2014年12月28日日曜日

家庭内デフラグ

今朝の松本の最低気温は-8℃と、凍えるような朝を迎えました。
車の中に置いてあったコーヒーが凍結し、洗濯物も外に干すとパキパキに凍ります。
毎年の事ではありますが、雪が降らないだけ他の地域よりはましと言ったところでしょうか。


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早いもので2014年も去りゆく年となり、買い物や片づけなどで賑やかな事と思われます。
昨日は一念発起して自分も大掃除(自宅の)を敢行しました。

①部屋中の衣服以外のあらゆるもの(ラグや布団など)を洗濯⇒凍る⇒コインランドリーへ
②エアコン掃除⇒むせる、ほこりまみれになる
③ガスレンジ周り清掃、換気扇清掃⇒汚れが落ちない⇒洗剤を買いに走る
④トイレ掃除⇒日頃の清掃で慣れているせいか比較的スムーズに終わる。
⑤床掃除⇒疲れ果てたのでワックスは次回に。掃除機だけ
⑥バイク冬支度⇒バッテリー充電の為30分ほど走り、ガスも満タンにする⇒体の芯まで凍える
⑦銭湯で自身を清掃⇒温まる。復活

ひとまず1日ではこんなところでしょうか。まぁその後で飲みに行ったりもしてますが・・・

後はお風呂、水周り清掃、キッチンシンク清掃、冷蔵庫内清掃、電子レンジ・トースター清掃、窓拭き、ワックスがけ、ベランダ清掃、車・バイク洗車、いらない物の廃棄etc....


やりだせばキリがないですが、一年の垢を落としサッパリと新年を迎えるためにも、出来うることはしておいた方が良さそうですね。去年は引っ越し仕立てだったので大掃除はしませんでしたが

