さてさて東海道中二日目でございます。
二日酔いもなく、軽やかに沼津のビジネスホテルから旅立ちます。
時計の針は7:30。我ながら健康的ですね~。
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今回目指すは西伊豆方面。
富士山の溶岩帯に染み込んだ清水が湧き出てくる場所ですが、以前山梨の
忍野八海へ行ったことがあるので今回はスルー。
NHKの特集で見ましたが、富士山の伏流水は駿河湾でも湧水しているみたいですね。
富士山表面に川がなくとも、たくさんの水を供給して肥沃の地を形成しているのには驚きです。
そのままR1からR136に乗り、敢えて下道のまま南下します。
修善寺で県道18号線を西に入り、温泉や古い建築を通り抜けながら高度を上げていきます。
残念ながら駿河湾はチラチラ雲の隙間から見えるだけでしたが、下界から登った身としては涼が身に染みました。
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スカイラインの名にふさわしい、稜線を繋ぐような道路でした。
晴れていれば素晴らしい景色だったでしょう。 |
西伊豆スカイラインからさらに南下し、県道411→59号に入ると一気に険道に・・・
最近大雨が降ったようで、一車線相互通行の山道狭路は路面がウェットで日が当たらず、土砂流出や落石が各所で起きていました
カーブで泥の上に乗ってしまい、久々にフロントスリップして肝を冷やしました・・・
そんな難所を下り、やっとのこさ西伊豆町の海に出できました
早速アチー
後はR136を海岸線に沿って北上していきます。
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堂ヶ島の三四郎島。干潮時だけ砂州を歩いて渡れます。 |
各地の海辺で海水浴を楽しむ人で溢れ、実に気持ちよさそうです。
堂ヶ島では干潮だったので、三四郎島まで行けたのですが、暑さとスケジュールの関係で眺めるだけにしておきました。
海水浴や洞窟探検など、丸一日楽しめそうな場所でした。周りもホテルが多く、まさにリゾート地と言ったところでしょう。
さらに北上していくと、駿河湾を眼下に望む景色になっていきます。
機嫌が良ければ、駿河湾の先に富士山を望む景色となっていたでしょうが、
照れ屋の富士山は今日も霞の中でした。次回に期待ですね。
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天気は悪くないのですが、霞空 |
土肥からは県道17でそのまま海岸線沿いを進みます。
交通量が一気に少なくなりますが、道はそれほどタイトでもなく、片道一車線の峠道となります。
一気に高度を上げた先の高台で一休憩。
土肥港を見下ろします。
戸田(へた)で一旦高度を下げ、港町に入ります。
何でも戸田産の塩があるそうなので、製塩所が近くにあるそうです。
港では、太公望達が堤防で暑さと闘いながら釣り糸を垂らしているのが見えます。
暑い中よくやるなぁ、と思いましたが、ヒトの事は全く言えない状況であると悟ります。
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大瀬も海水浴客で溢れています。 |
大瀬まで北上してから東へ向かい、伊豆半島の西の付け根へ。
マリンスポーツ客の路上駐車を華麗に避けつつシーサイドレーンを進み、R414に出ると沼津港がすぐ近くです
渋滞でなかなか進みませんが・・・
ちょうどお昼御飯の時間なので、昨日のリベンジを兼ねて港近辺をぶらぶらします。
昨日とは打って変わって、お店も開いていますし、観光客で溢れかえっています。
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ズラリと兜煮が並びます。 |
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お土産にはちょっと大きいですかね・・・ |
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港近くの通りの一角 |
お昼に海鮮物を食べてパワーアップ・・・
のつもりが、灼熱の太陽に阻まれ体力を消耗していきます
アツイ・・・
2時間近く散策し、すっかり熱くなってしまったシートにまたがり出発します。
収穫は冷凍のマグロ(頭と尻尾)、
あらめ、海鮮せんべい。心持ちマグロ側の重心が重いです。
再び沼津駅を越えて人生初の新東名へ
しかし渋滞していてIC到着まで1時間以上かかりグッタリ。
新東名入ってすぐの駿河湾沼津SAで即休憩。
ミストシャワーを存分に浴びリフレッシュします。
しかしながら雨雲が近づいている様相で、時間も推してきています。
お土産物をそそくさと追加した後、GO WESTを再開します。
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SAからも駿河湾や伊豆半島が見えます。
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本来なら御殿場経由か新富士IC→R139が早いのでしょうが、
今回は新清水ICまで足を延ばし、R52を北上するルートを選びました未踏破ルート優先の脳内ナビ設定です
IC降りていきなりの峠道ですが、十分な広さなので安心して走れます。
鼻歌交じりの山道をなめた行為が反感を買ったのか、
身延手前にて、どしゃ降りの洗礼を頂戴いたします・・・
が、すぐ止んで20分ほどで乾燥が終了します。バイクではよくあることですねいろいろパリパリになります
何とか以前通った増穂ICに辿り着き、中部横断自動車道から中央道に入り帰路を急ぎます。
八ヶ岳PAで給油しようと立ち寄ると「GS閉店」の看板が・・・
ガソリンメーターはとっくに点滅しています。
やむなく小淵沢ICで一旦高速を降りて近場のGSへ。
高速でガス欠とか洒落にならないので、背に腹は抱えられません。
お腹いっぱいになったところできびすを返し、ICに戻ります。
ちょっと日が暮れてきましたが、残すところ後50kmほどです。
疲れていましたが、暗くなると怖いのでミラーシールドしかないので夜道は危険・・・
さっさと進んで帰宅。何とか完全なる暗闇の前に帰宅することができました。
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2日間で871.8km。高速使ったから伸びましたね。 |
辿ったルートは大体こんな感じです↓
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今回もよく走りました。
年々真夏のツーリングがきつくなってきている気がします。
涼を求めるという意味では長野県内を走るのが一番なのかもしれませんね。
(大輪 武司)