節目となる年度末ですが、
ここまで情勢が変化して先が見えないのは、
震災以来ではないでしょうか。
何かと不安に駆られる毎日の中で、
今はなすべきことをなして心を落ち着けるようにします。
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さて、明日からの次年度において、
2年に一度の診療報酬改定に伴う医療機関・薬局での対応・支払額が変わってきます。
薬局においてこの度の改定で新設された、
代表的な要件を簡単にまとめると以下のようになります。
・経管投与投薬支援料
胃・腸瘻による経管投薬患者に対して簡易懸濁法による支援を実施する。
・吸入薬指導加算
喘息またはCOPD患者に対して文書とデバイスを用いた指導を実施し、
医師にフィードバックする。
・調剤後薬剤管理指導加算
インスリン注射またはSU剤使用患者に調剤後電話等にて服用・副作用状況を確認し、
指導を実施。医師にフィードバックする。
・特定薬剤管理指導料加算2(連携充実加算届出済み保険医療機関からの処方に限る)
抗悪性腫瘍剤使用患者に文書にての情報提供および、
調剤後の電話にて服用・副作用を確認し、医療機関にフィードバックする。
(あらかじめ公開されたレジメンを把握しておく必要性あり)
・在宅患者オンライン服薬指導料
在宅訪問患者に訪問日以外でオンラインによる服薬指導を実施する。
他にも各種要件の新設や変更・拡大、点数や薬価の変更等ありますが、
当ブログにおいては割愛させて頂きます。
詳しい改定内容について知りたい方はコチラ(厚生労働省)
⇒https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00027.html
さて、今回の改定については新型コロナウイルスの影響で、
伝達研修会等がほぼ全滅となり、周知が進まない傾向にあると思います。
こまかい要件や個別のケースについては、
薬剤師会や各厚生局からの回答待ちになりますので、しばらくは待つしかありません。
しかしながら、今改定でキーワードになる事として、
「連携」「オンライン」
が挙げられると感じました(オンラインはコロナの影響以降さらに大きい波になっていますが・・・)
以前から耳にタコができるほど聞かされてきた言葉ではありますが、
これが今後の薬剤師に求められる姿として
国からのフィーがついたわけです。
このことを肝に銘じ、
地域チーム医療の一員としての薬局・薬剤師について、
その在り方を今一度考えてみる必要がありそうです。
(大輪 武司)
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