参考記事⇒朝日新聞デジタル
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近くの病院につき、ウチの薬局にも患者さんが見えられますので伺ってみると、
現在は手指消毒の徹底や入院患者への面会制限、スタッフのタミフル(?)予防投与などの厳重な対策が行われているみたいです。
それにしても40代でワクチン接種済の方も亡くなるとは、正直驚きました。
インフルエンザ脳症で大人が発症するのもレアケースとは思いますが、医療関係者であっても油断は大敵であることを再度認識させられました。
ところで、インフルエンザ脳症の症状としてよく知られている事の一つに、
「異常行動」というものがあります。
具体的には?と言うと以下のような内容になります。
・突然走り出す・飛び降りる
・おびえる・恐怖状態・叫ぶ
・幻視
・うわごとを言う
・意味不明な動作を繰り返す
厚生労働省のデータによると、こういった異常行動は眠りから覚めて突然生じるケースが多いようです。
ゆっくり休んでいると思っても目を離さないよう注意が必要となります。
また、上記のような症状が発現した場合は入院にて経過を見る必要性が高いので、すぐに医療機関に連絡するようにしてください。
また、
・好発年齢は10歳前後。
・女性より男性の方が2倍以上なりやすい。
・発熱後1~2日目が最も危険。
・服用薬剤による発症の有意差はない(解熱剤はカロナール推奨)
といった事がわかっています。
好発条件に該当する方はより注意が必要となります。
まだまだ各地で猛威を振るうインフルエンザですが、
こういった症状が発現する可能性がある、という事を頭の片隅に置いておけば、
いざと言う時に迅速な対応につながる可能性もあります。
今後はB型にも徐々にシフトしていきますので、引き続き予防にも注意し、気を付けましょう。
(大輪 武司)
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