早いもので、気が付けば今年も残すところ半分となりました。
以前も書きましたが、体感時間加速説(
ジャネーの法則と言うそうです)が身に染みます。
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さて、そのような刹那を満喫すべく、
先日久々の長距離ツーリングに行ってまいりました。
周囲を山に囲まれた土地ならではの、「海鮮物への渇き」を癒すため向かうは伊豆半島!
自分の通った軌跡を地図に書き込んでいて、空白だった南伊豆方面を目指します。
往路ルートはこんなです→
寒暖差が激しい時期を考慮し、北海道以来久々にスリーシーズンジャケットを装備します。
前日に満タンにしたバイクに跨り、
ご近所に迷惑をかけないようにそそくさと7時に出発します。
松本ICより長野道を南下し、中央道に。
双葉SAで休憩がてらにアウターを調節してメッシュモードに。
少々寒いながらも、甲府南ICで高速を降り、R358経由R139で精進湖⇒本栖湖を富士山を見ながら駆け抜けます。
そのままR139で富士山の西側である朝霧高原を、
堆肥の臭いに何度か悶絶しながら抜けます。
富士宮まで南下し、緑が少なくなってきた所で本日二度目の休憩に。
松本にはないミニストップの駐車場で、ハロハロと迷いつつもコーヒーで一服。
そのまま南下して新東名の新富士ICに乗り、
富士山の南裾に沿って長泉沼津JCTを経て、伊豆自動車縦貫道へ。
本来なら伊豆スカイラインで南下したい所でしたが、タンデマーの機嫌を考慮してワインディングを避けた結果となりました。
途中道の駅「伊豆のへそ」で休憩。
併設の施設から、伊豆の踊子がフラダンサーだったという衝撃の新解釈を目の当たりにします。
気を取り直してR414を南下し、道の駅「天城越え」で昼食に。
名物のワサビ丼を頂くも、考えたら安曇野でも食べた事ある郷里の味でした・・・
峠を下り川沿いを南下すると、すぐに下田につきました。
下田港直近の道の駅「しもだ」でやっとこさ海と対面します。
ペリーが乗ってきた黒船、サスケハナ号も、
今は湾内の観光船として第二の人生を歩んでいるようです(嘘)
下田からバイクで15分くらい南に下ったところにある、
龍宮窟に寄り道。
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地上から。海から穴が開いて、波の浸食によって作られた空間だそうです。 |
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上から。ちょうどハートの形に見えます。 |
涼しくて波の音が反響し、まさに癒しの空間でした。
「紅の豚」での、ポルコの隠れ家にそっくりだと思いました。
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cf)ポルコの隠れ家 |
ここにテントで泊まりたいところですが、そういうわけにはいかず、
ハイシーズン前の静かな海辺を散策したり、塩化物泉と思われるしょっぱめの温泉につかったり、
海の幸(金目鯛の煮つけ含む)をこれでもかと頂いたりして、波の音を聞きながら床に就きました。
【暗転】
2日目は宿を後にして、県道16号線で海岸線を西に。
歩いて30分の灯台、石室神社を目指します。
断崖まで辿り着くと台風並みの強風が・・・
体感としては時速120kmくらいでしょうか。体がもっていかれそうになりながら写真を撮ります。
ここまで来て、風の為断念する人も何人かいました。くわばらくわばら・・・。
来た道を戻り、今度は遊覧船に乗ってみます。
1周30分ほどですが、湾内から外洋に出ると、そこは潮の交わる白波立つ荒れた海。
まるでジェットコースターのように上下するたびに、船内から歓声や悲鳴が飛び交っていました。
しかしながら、絶好の釣りスポットらしく、
多くの太公望がこの環境で釣り糸を垂らしているのに驚きます。
遊覧船に気さくに手を振る人たちを見ながら、趣味と言うのは恐ろしいものだと思うのでした・・・。
そういえば、空を滑空するトビウオを生で見る事もできました。旬なのでしょうか?
中々格好良かったです。
かなりの時間を石廊崎にいましたので、気を改めて再出発。
さらに西へと走ります。
途中
波勝崎苑に立ち寄り、海をバックにお猿と戯れます。
一番餌をもらいやすい位置にいるボス猿に、襲われないようにそっと餌をあげてみました。
強面でしたが、むこうもそっと餌を受け取ってくれました。ボスとの交流。
気を取り直して再び出発!今度は半島に沿って北上を開始します。
走り出すとすぐに、以前来たことのある松崎町に入ります。ここでマイ地図がつながりました。
スカイラインに上がるまでの峠道で、タンデマーからのクレームが激しさを増してきますが、
上がってみると曇り気味で景色はイマイチ。気温も低く早々に走り抜けます。
その後修善寺方面に出て、遅いお昼を食べに沼津漁港にむかいます。
ピークの時間は過ぎているもののまだなお人混み多く、活気を感じます。
回転寿司で地物をちょこちょこ頂き、エネルギー補給。
一気に帰路につきます。
海沿いを田子の浦等駆け抜け、新東名新富士ICから新清水ICへ。
降りたすぐ先のR52沿いのコンビニで一服した後、北上を開始します。
周囲には2017年開通予定の
中部横断道の工事が、あちらこちらで行われていました。
しかしながらR52も流れの速い一般道なので、日暮れの道を快適に進みます。
高速に乗る手前でタンデマーのお尻が限界をむかえたため、小休憩します。
気が付けばあたりはほぼ真っ暗。
増穂ICから双葉JCTで中央道に入り、そのまま松本まで・・・
行く予定でしたが、ガス欠寸前で急遽諏訪ICを降り、給油後ピストンで再び松本まで向かいます。
なんだかんだで予定の時間をはるかにオーバーしてしまいましたが、
20時には無事自宅へ戻ってくる事が出来ました。
久々の長距離で心地よい疲れを感じつつ、軽くメンテをして旅の締めくくりとするのでした。
(大輪 武司)