬歴管理は服薬指導に次ぐ重要な薬剤師の仕事です。それを放棄するのは個人の資質もあるかとは思いますが、薬剤師としてちょっと信じにくいです。





ただし最後にこれだけは伝えておきたいのですが、

ほとんどの薬局はちゃんと真面目に業務を遂行している。
という事です。

自分たちを擁護するわけではないですが、稀にこういった案件が出てくると、ただでさえ薬局パッシングが横行する昨今では、ここぞとばかりにつけ込まれる良い機会を与えてしまうことになります。

実際に今回の件は「調剤報酬引き下げ論」「薬学管理指導料不要論」「分業不要論」「薬剤師不要論」に飛び火しつつあります。




「あのチェーン薬局やっちまったなぁ」
と他人事と思わず、業界全体への不信感を払拭すべく、薬剤師一人一人が日々の業務に今一度真摯に向き合う必要があるのではないでしょうか?
(大輪 武司)





2015年2月3日火曜日

Root of the problem

ご存知の通り、本日2/3は節分です。

そもそも節分って何だ?と思い調べてみると・・・
2/4の立春前日を祝い、節目の日は邪気が入り込みやすいので、鬼を払うために豆を撒く。といった由来があるそうです。昔我が家では落花生を殻つきのまま投げてました・・・



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さて、先日閲覧していたニュースの中に気になる記事がありましたのでご紹介。
元記事⇒http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG31H3B_R30C15A1000000/


ぱっと概要をお伝えすると、

『子供が誤飲するから、薬もライターみたいに「チャイルドレジスタンス」機能を備えた包装にすべし。』


との事です。



うーん、個人的には賛成できない点がいくつもある内容です。
その理由として・・・


①現行のPTPシートが出しにくくなるようでは、小児より圧倒的に数が多い高齢者や身体能力が低下した患者にとって非常に使用しにくい状況になる。
②チャイルドレジスタンス機能を付加した製剤が、その分薬価に反映される恐れがある(値段が上がる)
③一包化や粉砕など薬局業務における脱包作業が困難をきたす。
④小児に汎用される散剤においては意味がない。
⑤夜間急病における誤嚥相談は、親の薬の管理に起因するものがほとんど。次点として兄の薬を間違えて弟に飲ませてしまったといった内容でこれまた効果が薄い。
⑥海外におけるバラ包装をボトルに入れるといった方法と違い、日本はPTP包装が主流なので、一概に比較できない。

米国などではこのようなボトル包装で患者の手に渡るのが主流です
フタにチャイルドレジスタンス機能(ロック)がついています。

日本の錠剤はほとんどがこういったPTPシートで包装されています。
ざっとこんなところでしょうか?
今回の動きもなんとなくメーカーからの後押しがあるような雰囲気がありますが、
後発品との差別化や薬価の上乗せを狙っての事でしょうか・・・


幼児・小児においては薬もですが、手に届くものは基本的に口や鼻、耳に入れる傾向があります。
電話相談でも、薬の誤嚥よりも「鼻にボタンを詰めてとれない」「耳におもちゃを入れてとれない」などの連絡が圧倒的に多いです。
他にも「坐薬を入れたのに熱が下がらない」⇒入れてから10分ほどしか経っていない。
「薬を出してくれないのか!」⇒寝ていれば治ります。
「乳児が吐いた」⇒ゲップをさせてあげるのを知らない。
などなど・・・

最近は核家族化や両親共働きが当たり前となり、子育ての環境も以前とは様変わりしています。
こういった状況から鑑みるに、薬の包装そのものを変えるという発想よりも、親世代への子育て教育に力を入れるべきではないでしょうか?
(大輪 武司)