2014年4月27日日曜日

Whrer are you going?

我が家の梅も新緑の時期を迎え、あれよあれよと言う間に天に向かって枝を伸ばす様はバベルの塔を彷彿とさせます自重崩壊しなければよいのですが・・・



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さて、既にGWに突入した羨ましい方もいらっしゃるかもしれませんが、行楽の時季がやってまいりました。昨日今日は気温も高く日中は半袖でも暑いくらいです。
花粉飛散も少しずつ落ち着いており、おでかけにはもってこいです。

・・・とはいえ遠出はどこに行くのも渋滞や混雑でうんざり。
毎日どこかへ出かけるわけではないのに、休みに入った子供たちからの連日遊べ
プレッシャーもかかります。
出来れば近場で子供たちが遊べるところが体力的に経済的にも理想なんじゃないでしょうか?



という前振りのもと、本題です。
広丘ショッピングセンターGAZAにおきましてGW中のイベントとして、
あわしまマリンパークの移動水族館がやってきます!
5/4、5/5の二日間限りですが、ペンギンと写真を撮ったり、サメや磯の生き物を実際に触って遊ぶ事が出来ます。水族館スタッフの方も色々と海の生き物について教えてくれるようなので知育にもぴったり!

海無し県の長野において、気軽に海の生き物と触れ合える数少ない機会ではありますので、お買い物がてらに是非お立ち寄りください。
GWのチラシです

・・・さて、これからは裏話になります。

こういったショッピングセンターのイベントについては、様々なプロダクトが用意されています。
昆虫展や恐竜展、トリックアートやキャラクターショー、お化け屋敷に縁日屋台、演歌公演やトークショー&サイン会など豊富なラインナップです。
限られた予算の中でそういったイベントを集客の為に開催しますが、マンネリ化せずなおかつ子供を引き寄せるイベントを毎回考えるのは至難の業ではあります。
設置やスペースの確保、運用中の人件費、広報の為の広告宣伝費などを加えると支払額はイベント会社単体の費用の倍以上に膨れ上がり、金銭的にも責任重大となります。

さてさて今回初の取り組みとなる移動水族館。
客数の対前年比がどうなるか不安でもありますが、まずは子供たちが楽しく遊んでくれるかが注目です。
(大輪 武司)






2014年4月24日木曜日

クスリスク

来月の出産予定日を控え、A子は大きなお腹をさすりながらため息をついていた。
我が子の成長は喜ばしい事なのだが、それを支える自身への負担が大きく、家事をしようにも持病である腰痛が悲鳴を上げるからだ。

「無事に生まれたらしっかり文句を言ってあげよう」


そう微笑みながら考えていると、自宅のチャイムが鳴った。
実家の母だ。腰痛を訴える我が子の様子を見に来てくれたのだ。

一通りの家事を済ませてくれた母が、そういえば、とA子に袋を差し出す。
以前膝を痛めた際整形外科でもらった貼り薬が余っているから、よかったら腰痛に使うように持ってきてくれたのだ。
早速腰から背中まで貼り薬を貼ってもらうA子。ついでに日ごろ痛む肩や首筋にもたっぷり貼ってもらった。明日からは旦那に貼ってもらうよう母に言われ頷く。
「また家事をお願いね」とおどけて母を見送りつつも、孫の顔を見せてたっぷりと感謝を伝えようと思うA子であった。


しかし悲劇は出産当日に起きた。
生みの痛みを経て誕生した我が子は、心機能が低下しておりチアノーゼを生じていた。
医師の言葉が早口になり怒号が飛び交う中、動揺を隠せないA子。
緊急措置が取られNICUへ運ばれる我が子の体には、至る所にチューブが付けられている。
後日医師からは貼付剤による胎児動脈管早期閉鎖が疑われるとの話があった。

「何が悪かったのか」「これから我が子はどうなってしまうのか」「誰のせいか」
産後で肉体的にもボロボロなA子を脳裏を不安と自責の念が渦巻くのであった・・・。



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以上フィクションではありますが、いかがでしたでしょうか。


今回のお話の中では問題点が二つあります。

一つ目は、先日鎮痛剤の貼付剤において、こういった妊娠後期の方への注意喚起が一斉に行われました。
実際に今回のお話のような症例が何件か挙げられており、因果関係が否定できない状況です。
たかが貼り薬、されど貼り薬です
薬剤である限り少なからずともリスクを生ずることを念頭に置く必要があります。