それにしても家事というのも中々重労働で骨身に染みるという事が良くわかりました。
やはり日頃からコツコツきれいにしておいた方が良いのかもしれませんが、中々続かないのが実際の所でしょう。
なんだか予防医療に通じるところもあるのでは?と思いました。


~~~~暗転~~~~~~~~



さてさて、今年も当ブログにお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
今回が2014年最後のボヤキ記事となりますが、皆様が良いお年を迎えられるよう心からお祈り申し上げ、末筆とさせて頂きます。

(大輪 武司)











2014年12月25日木曜日

We wish

年の瀬も進み、本日はクリスマスです。
目の前のアップルランドではオードブルやロブスター、鳥の足など普段無い品揃えが所狭しとばかりに並んで、雰囲気を加速させています。半額ゲッターとしては今日、明日が狙い目でしょうか


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さてさて話は変わりますが、ここいらの地域においても感染症が本格的に猛威をふるっています。
流行期を迎えたインフルエンザの患者数は右肩上がりなのに加え、重症化しやすいRSウイルス、急性の胃腸炎、アデノウイルス溶連菌感染症も散見されます。




夜間急病センターにおいてその動きは顕著で、特に重症につき二次病院へ搬送される方でのRSウイルス感染症が目につきます。

RSウイルスは3歳までにほぼ100%の幼児が感染する中で、1~3%は重症化⇒入院による処置が必要との事で、特に今年は各地で猛威を振るっているようです。
流行期がいわゆる風邪の時期と重なるため症状だけでの判別は難しいですが、特徴的な喘鳴(こ呼吸時にゼーゼーする)などが現れた場合は早めの受診をお勧めいたします。
■RSウイルス陽性患者数(人) cf:ここカラダ



昔は『風邪』と一括りにされていたものが、年々原因となるウイルスや菌が特定されています。
しかしながらその中で治療薬が存在するものはインフルエンザくらいで、後は安静・栄養の対症療法しかないのが実情です。

体調を崩しながらも免疫を獲得していくのが子供の仕事という一面もありますが、
やはり予防に勝る治療はないようです。

年末年始で普段の生活スタイルから変わる事による環境変化は、良くも悪くもストレスとなり免疫系統を左右する要因です。
無理のないスケジュール設定と、休み中でもある程度の規則正しい生活習慣を維持し、楽しい冬休みになるよう心掛けましょう。そして我々大人たちは飲み過ぎ・食べ過ぎに注意しましょう。
(大輪 武司)









2014年12月13日土曜日

地域連携

早いもので、今年を表す漢字は「税」と決まり年末の雰囲気を加速させていきます。
ちなみに2位が「嘘」3位が「噴」と、なかなかネガティブな言葉が並んでいるような気がします。
これも世相でしょうか?



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さて、話は遡り先月の22日に、塩尻市のえんぱーくにおいて介護福祉士会の薬の研修会にお呼ばれされてきましたのでご報告を。



薬剤師会からは松本薬剤師会会長以下4名出席で、参加者20名ほどと研修させて頂きました。

段取りとしては「薬について」との演題で基礎的な薬の概論を1時間ほど講演し、
その後3グループにわかれてグループディスカッションを行いました。

ディスカションにおいては薬剤師も膝を交え、現場での薬の問題などについて活発な意見が飛び交い、有意義な時間となりました。



施設勤務者からの意見としては
「管理上実際には食前で投与してしまうが大丈夫か」
「配役ミスをなくすための取組み」
「誤服用時の対応」
「服薬拒否に対する取組み」



在宅関連施設勤務者からの意見としては
「薬の管理に対して家族の同意・協力が得られないと厳しい」
「睡眠剤の依存」
「多科受診及び調剤してもらう薬局も多数あり、どこが核となるのかが分からない」




などと言った現場の苦悩を伺う事が出来ました。
また、共通の認識として薬剤師に期待する役割として
「減らせる薬ならば減らしてほしい」
と言った声がありました。


やはり利用者の生活様式がある程度管理された施設よりも、在宅の方が様々なしがらみが関与して一筋縄ではいかないように思えました。

しかしながら政府方針としては今後については施設よりも在宅での介護を推進するとの見解が出ています。

ますます増加するであろう在宅介護における問題点に薬剤師が100%応えられるわけではありませんが、一緒に考えて答えを探して行く事は出来ると思います。





今回の研修会の感想ではおおむね好評を頂く事が出来ましたが、それはこちらも同じで、非常に勉強させて頂く事が出来ました。

こういった他職種での研修会では相互に学ぶ事が出来、また顔の見える関係を築く事もできます。
今後もこういった研修会には積極的に参加し、地域連携の足掛かりとなればと思います。
(大輪 武司)

2014年12月9日火曜日

マッサン効果


ご存知の方も多いと思いますが、現在NHK朝の連続ドラマ小説では「マッサン」が放映され、再びのウイスキーブームが加熱しています。

内容は現ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政考氏(と妻のリタさん)のお話ですが、ウイスキーに興味がない方でも楽しめと思います。
ウイスキーづくりに情熱をかける職人肌の主人公と、遠くスコットランドから日本に嫁いできたリタさんの生涯はストーリに満ちていたからです。

以前北海道で余市蒸溜所へ伺った時に、二人の生い立ちについて知る事が出来ました。
今思うとほかの蒸溜所が技術的な内容を色濃く説明するのに対して、余市は「マッサン」と「リタ」の人間的ストーリが強く前面に出ていたように思えます。



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さてさて伏線が長くなりましたが、そのようなことも含め、先月山梨県にある白州蒸留所を見学する機会がありましたので、ご紹介をば。今回はウイスキー三昧の内容ですのであしからず


白州蒸溜所は1973年にサントリー2番目の蒸留所として、山梨県の北杜市に作られました。
「サントリー天然水 南アルプス」の工場ともなっており、良いウイスキー作りは良い水からという原点がよくわかります。

敷地内にはウイスキー博物館があり、ウイスキーの歴史、サントリーの歴史などについて学ぶ事が出来ます。
サントリーが元々薬屋だったとは知りませんでした。驚きですね!
ブレて見にくいですが、スコットランドの昔のバーです。雰囲気がありますね。

結構なボリュームがあり、当時の広告や実際の商品なども展示されています。
「トリスを飲んでハワイへ行こう!」とトリスおじさんが活躍するCMが印象的でした。その時代はさすがにまだ生まれてませんが・・・

工場見学の予約をしてからこちらを訪れると、スムーズに時間が使えますのでオススメです。




そして工場見学に。
マッサン効果で見学客も増えているそうです。
以前伺った仙台宮城峡蒸溜所では1グループ10人くらいでしたが、今回は30人はいました。


見学は発酵⇒蒸溜⇒熟成⇒試飲の順番となります
発酵前段階の麦芽をピートで炊いて薫香をつけたりする行程は見る事が出来ません。


こちらは展示用のスチルポット。蒸溜所と言えばこの単式蒸溜釜が顔役ですね。

こちらは現在活躍中。熱伝導率の関係から銅製です。
ズラズラっと並んだ樽。
中で眠ったウイスキーが熟成され、天使が分け前を頂いていきます。

こちらが本日メインの有料試飲。
白州にブレンドする前の3種類のシングルバレルを頂きます。
いずれもノンラベルですが、それぞれ非常に個性的です。
本当はニューポットも頂きたかったのですが、残念ながら欠品中でした。
この有料試飲は蒸溜所でしか飲めないものが多く、非常にレアです。
飲みすぎには注意しましょう。
 

今回の白州で自身3度目の蒸溜所巡りです。
酵母の香りと黒ずんだ木々は共通でしたが、木桶発酵槽やミズナラ材の樽など新しい発見があり勉強になりました。


私自身は多かれ少なかれ、お酒にウンチクは必要だと考えていますので、
今回の見学でより一層おいしくウイスキーを頂くことが出来そうです。

それでは竹鶴政孝氏と鳥居信治郎氏に感謝!
(大輪 武司)






2014年12月4日木曜日

H3N2

さてさて、だいぶ間が空いてしまいました。
おかげさまで無事(?)棚卸しも終了し、気が付けば雪の舞う師走に突入しました。
師走の忙しい中、解散総選挙があったりと中々せわしない年末となりそうです。


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話は変わりますが、ついに夜間急病センターにおいてもインフルエンザA、B両方とも今シーズン初の罹患者が出ています。

現在は散発的な状態ですが、昨年のデータを見ると、12月中旬には流行状態となっています。

着々と右肩上がりで感染は拡大していきますので、ワクチンがまだの方は早めの接種をお勧めいたします。




しかしながらインフルエンザウイルス以外にもこの時期は何かと感染症が流行しがちです。
RSウイルスや溶連菌、ロタやノロなどの感染性腸炎なども増え、小さな子供や高齢者を抱える家庭では気が抜けません。
特に抵抗力のある成人では、感染しているのに症状が出ないまま他の人に感染させてしまう事があります(不顕性感染)
「自分はかからないから」と言って対策をせず、感染症の媒介者とならないよう注意をする必要があります。

このブログでも何度も伝えていますが、感染症予防のおさらいです。

①手洗い:石鹸などが望ましい
②うがい:グチュグチュ、ガラガラと
③マスク:ちゃんと顔にフィットするものを
④:加湿、換気
⑤おかしいな?と思ったら無理をしないで早く寝る
 



いつもながらの内容ですが、「予防に勝る治療なし」です。
注意してこれからの季節を乗り切りましょう。