2013年7月4日木曜日

調剤IT革命

当初の空梅雨から一転、しっかりとした雨模様が続いています。
農家の人もほっと胸を撫で下ろしている所もあれば、逆に悲鳴を上げている所もあります。



さて、先日レセコンメーカーさんが薬局に見えられたので色々とお話を伺いました。
ちなみに当薬局ではPanasonicのMEDICOMを採用しています。

レセコンに追加で付帯する機能をアレコレ伺う中で、やはり(というかいまさら・・・)電子薬歴には興味があります。
私自身は当薬局で勤める以前には電子薬歴を使ったこともありますし、
新規導入にも立ち会ったこともありますので、運用について少しはわかるつもりです。

メリットとしては
・紙薬歴に比べ入力業務が早くなる(たまに遅くなってしまう方もいますが・・・)
・処方変更点などが視覚的に見やすくなる。
・外部からの情報をその場で引き出せるので投薬時指導に役立つ
・紙薬歴のスペースが不要になる


デメリットとしては
・インデックス性が悪いモノにもよるんでしょうが・・・
・導入時の局内取り決め事項が多い
・ハードを置くスペースの問題(投薬カウンター、監査スペース等)
・コストが高い












といったところでしょうか。
これに加え多店舗展開している所では、店舗間情報共有なども可能と聞いています。
これも大きなメリットでしょうね。

慣れてしまえば電子薬歴のほうが効率的なのですが、
今までやってきた事を変えるのは何かと労力を要するものです。

デメリットの中で挙げたコストとスペースの問題についてメーカーさんとも話をしたのですが、
既存のタブレットを用いてWi-Fiでレセコンと連動するアプリを作って欲しいと伝えました。
他にもレセコンからwi-fiで連動させれば、スマホなどを錠剤・散剤監査システムとして運用することが技術的には可能でしょう。
セキュリティーの問題はあるかもしれませんが、クラウドよりNASなどでクローズドネットワークを構築すれば少しは安心できるかもしれません素人考えですが・・・

と言うわけで、当薬局においてはそういった調剤支援アプリが誕生するまで、
電子薬歴は当面見送ることになりそうです。


今回は調剤薬局に勤める人以外は目が『?』になってしまうような内容でしたが、
他の業界と同様に調剤薬局においても近年IT化は目覚ましいです。

5年、10年後には技術的なことは自動化される可能性も高く、
その省力化された分のエネルギーをどういった方向にもっていくのか?
よくよく考える必要がありそうです。

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