2013年7月23日火曜日

QQ救命講習会

先日夜間急病センターにて恒例となる救急救命講習会が行われました。
年に1回のペースで行われてブラッシュアップを行っているようですが、
自分にとっては初めての講習会でした。

とは言うものの、内容は皆さんも受けたことのある自動車運転教習所で習う内容に近いです。
2010年にガイドラインが変わったようで若干変化はしていますが、基本は同じです。
自分も3~4年ほど前にAED講習会を受講していますので、おさらいをするような感じもありました。


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講師の丸の内消防署の方がおっしゃるには
「救急車の到着まで全国平均で8分かかります、その8分間に行った対応で患者の生死が大きく分かれます。救急隊員がいくら頑張っても、最終的に救急救命での存命率を上げるのは皆さん方にかかっています。」
・・・なるほど、おっしゃる通りです。

幸いな事に今のところそういった救急救命を要する場面に出くわしたことはありませんが救急車には二回乗りましたが・・・万が一に備えて知識なり技術を習得し、反復して訓練する事で誰かの命を救えるかもしれません。

というわけで訓練実施です。


皆さんご存知の胸部圧迫による心臓マッサージ。
人工呼吸よりこちらが優先になります。
血液中にまだ残る酸素を脳に送るのが目的です。
小児の場合は片手で胸部圧迫を行います。
基本的な対応は成人と変わりません。
下が柔らかいベッドなどでは力が分散されてしまうので、
フローリングや畳で行うのが効果的です。


乳幼児(1歳未満)では中指と薬指の二本で圧迫します。
頭部と体の比率上、気道確保に留意する必要があります。
ちなみに小児・乳幼児への対応は初めて学びました。
 
講師の方の後に自分も3セット(1セットは胸部圧迫30回の後に人工呼吸2回)
行いましたが、汗ダラダラです。
とても一人で8分間持ちこたえるのは難しいでしょう(8分は20~24セットくらい?)
 
と言ったわけで実際の現場において、手技を行える人は多いにこしたことはありません。
救急救命講習会は各地で行われていますし、
人数が集まれば講師の方が出張してくれるそうです。
 
「いざという時に備える」必要性は東日本大震災で皆さんが感じた事だと思います。
後悔するような事のないように、出来る事はしておきたいものです。
(大輪 武司)


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