こちらは朝晩すっかり涼しくなり、半袖だと肌寒さを感じる毎日です。
先日日曜日に東京でセミナーがありましたが、やはりまだまだ暑いですね。
今回は辨野義己先生に得意の「便」について講義して頂きました。
実際にお肉だけ40日間食べ続けて腸内細菌の変化を見たり、学者さんのエピソードは好奇心旺盛で面白いですね。
「食育」ならぬ「便育」を推進すべきである、とお話の中でおっしゃっていました。
「便育」??
初めて聞く言葉でした。
『便の話はとかくタブー視されがちであり、その風潮が便秘や下痢の慢性化を産み、ひいては大腸ガンなどの温床となる。なのでその風潮をしっかりとした便への教育で変えていく必要がある』
なるほど、、、確かに女性は自分の便の話は抵抗があるでしょうし、男子小学生がトイレで大便をするといじめられる風潮はありますね。妙に納得です。
便自体は誰もがしますし、体の状態を知るメッセージでもあります。
ただ、他の人の便と比べたり話したりすることも少なく見過ごされがちです。
先生のデータでは、程度の差はあれ女性の半数近くがが便秘傾向。男性の半数近くが下痢傾向であるとのことでした。
皆さんも思い当たる節がありませんか?
「もともとそういう体質なの」
「昔からだからこれが正常」
「みんなそんなもんでしょ」
そんな話を患者さんからよく伺いますよ~。
未病が蓄積すれば大病につながります。
恥ずかしがらず、薬局でお気軽にご相談くださいね。
(大輪 武司)
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