2022年3月3日木曜日

渦中

ロシアのウクライナ侵攻という衝撃的な報道が世界中をかけめぐっています。
日本国内においての報道も大部分がウクライナ関連となり、
他の内容を量的に圧倒しています。

ニュースで見る破壊されたウクライナの都市は色彩が乏しく、
以前訪れた震災被災地の様相を思い出させます。


本来であればこの時期は新型コロナウイルス感染症や北京パラオリンピック、
東日本大震災や花粉症などがトピックとして取り上げられていたことと思われます。
トピックといえば業界的には診療報酬改定の年でもあり、薬局のみならず医療機関も注目して対応に追われている状況です。





たとえニュースが報じなくてもコロナウイルスや花粉はなくなりませんし、
診療報酬改定も変更や延期はありえません。
遠き地の暗い報道に心を痛めながらも、
目の前のできる事、やらなければならない事を一つ一つこなしていこうと思います。

(大輪 武司)

2022年2月7日月曜日

遠き春

「今シーズンは寒さが厳しい。骨身に染みる」
とおっしゃる方が例年より多く見受けられます。
ちなみにここいらの方言では、
冷え込みが厳しい事を「凍みる⇒しみる」という表し方をします。いわゆる方言です。
ex)「今朝は凍みたね~」

積雪こそないものの、今シーズンはマイナス2ケタ台もちらほら見られ、
もう少しでバナナで釘が打てるんじゃないかと期待させる寒さでした。
期待された諏訪湖の全面結氷は、
残念ながら御神渡りまで届かず終いで「明けの海」発表となりましたが、
今シーズンが例年に比べ寒い事を如実に表していると思われます。

しかしながら夕暮れの時間が少しずつ延びてきているのを薬局の入り口から見ていると、
冬の終わりをじわじわと感じさせてくれます。




さて、第6波渦中で、多かれ少なかれ皆様に様々な影響やご苦労があるかと思われます。
実際に罹患した、濃厚接触者になった、職場や学校が休止した、等多くの混乱が生じています。

当薬局におきましても医療用抗原検査キットはあっという間に完売し、
風のように消えていきました。
全国的な品薄状況を受け次回納品の目途は今の所ついておりません。
マスクや体温計など衛生用品等については、
大きな欠品等はありませんので、そちらはご安心ください。
(医療用医薬品の供給は相変わらずのタイトロープですが・・・)

今後スギ花粉の飛散が本格化する中で、
自身の症状に不安を覚える方も多くなるかと予想されます。

どこで診てもらえるのかという事ですが、
原則として何らかの症状を自覚する方に関しましては、医療機関の受診対象となります。
(薬局などで実施している無料検査は無症状の方に限られます)
まずはTELにて連絡を取ってから伺うようにしましょう。

また、長野県の新型コロナウイルス感染症対応医療機関については、
コチラを参照してください(長野県のHP)

感染急増や検査キットの不足等を受け、待機日数やみなし陽性など、
政府発表が二転三転しているのが現在の混乱ぶりを象徴している印象です。

春を待つ気持ちで感染のピークアウトを切望していますが、
その時その時で受診や治療対応の仕方も変わってくるかもしれません。
情報のアップデートには注意する必要がありそうです。



ダイリン薬局
大輪 武司



2022年1月4日火曜日

虎穴に入らずんば虎子を得ず

 あけましておめでとうございます。

本年も皆様方のご健勝とご多幸を祈念し、またその一助を担えるよう、

ダイリン薬局スタッフ一同邁進して参りますので、何とぞよろしくお願い致します。


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当地では寒中の只中において年は明け、-10℃の中2022年を迎えました。

雪が積もらないだけ他地域に比べてまだましではありますが、

初日の出に照らされながら、凍った車のドアを豪快にバキバキ音を立てて開けるのは、

中々感慨深いものがあります(エモい)






さて、本年は2年に一度の診療報酬改定があります。

毎度のことではありますが、今一度業務の見直しや、方向性の確認等対応が必要となる事は間違いありません。オンラインやリフィル、電子処方箋(2023~)など、これから少しずつ詳細が判明してくるかと思われます。