二つ目は処方薬剤の譲渡です。
今回のケースで、もし産婦人科の医師から処方を受けた貼付剤を使用していたのであれば、これは医薬品副作用救済制度に基づきある程度の補償が行われます。
しかし悪気はなくとも、その人の為に処方・調剤された薬剤を他の人が使った場合に生じた副作用は誰も責任を負ってはくれません。
以前新聞にも記事がありましたが、子供の兄弟間で似たような症状を生じた際に、親の自己判断で余っていた兄弟の薬を使った経験がある、と答えた方が65%にものぼるそうです。
また、高齢者の旅行などで胃薬や便秘薬などを譲受するケースもよく耳にします。
「自分の体の事は自分が一番わかっている」かもしれませんが、不測の事態への補償は何もありません。自己判断=自己責任となります。


今回のフィクションのような不幸な薬による事故を防ぐためにも、
医薬品の適正使用推進やくすり教育などによる、正しい情報の提供が薬剤師に求められていると思われます。
(大輪 武司)









2014年4月22日火曜日

桜吹雪から緑風へ

私たちの顔を上にあげさせていた桜も、ついには散りつつある今日この頃です。昨今は寒の戻りで若干の寒さを感じています。風も強く、まさに桜吹雪の情景を震えながら目にしていた週末でした。

・・・簡潔に砕いて申し上げますと、
「なんで自分がバイクに乗るときはこんなに寒いのか」
という愚痴です。


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今月の初めにR403を走った際は残雪残る聖高原で寒さの為に腹痛を催し、走り屋対策で見張っている警察官の視線で加速もできない中、急きょコンビニを探す旅へと変更を余儀なくされましたヘルメットの中で「やればできる子」と何回も叫びつつ、下りの峠道を攻め切りました・・・
あんずの花?咲いていたかもしれませんね・・・


そんでもって先週は高原はまだ早いとの思いで素直にR19を北上します。
しかし気温が上がらず8℃止まり。
ちょっと肌寒いですね、ヒートテック着ても寒風が身に染みます・・・

昨年訪れた差切峡ジンギスカン街道を通過して道の駅信州新町で一休み。
暖を取ったのち、日本で最も美しい村の一つである小川村方面を目指します。
それにしても山の中にこんなに桜があるんだ、と思わせるほどピンクの点があちこちに見えます。

オリンピックの際に作られた長野~白馬を結ぶ有料道路を全力で回避するために、県道36号線へむかいます。が、全力で道を間違え獣道のような山越えをすることに・・・

まぁよくあることですし、バイクならそんなには気になりません雪が積もってたりしなければ
農作業中の方たちの視線が
「このバカはどっから入りこんできたんだ?」
と言うプレッシャーを与えてくれますが、他人の家の庭でこっそりUターンしたりすればOKです(泣)

しかしながら、こういった素朴な集落を見下ろせるような場所があったりすると、里山の美しさを存分に感じ取る事が出来ます。

飾り気のない郷里のノスタルジーを満喫した後、小川村へ何とか下って北アルプスを眺めながら大町方面経由で帰ってきました。
寒いながらも収穫のあったパトロールでした。
人間万事塞翁が馬でございます。
(大輪 武司)

2014年4月17日木曜日

最前線

さて、松本盆地の気温もうららかな春模様となり、目下満開の桜をあちこちで目にします。
そういえば昨年は桜の花に雪が降る寒の戻りがありましたが、今年は大丈夫なようです。


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以前も書いたかもしれませんが、都内などとは異なりこちらの夜はまだまだ寒いです。
最低気温も1℃くらいで、とても夜桜宴会を楽しむ状況ではありません熱燗とこたつが必要です

・・・というわけで花見宴会をするのであれば日中になります。
ススキ川沿いは週末ともなればBBQを楽しむ人も多く、アルプス公園城山公園信州スカイパークもピクニックがてらの花見が楽しめます花粉症の方には南無阿弥陀仏


打って変わって夜も桜を楽しめる場所と言えば弘法山松本城があげられます。
夜間急病センターから松本城の花見へ向かう渋滞模様を見ていると、ご苦労な事だと思い知らされますが、それだけ桜には人を引きつける魅力があるのでしょう。
弘法山古墳

松本城

他にも近隣の光城山高遠城などの名所もあり、標高の高いところではこれからの見ごろが待ち遠しい限りだと思います。


あたり一面の桜色も圧巻ではありますが、個人的にはひっそりと咲く一本桜が好みです。
そういった自分だけの桜を見つけるべく、バイクでプラッとでかけたくなる今日この頃です。

(大輪 武司)

