県内でもインフルエンザ注意報が発令され、学級閉鎖も相次いでいます。
夜間急病においても、先日の土日だけで約70人のインフルエンザ患者が押し掛け、
さながら戦場でした。
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さて戦場と言えば、今週まで大輪薬局も同様の状態が続きました。
と言うのも、タイトルにあるように個別指導が実施されたからです。
さて、個別指導とは・・・と言いますと、
厚生局における、
『質的向上及び適正化を目指した個別の医療機関への指導』
という事ですが、実質的な監査とも言えます。
大抵の医療機関がこれに当たることを恐れていますし、
個別指導での準備にはかなりの労力を求められます。
せっかく(?)当たってしまったので、
今後の事も含め資料化してみましたので、
参考までにご紹介しようかと思います興味がない人はスルーして下さい・・・
まずは診療報酬単価の平均が一定の額を超えると、
「高点数」と言う理由で『集団指導』『集団的個別指導』に呼ばれます。
この予選の後およそ2年以内に、精鋭が『個別指導』に選抜されます。
他にも新規開局や内部告発などによる不適正や要指導が認められる場合でも選抜されます。
そして大輪薬局の場合は『高点数』という事で、
新年早々にこのような通知が薬局に届き、顔が青ざめます。
掲示要項や管理記録簿などの他に、5日前に15件そして前日にさらに15件、
計30件の該当患者における資料を持参する必要があります。
この資料作成がかなりの労力を要しました・・・
そして当日は関東甲信越厚生局からの事務方2名、指導官1名による指導が行われました。
対する薬局側は開設者(今回は自分が代理しました)、管理薬剤師の2名。
長野県薬剤師会及び松本薬剤師会からの立ち合いが各2名。総勢7名で実施です。
事務的要項の確認⇒薬歴の指導⇒総評の順で進み、
後日①概ね妥当 ②経過観察 ③再指導 ④要監査
のいずれかの結果が郵送にて通達されます。
まだこの結果は届いていないのでドキドキですね・・・
ざっとスケジュール的な内容を記憶と記録の範囲で掲載してみました。
かかる労力は大変なものがありますが、
日ごろの業務を再度確認する良い機会でもあると思います。
指摘された要項を今一度咀嚼し、患者さんへの対応などに活かすよう努めたいと思います。
(大輪 武司)