また、懸念事項として新型コロナウイルス感染症の動向や医薬品供給不安の長期化も挙げられますが、こちらは一薬局でどうのこうのなるようなレベルを超えています。その時々の状況を見定めつつも、なるようにしかなりません。

ひとまずワクチンの3回目接種は確実ですので、充填や受付等の機会は再びやってくるでしょう。


そういえば細かいところで認定薬剤師研修を管理するのPECSの運用スタートも4月から開始します(多分)

加算要件にも関わる制度であるので、主催・受講者どちらにも使いやすくなっている事を切に願います。




こうして見ると今年は何となく明るい話題に乏しい気もします。

昨年は薬局の倒産件数が過去最多を大幅に更新したそうですが、

まさしく寒風吹きすさぶ中々世知辛い世の中です。


羅列したトピックで目立つのは「デジタル化」に関する事項ですが、これは世相を反映しての事なので、積極的に取り組む必要があると思われます。

ーーータブレット一つで仕事をする凄腕フリー薬剤師登場!(在宅勤務)ーーー

なんて日も来るかもしれません。

(大輪 武司)






2021年12月2日木曜日

年末年始のお知らせ

 師走の寒さが骨身に染みるようになってきました。

寒さとともにやってきたオミクロン株の世界的流行が、

年末年始で拡散されることが予想されます。

自分自身や周囲の大切な人を守るためにも、

今一度個々人での感染症対策を見直す必要があるかもしれません。



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さて、話はガラッと変わりまして年末年始のお知らせです。

当薬局の年末年始の店休日ですが、

12/30(木)~1/3(月)となります。

また、合わせまして1/1(土)はショッピングセンターGAZA全館お休みとなりますので、

ご了承ください。


また、しおじり元気応援券の取扱期限が1/10(月)と迫ってきております。

1000円の共通券並びに500円の地域応援券どちらも取り扱い可能となっておりますので、

使い残しのないよう、お早目のご利用をお待ちしております。



本年も残すところ僅かとなりました。

この一年間も皆様に支えられての事と感謝申し上げます。

このご恩を利用者様ならびに地域や社会に還元すべく、スタッフ一同邁進して参ります。

引き続き来年も変わらぬご愛顧、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。




(大輪 武司)










2021年11月16日火曜日

理想と現実

里の落葉も進み、晩秋から初冬への移り変わりを山の彩りで感じる今日この頃です。
「どうせ雪降らないだろうけど、タイヤ交換しないとな~」という会話があちこちから聞こえてきそうです。




さて、マイナンバーカードによる保険証運用(オンライン資格確認)が10/20より本格稼働致しました。
ちょっと前の事になりますが、当日は全国ニュースなどでも広く紹介された記憶があります。

当薬局でも対応機器を設置し、運用を開始していますが、
今の所(約1ヶ月)利用者はゼロと予想通りの状況となっております。

そもそも薬局において保険証を提示する機会自体が少ないので、
わざわざマイナンバーカードを提示するメリットがないのが現状です。


・・・まぁネガティブな話はいくらでも出てくると思うので割愛させて頂きますが、
薬局として(というか個人的に)オンライン資格確認に期待する事も挙げてみようかと思います。

①電子処方箋解禁時の受け皿としての運用
今後電子処方箋に移行するにあたり、患者同意や薬剤師の資格確認等については当該機器やシステムでの運用が予想されます。電子処方箋を受け付けるのも読み取るにも必要となる可能性があります。

②公費情報の付帯
現在はオンライン資格確認では主保険のみしか対応していませんが、煩雑な公費情報を上乗せすることにより、受給者証や管理票の提示、調剤券請求などが省かれることが期待されます。

③検査値や併用薬剤等ヘルスデータの活用
現在は本人同意の下、特定検診と処方薬剤の記録は共有されますが、
今後共有範囲を拡充することにより情報の一元化と双方向性の情報共有が可能となります。
現在も在宅分野を中心に様々な情報共有ツールが乱立していますが、これにより1本化できると薬局としては非常に助かります。




以上思いつくことを書き連ねましたが、
オンライン資格確認もまだまだ始まったばかりで、課題は山積しています。
患者側にも医療機関側にも利用する方々のメリットをしっかりと提示して、過去の遺物にならないように取り組んで頂きたいと思います。
(大輪 武司)



2021年10月12日火曜日

Dr.AI

今年は長袖を着なくてもいけるんじゃないか?