2014年4月10日木曜日

金のモナカ

最近ニュースネタが続いていますが、気になったもので連投させて頂きます。


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<製薬会社>72社 医師や医療機関に年間4827億円提供

毎日新聞 4月6日(日)12時21分配信
 ◇国の医療分野研究開発関連予算の2.5倍

 2013年度に業界団体「日本製薬工業協会」に加盟していた70社と加盟社の子会社2社が、12年度に医師や医療機関に提供した資金の総額が4827億円に上ったことが分かった。国の医療分野の研究開発関連予算1955億円の2.5倍にも上る。降圧剤バルサルタン(商品名ディオバン)の臨床試験疑惑で問題になった奨学寄付金は346億円だった。各社が製薬協の新ルールに従って順次公開した金額を毎日新聞が集計した。製薬業界から医師に流れた資金の全体像が明らかになったのは初めて。

 4827億円の内訳は、新薬開発のための臨床試験費用など研究・開発費2471億円▽研究室への奨学寄付金や学会への寄付金など学術研究助成費540億円▽医師個人への講師謝礼や原稿執筆料など270億円▽医師を集めての講演会や説明会の開催費など情報提供関連費1428億円▽接遇費など115億円。

 医師が企業から受け取った資金については、国や学会が情報開示を促してきた。製薬業界でも透明化の必要性を認める声が強まり、昨年度から公開が始まった。【河内敏康、八田浩輔】



元記事URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140406-00000012-mai-soci



前も似たようなことを書いた気もしますが、「氷山の一角じゃねぇの?」
と思われても仕方がないと思います。
薬の効果判定から始まり、治療ガイドラインの策定なども製薬企業の息がかかっているのではないでしょうか?エンドユーザーを無視した営利主義に不信感は募ります。


ちなみにアメリカでは近頃サンシャイン法なる情報公開制度が実施され、今年中に製薬企業から医師への10㌦以上の支払いについては全てネット上に開示されます。
一方その頃日本は・・・と差を感じてしまいますね。
サンシャイン法について面白い記事がありましたのでコチラもご参照ください。
薬害オンブズパースン会議 コラム




「プラセボ効果」の逆で「ノーシーボ効果」と言う言葉があります。
これ以上製薬企業と医療機関との癒着による薬への不信感が高くなれば、例え薬理効果が優秀な薬剤でも(そもそもそのデータが怪しいのですが・・・)100%の力を発揮することはできないでしょう。


色々な場所で研究者の倫理が問われていますが、この業界は果たして悪しき慣習・構造にメスを入れ断ち切る自浄作用があるのか?注目しています。
(大輪 武司)




 

2014年4月8日火曜日

温泉天国


先日妊婦さんに朗報なニュースが飛び込んできました。
温泉だらけの長野県には嬉しい話です。


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妊婦の温泉入浴OKに 「禁忌症」から32年ぶり削除 環境省

2014.4.3 21:16
 環境省は3日、温泉の入浴を避けるべき禁忌症から32年ぶりに「妊娠中」の文言を削除することを決めた。妊婦が温泉に入ると悪影響があるという科学的根拠がなかったためで、今後は妊婦も安心して温泉を楽しむことができそうだ。
 昭和57年に定められた現行基準には、禁忌症に重い心臓病などとともに「妊娠中(特に初期と末期)」という項目が含まれている。ただ根拠は不明で、専門家にあらためて調査を依頼した結果、温泉浴が流産や早産を招くといった医学論文や研究はなかったという。
 3日の環境省の有識者委員会で、入浴時の注意事項を定めた温泉法の基準見直し案が了承された。温泉施設の脱衣所などの掲示からも削除するよう、今年夏までに都道府県に通知する。
 今回の見直しではストレスの多い現代社会の実情を反映させ、温泉の効用に当たる「適応症」に睡眠障害やうつ状態、自律神経不安定症を新たに盛り込んだ。

元記事URL:http://sankei.jp.msn.com/life/news/140403/trd14040321200022-n1.htm



今回の改定により温泉や旅行好きな妊婦さんだけでなく、各種温泉旅館などの関係者も恩恵にあずかる事が出来そうです妊婦専用施設を持っている所はちょっと切ない話ですが・・・
産湯に温泉を使う施設もあるみたいなので、以前より温泉の妊婦禁忌には少なからず疑問があったことと推察されますが、その声が届いて今回の改定に結び付いたのだと思います。

しかしながら、、妊娠初期及び後期では流産や出血や破水が起きやすかったり、脳貧血を起こしやすかったりするので、長湯は避けて湯上りに体を冷やさないよう注意は必要です。


