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さてさて話は変わりますが、ここいらの地域においても感染症が本格的に猛威をふるっています。
流行期を迎えたインフルエンザの患者数は右肩上がりなのに加え、重症化しやすいRSウイルス、急性の胃腸炎、アデノウイルスや溶連菌感染症も散見されます。
夜間急病センターにおいてその動きは顕著で、特に重症につき二次病院へ搬送される方でのRSウイルス感染症が目につきます。
RSウイルスは3歳までにほぼ100%の幼児が感染する中で、1~3%は重症化⇒入院による処置が必要との事で、特に今年は各地で猛威を振るっているようです。
流行期がいわゆる風邪の時期と重なるため症状だけでの判別は難しいですが、特徴的な喘鳴(こ呼吸時にゼーゼーする)などが現れた場合は早めの受診をお勧めいたします。
■RSウイルス陽性患者数(人) cf:ここカラダ |
昔は『風邪』と一括りにされていたものが、年々原因となるウイルスや菌が特定されています。
しかしながらその中で治療薬が存在するものはインフルエンザくらいで、後は安静・栄養の対症療法しかないのが実情です。
体調を崩しながらも免疫を獲得していくのが子供の仕事という一面もありますが、
やはり予防に勝る治療はないようです。
年末年始で普段の生活スタイルから変わる事による環境変化は、良くも悪くもストレスとなり免疫系統を左右する要因です。
無理のないスケジュール設定と、休み中でもある程度の規則正しい生活習慣を維持し、楽しい冬休みになるよう心掛けましょう。そして我々大人たちは飲み過ぎ・食べ過ぎに注意しましょう。
(大輪 武司)
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