信州には山深い集落がいくつもあります。
先日の日曜に以前から気になっていた「秋山郷」を目指してみました。
あきやま ごう と書くと何か人の名前みたいではありますが、
平家の落人が逃げ延びてきたという集落です。
なんでも昭和の頃に測量隊が訪れた際、
村人から「源氏はまだ栄えているか?」と尋ねられたという逸話が残っているそうです。
いかにも秘境っぽいですね。
場所は豪雪地帯かつ、先の地震で名が知れた栄村を山ひとつ隔てた東側になります。
長野道飯山IC→R117でいったん新潟県の津南町へ出て、そこからR405で南に向かいます。
途中栄村の道の駅でキノコGET!
姫竹と鯖缶の味噌汁(300円也)でほっこりした後先に向かいます。
まさに酷道な対面一車線の山道をヒヤヒヤしながら20kmほど進みます。
途中で蛇を轢いてしまいました・・・南無・・・・。
豪雪地帯でこの道だと、冬は相当厳しそうですね。
集落に近づくにつれ、きれいに枝打ちされたスギの巨木が増えてきます。
昔からの山里の気配を感じます。福井の永平寺近辺もそんな雰囲気でした。
そして目的に到着。
鳥甲山や苗場山への登山口が所々見えます。
谷あいの集落は観光地っぽくなくて素朴です。そしていたるところに温泉が・・・♨
というわけで、念願の小赤沢温泉の楽養館へ。
以前1月にこのブログでも紹介した温泉です。
(cf:http://dairin001.blogspot.jp/2013/01/blog-post_8.html)
開放感ある天井高い建物です。正面が受付かつ食堂かつお土産屋さん。左側への廊下をわたって温泉に向かいます。
温泉成分表を眺めるのは欠かせません。濃いな~~。
さすがに中は撮影できなかったので、気になる方はコチラの画像をどうぞ。加賀井温泉の一陽館と似たような鉄分の色とほのかなにおいです。そして濃い!
高塩化物泉なのでなめるとしょっぱく、白いタオルはすぐに茶色に・・・
浴室の温度も低めでゆっくりと入っていられます。極楽♪
ついでにお昼に山菜定食を頂き、出発。
後で知りましたが、そのすぐ先に熊ラーメンを出しているお店があるそうです。
気になる方はどうぞ!
帰りは初夏~晩秋までしか通れない奥志賀林道へ通ずる道へトライ。
R405の終点の向こうは、GWに行った野反湖になります。
(cf:http://dairin001.blogspot.jp/2013/05/600.html)
途中秋山郷最奥の切明温泉を通過します。
河原を見渡すも、自家製温泉は見当たらず先へ進みます。
高校生の頃、中房温泉近くの川で勝手に温泉作って入っていたことを思い出します。
さらに進むと水の沢大水に。
8月まで雪は解けないようです。谷からの風が冷たくて、骨身にしみます。
その後も林道を走ります。
この辺の植生は白樺やブナなどの広葉樹となり、人里から離れたことを感じます。
奥志賀林道へ出るとすぐ近くがカヤの平なのですが、
逆方向かつ以前訪れた事もあるので今回はスルー。カヤの平はいつかキャンプしてみたいです。
そのまま奥志賀林道→蓮池と緑の中を駆け抜け、
信州中野ICから帰宅となりました(走行距離約400km)。
今更ながら、バイクでのETCって便利ですね~~
(大輪 武司)
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