昔ながらの謎のしきたりが、科学的な根拠もなく前例踏襲と言う名の惰性で継続する・・・
民俗学においてはそれも風情かもしれませんが、医学的な話では困りものです。
アセスメントの重要性を感じたニュースでした。
(大輪 武司)


 

2014年4月6日日曜日

性善説の限界

以前から注目していたニュースに進展がありましたので、ご紹介を。


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アトピー用クリーム処方の横浜・都筑区の山口医院、「無免許医」と陳謝

カナロコ by 神奈川新聞 4月5日(土)0時2分配信
 横浜市都筑区の山口医院(山口了三院長)が最も効力の強いステロイド成分を含む塗り薬を「ステロイドを含まない漢方クリーム」としてアトピー患者に処方していた問題で、同院は4日、医師として処方していた中国籍の女性(52)に医師免許がなかったことを説明、陳謝した。製造元とされていた「中国天津市の工場」についても、存在が確認できないという。患者からは「医院にも責任がある」との声が相次いでいる。

 山口院長(69)は同日、同区内で患者向けの説明会を開き、「われわれの不手際で大変申し訳ない」と陳謝。これまでの診療費を弁済する方針を示した。一方、同院は「女性が漢方と偽って意図的にステロイドを混入した」と判断し、詐欺容疑を視野に女性の告訴を検討している。

 同院によると、塗り薬は2種類あり、十数年前からともに1個(5グラム)4千円で処方され、保険の適用外だった。2013年の1年間に購入した患者は約1600人に上るという。

 山口院長は、20年前に自身の兄の紹介で女性と知り合ったと説明。「北京大学教授」「雲南省名誉市民」などと紹介され、「優秀な医師」と思い込んで十数年前に採用したが、これらの経歴についても確認が取れないという。女性とその親族に年間計約2800万円の給与を支払っていた。

 同院によると、女性は塗り薬について「実家にあった古文書のレシピを参考に作った」と山口院長に説明。チベットで採集した「黄連(おうれん)」や「黄柏(おうばく)」など、数種類の漢方が配合されていると紹介したというが、3月に同院が依頼した専門機関の調査で、いずれの成分も含まれていないことが分かった。山口院長は「薬の発注は全て(女性に)任せていた」と釈明した。

 消費者庁によると、含まれていたステロイドは「プロピオン酸クロベタゾール」で、5段階の分類で最も強力な成分。同庁は「皮膚萎縮や緑内障などの副作用が懸念される」と注意を呼び掛けている。13年9月から「塗り薬が効き過ぎる」といった患者の相談が横浜市に寄せられ、市はことし1月、広告を削除するよう行政指導した。

 医院は女性に説明会への出席を求めたが、書面で「出席する義務も意向もない」と拒まれ、所在も確認できないという。
◇◇◇
 横浜市都筑区で山口医院が開いた説明会には、約600人収容の会場にあふれるほどの患者が全国各地から詰め掛けた。「裏切られた」「許せない」。つらい症状を抱え、わらにもすがる思いで同院を信じていた患者らはショックを受け、激しい怒りの声を上げた。

 「効果のある薬を探しに探して、ようやく見つけた病院だったのに…」。同市戸塚区の主婦(27)は一昨年、ステロイドを使っていないという触れ込みをインターネットで見て、通院を始めた。薬を塗ると1回で症状が良くなり、あまりの効果にステロイド入りかと半信半疑になった。だが、処方した女性の返答は「入っていない」。精神的にも安定していただけに、反動は大きく、「信じていたのにショック。納得がいかない」と涙ながらに話した。

 「腹が立つ」。川崎市宮前区の主婦(34)は3歳の息子が生まれて間もないころから使い続けていた。使うのをやめると逆にアトピーの症状がひどくなり、ステロイド入りを疑いもしたが、頼り続けるしかなかった。東京都板橋区の男性会社員(35)も1歳半の息子に使っており、副作用の心配が募る。「今後、子どもに何かあったらと思うと、怒りが込み上げてくる」と憤った。

 「副作用」を感じながらも使い続けるしかなかった患者もいる。横浜市都筑区の50代の主婦は、徐々に皮膚の質感が変わり、患部をぶつけるとすぐに内出血するようになった。それでもかゆみを取り除こうと、使い続けた。「この薬がないとかゆくて、かゆくて…」

 同市中区の男性(33)は「医院は女性に責任をなすりつけている。山口院長の説明は納得できない」。知人にも勧めたという九州に住む女性(50)は「紹介した以上、私にも説明責任がある。医院はしっかりと説明してほしい」と語気を強めた。
最終更新:4月5日(土)0時2分
 
 
 
 ちなみに文中4000円/5gで販売されていたステロイドは、薬価ですと162.5円/5gです(保険が効くので実際は1/3以下になります)約25倍の値段設定です。
中々の荒稼ぎですね。ここまでいいかげんだとかえって清々しさすら感じるのは自分だけでしょうか?
 
