今回の寒波で松本盆地も久々の大雪に見舞われてしまいました。もう言いませんゴメンナサイ
二年前の大雪を彷彿とさせる雪でしたが、今回は概ね40cmくらい降りました。
最低気温も二桁ですので雪が全く溶けず、至る所轍だらけのガリガリ氷道となっております。
勿論バイクでは通れません |
例の観光バスの一件が影を落としているのが現状です。
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さて、次年度よりの診療報酬改定の中で注目されている項目の一つとして、
鎮痛消炎貼付剤(湿布、テープ剤)の枚数制限という話が挙げられています。
1回の処方につき70枚まで制限される、という具体的な話もチラホラ出てきています。70枚に一括りってのはちょっと乱暴な話ではありますが・・・
詳細はともかく、処方制限を加える事で、
年間数十億円ほど医療費を削減させるという目標が挙げれているのは事実のようです。
確かに今まで貼り薬が適正に使用されていなかったケースも多々あります。
一日に何十枚も貼っていたり、余っているけど腐るもんじゃないから、と余計にもらっておいたり、と医療用医薬品とは思えないような気軽な使われ方も散見されました。
今現在主要な鎮痛消炎貼付剤は、市販薬で手に入るものとはほぼ変わらない性能と言えます。本日発売のロコアテープは除外とします
プラセボ効果を除けば、代替として市販薬を用いても臨床上は問題ないと思われます。
但し、保険はききませんので、購入は当然ながら実費となってしまいます。
そこで経済的負担を考慮した時に光ってくるのが、
来年度よりの税制改正大綱で新設される市販薬購入による医療費控除です。
こちらも今のところ固まっ形となっているわけではないですが、
世帯当たり1万2000円以上のスイッチOTCを購入すると、上限8万8000円までで、
総所得金額から控除されるというものです。
該当品目の拡充、手続きの簡便化、周知徹底が図られれば、
医療用医薬品の処方制限との組み合わせで、医療費削減と適正使用に効果的な気もします。
中々進まないスイッチOTCの議論が、これを機に進む事を望みますが、
それと同時に、そういったスイッチOTCを任せられるよう、薬剤師のレベルアップが求められるのだと思います。
(大輪 武司)
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