2013年5月17日金曜日

たまには薬局のお話を

最近このブログの内容が偏っている気がしますので、
この辺で是正せねばという気持ちで更新いたします。


さて、最近新聞などでも話題になりましたが、
医薬品のネット販売に対する話が盛り上がってきました。

判決内容や規制など難しいことは後回しにして本当は色々ありますよ、色々・・・
皆さんはネットで市販薬が購入できたら買いますか?

購入者の利点としては
・自宅に居ながらにして、自由な時間に薬を購入できる。
・普通の薬局で在庫していないような物を購入できる。
・安い値段で医薬品を購入できる。
・対面で購入するのがためらわれる物を、気軽に購入できる。

と言った事が挙げられます。

しかし、ネットでお買い物をする事が多い若い方において、
そもそも定期的に市販薬を購入する方は少ないと思われます。

だいたい皆さん風邪や鼻炎などの急性症状が現われてから、
薬を購入するに至るのではないのでしょうか?

そうするとネットで薬を購入する方で一番恩恵を受けるのは誰かと言うと・・・
・市販の医薬品を常用している方
・常備薬を自分できっちり整備している方
・コンプレックス系医薬品を購入したい方テレビ電話での対応で大丈夫ならですが・・・
・地理的環境等で医薬品小売店舗での購入が難しい方

あたりになりますでしょうか?そんなに数は多くないような気もします・・・


これからの薬局では、
ネットでの医薬品購入よりメリットを感じられるような対応を対面販売で行うことが求められているのかもしれません。
その為に
「この薬を飲んでも大丈夫なのか?」
「このお薬は自分の症状に合っているのか?」
「薬の飲み合わせは大丈夫なのか?」
「日常生活ではどういったことに気をつければよいのか?」
「お医者さんにかかったほうが良いのか?」
と言った、時に声に出ないであろう疑問に気づき、しっかりと応えられるよう努めたいと思います。


(大輪 武司)






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