ここで個人的に気になるのは2点。
「院内調剤への警鐘」「ステロイドバッシング再来の危機」です。
 
 
「院内調剤への警鐘」
もちろん大多数の医療機関においては適正に処方⇒調剤が院内において実施されていると思いますが、こういった悪意を持ったケースをチェックする事が出来ないのも事実です。
今回の事件も完全院外調剤が定着していれば防げたのではないか、と薬剤師的には思ってしまいます。
ちなみにこの事件、薬剤師なら誰もが知っている神聖ローマ皇帝 フリードリッヒ2世が医者に毒殺されるのを危惧して医薬分業が始まった。という歴史のストーリーを思い出させます。
 
 
「ステロイドバッシング再来の危機」
1990年代からマスコミなどによりステロイドの過度の副作用報道により生じた脱ステロイド信仰は、「アトピービジネス」と言われるほどに民間療法などが横行し、治療の混乱期を生じました。
今回の一件で再び「ステロイドは怖い薬」という印象だけが先行するのが懸念されます。
ステロイド自体は正しく使用すれば非常に効果的な薬剤です。自己判断で使用量・使用回数を減らしたりして重篤化するケースが再び現れてしまう事を、薬剤師として、またいちアトピー患者としても非常に憂慮しております。
 
 
さて、この事件、再発防止・信頼回復にどのように業界が動くのかが今後の注目点になりそうです。
(大輪 武司)

2014年4月3日木曜日

オマージュ

モーターショー
と言えば、一般的には4輪車のイメージがありますが、もちろん2輪車でもあります。
大阪に引き続き、東京においても先週末にモーターサイクルショーなるものが開催され、多くの人が足を運んだようですもちろん行けませんでしたが(泣)



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そんな中注目を浴びたのがホンダの新コンセプトモデルである『NM-4』です。
NM4-02 by HONDA
AKIRA」に出てくるような近未来のデザインが目を引きます。
DCT採用で、NC750ゆずりの745cc2気筒エンジンが240kgオーバーの車体を支えるようです。
加速はいまいちかもしれませんが燃費は上々でしょう。

世に出回るまでにはまだまだ時間がかかると思われますが、⇒今月中に発売されるそうですNEW 




しかしながら、このデザインどこかで見たような気がします・・・
脳内をスキャンしたところ、この記憶に辿り着きました。
というわけで㊦の画像と見比べてみて下さい。
Gストライダー by SUZUKI

うーん、他人の空似とは言えないくらい似ているんですが、そこんとこどうなんでしょうね?
10年以上前のモーターショーのコンセプトモデルなので、問題はないのでしょうか?

まぁ難しいことはよくわかりませんが、面倒な事にならないことを祈ります。南無。
(大輪 武司)


2014年4月1日火曜日

夜明けは静寂の中訪れる

さて、平成26年度スタートとなりました。
先のブログでも書きましたが、今日から様々な事が改定されています。

消費税も8%に上がり、今日のGAZAはお買い物に訪れるお客様も少な目でした。
おかげさまで(?)月次作業と年次作業がはかどりました良いんだかわるいんだか・・・



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それでは具体的に今年度から薬局が何を変えるの?と言う内容ですが、
大きく分けて2つあります。
・①小売り部門の改定
・②調剤部門の改定


①は他小売り業種と変わらず、消費税増税に伴う値札やPOPの張替え、レジの商品登録切り替えを行います。
うちクラスの小さなお店でも、全てを変えるのには結構な時間と労力が必要となります。
今日は久々に大量のPOPを手書きしました。

②はもうちょっと細かいです。
2年に一度の診療報酬改定が行われましたので、それに伴う各種申請書類の作成これがめんどくさい・・・
レセプトコンピューターの切り替えや各種オペレーションの見直しなどがあります。
また、薬価改定に伴う各卸会社との妥結にむけての折衝やデータ作りetc...

詳細を書き出すときりがないのでこの辺で。


すべからくどの業種の人も変革の恩恵(?)があったかと思われます。
新しい事をするのにはエネルギーが必要になりますが、いずれは慣れてくるのだと思います。
ひとまず皆様本日もお疲れ様でした。

(大輪 武司)