2016年4月5日火曜日

100年前

桜咲く新年度となり、心機一転の様相を現す今日この頃です。

4/1に開花宣言が出された国宝松本城においても、
例年通り開花宣言の3日後となる4/4より10日間、
夜桜会が行われ、ライトアップされています。参照⇒松本桜情報


人気ブログランキングへ

そんな春の訪れを感じる為、以前より気になっていた旧篠ノ井線の廃線敷きを歩いてきました。

R19から明科の市街地を越えたあたりに、潮神明宮駅があり、そこの駐車場に車を置いて歩き始めます。

かつては蒸気機関車が走っていた単線の道は、枕木こそないものの砂利が敷き詰めてあり、
歩きやすい歩道となっています。

スタートしてからものの5分ほどで三五山トンネルが出現します。

ひんやりとした明治30年製の煉瓦作りのトンネルを抜け、R403を下に見ながら並行して進みます。
後ろを振り返れば常念岳と前常念が目の前に現れ、松本で見る姿との違いを感じられました。

けやきの森自然園周辺では、ちょと伸びた福寿草が群生して季節感を醸し出していました。


上着を脱いで歩いていると、目的地の漆久保トンネルに到着しました。
ここではトンネルをくぐらず、その上を目指します。


トンネルの横から上がってその上には・・・

普寛様と覚明様の像が立っています。

近くの説明書きによると、このトンネルの上が大昔には善光寺へ続く道であり、
旅の安全の為に祀られたとの事です。
ちなみに両者共に木曽御嶽山を開山した行者様で、御嶽山の方向を向いているそうです。


ここまでで全行程の2/3くらいですが、ベンチで休憩した後、来た道を戻りました。

近場ではありましたが、往復6km。
一世紀前を想像したりと、色々発見があるお散歩となりました。
(大輪 武司)




0 件のコメント:

コメントを投稿