と思うほど季節の進み方がゆっくりに感じられます。

しかしながら山々の色づきは、遅くはありますが明確に秋の訪れを知らせてくれます。

そろそろ各地の温泉巡りに思いを馳せたい今日この頃です。




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さて、突然ですが皆さんは「医療用アプリ」と言う言葉をご存じでしょうか?




全国紙等でも度々紙面に掲載されていますので、名前くらいは聞いた事があるという方も多いかと思います。

具体的には、医師の処方により検査値等のデータと共に患者のスマホにインストールして利用するものになります。

アプリを介した情報共有や、AIによる適切なタイミングでの生活指導のコーチングにより、能動的な治療を継続し、高い効果を期待できる代物です。

日本では現在ニコチン依存症において先行して開発が進んでいて、12月には公的保険での運用が予定されています。

海外ではさらに糖尿病や高血圧などの生活習慣病においても保険適用下で活用され、薬の減量などの成果を上げています。


ではここで、この「医療用アプリ」のメリット・デメリットを考えてみましょう。

1)メリット

①安い:医薬品や医療機器に比べ開発・運用費用は低く、効果に対しコスパに優れます。

②安全:医薬品や医療機器のように副作用を生じるリスクは極めて低いです。

③持続的:能動的な治療を教育的に実施するものなので、継続性・定着性が高いです。

④時短:受診しなくても情報を共有できたり、アドバイスを受ける事が出来る。


2)デメリット

①スマホの操作に慣れていない人には100%の効果を発揮できません。

②基本的には本人のモチベーション向上を目的としているので、能動的に取り組めない人には向きません。

③対応できる疾患が限定されます。

などなど・・・



将来的には体重計や活動量計等のデバイスや、果ては体内留置モニターなどとリンクして、よりきめ細かい指導による臨床成績の向上につながる可能性もあります。

まだまだ新しい分野にはなりますが、医薬品・医療機器に続く第3の治療方法としてさらなる発展と普及が注目されています。


(大輪 武司)



2021年9月7日火曜日

H₂SO₄

朝晩の肌寒さが季節の変わり目を知らせてくれる今日この頃です。

秋の訪れを肌でなく鼻で感じる方も多く、ブタクサ、ヨモギ、カモガヤなどにアレルギーがある方は秋の花粉症シーズンインとして、対応が必要な時期になってきています。



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さて、先日硫酸を用いた犯行が世間を騒がせました。

その際「薬局で硫酸買えるの?大丈夫??」と言った話題も挙がっていましたので、

その辺を簡単に説明したいと思います。


まず薬局で扱う硫酸ですが、基本的に劇物に指定されており、

その施設許可を得た薬局であれば販売(譲渡)可能です。

ただし、販売(譲渡)にあたり購入者(譲受者)の氏名・住所・職業の記入及び印鑑が必要となり、5年間保存が義務付けられています。

また、18歳未満や薬物乱用者等については販売(譲渡)できません。


次に、薬局にもよるでしょうが、毒劇物の販売頻度はそう多くはないと思われます。

昔は農薬や自家製石けんづくり等で毒劇物がちょこちょこ出ていた時期もあったそうですが、当薬局でも今はほとんど動きがないのが現状です。

そういった理由により、劇物を常備している薬局は極めて稀ですので、基本的にはお取り寄せでの対応となります。

結果として大量購入や頻繁に購入する人は珍しく、

まず覚えられていると思ってよいかと思います。


以上の事よりどこまで有効なのかは定かではありませんが、

薬局での毒劇物入手に関してはそれなりのハードルはあるかと思われます。

加えて、不定期に警察から不審な毒劇物購入者に関する販売の注意・指導もあります。






今回の犯行で使われたのは希硫酸で、どうやらバッテリー液が用いられたそうです。

入手経路は薬局ではないようですが、以前の京都アニメーション放火殺人事件でのガソリン規制強化を鑑みると、これを機に毒劇物も規制強化となる可能性はゼロではありません。


こういった事件が起きる度に規制が強化されのも仕方がない事かもしれませんが、

一番わりを食うのは本来必要である人達というのも、どうにもスッキリしない気分です。

(大輪 武司)