幸福度:本県が全国1位、民間シンクタンクのランキング 知事「各分野でバランス」 /長野
毎日新聞 5月20日(月)12時32分配信
民間シンクタンクの日本総合研究所(東京・寺島実郎理事長)が発行した「日本でいちばんいい県 都道府県別幸福度ランキング」で、長野県が幸福度全国1位に躍り出た。医療福祉や運動に関わる「健康分野」が1位、待機児童率や下水道処理人口普及率などの「生活分野」が2位と高順位を占めた。阿部守一知事は「飛び抜けてはいないが、(各分野で)バランスが取れていることの形だと思う」と喜んだ。
同研究所が幸福度ランキングを発表するのは初めて。調査は客観的なデータとなりうる国の統計などを使用し、人口増加率などの都道府県の構造を示す「基本指標」と、健康▽文化▽仕事▽生活▽教育--の「分野別指標」から計55指標で実施。指標ごとに順位を決め、総合順位を判定した。
総合順位は1位の長野の他、2位東京都▽3位福井県▽4位富山県▽5位滋賀県--など。長野県の分野別の順位は、基本指標7位▽健康1位▽文化12位▽仕事5位▽生活2位▽教育23位。55指標のうち、1位だったのは高齢者有業率(2010年に26・7%)や保育所の待機児童率(11年に0%)など4指標だったが、20位以上は過半数を超える34指標あり、同研究所は「おおむね各指標で平均以上の順位となり、バランスが取れていることが総合順位1位につながった」と分析する。
一方、教育分野は、学力▽不登校児童生徒率▽悩みやストレスのある者の率--の3指標が30位以下となり、課題も見つかった。知事は「まだまだ伸びる余地があると思うので、結果を参考にしたい」と話した。【小田中大】
………………………………………………………………………………………………………
◇長野県が上位だった指標◇
【基本指標】
▽国政選挙投票率 3位
【健康分野】
▽生活習慣病受療者数 8位
▽体育・スポーツ施設数 1位
▽スポーツの活動時間 10位
【文化分野】
▽教養・娯楽支出額 6位
▽書籍購入額 10位
▽姉妹都市提携数 8位
【仕事分野】
▽高齢者有業率 1位
▽インターンシップ実施率 7位
▽大卒者進路未定者率 6位
▽本社機能流出・流入数 9位
【生活分野】
▽待機児童率 1位
▽1人暮らし高齢者率 10位
▽下水道処理人口普及率 7位
▽一般廃棄物リサイクル率 3位
▽エネルギー消費量 10位
【教育分野】
▽社会教育費 7位
▽社会教育学級・講座数 9位
▽余裕教室活用率 1位
5月20日朝刊
総合順位は1位の長野の他、2位東京都▽3位福井県▽4位富山県▽5位滋賀県--など。長野県の分野別の順位は、基本指標7位▽健康1位▽文化12位▽仕事5位▽生活2位▽教育23位。55指標のうち、1位だったのは高齢者有業率(2010年に26・7%)や保育所の待機児童率(11年に0%)など4指標だったが、20位以上は過半数を超える34指標あり、同研究所は「おおむね各指標で平均以上の順位となり、バランスが取れていることが総合順位1位につながった」と分析する。
一方、教育分野は、学力▽不登校児童生徒率▽悩みやストレスのある者の率--の3指標が30位以下となり、課題も見つかった。知事は「まだまだ伸びる余地があると思うので、結果を参考にしたい」と話した。【小田中大】
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◇長野県が上位だった指標◇
【基本指標】
▽国政選挙投票率 3位
【健康分野】
▽生活習慣病受療者数 8位
▽体育・スポーツ施設数 1位
▽スポーツの活動時間 10位
【文化分野】
▽教養・娯楽支出額 6位
▽書籍購入額 10位
▽姉妹都市提携数 8位
【仕事分野】
▽高齢者有業率 1位
▽インターンシップ実施率 7位
▽大卒者進路未定者率 6位
▽本社機能流出・流入数 9位
【生活分野】
▽待機児童率 1位
▽1人暮らし高齢者率 10位
▽下水道処理人口普及率 7位
▽一般廃棄物リサイクル率 3位
▽エネルギー消費量 10位
【教育分野】
▽社会教育費 7位
▽社会教育学級・講座数 9位
▽余裕教室活用率 1位
5月20日朝刊
幸福度と言うと抽象的で哲学的ですが、
ここでは社会的インフラが主な指標になっているようです。
自分としては、公共交通機関の整備や中心市街地の活性化以外はそんなものだと思います。
これが子育て世代目線や介護世代になるとまた視点も変わるでしょうが・・・
さて、この話題も良い事尽くめではありません。
以前長野新幹線沿線で、都市部からの高齢人口流入が増加している事を耳にしました。
都市部で働いていた人たちが定年を迎え、
老後は田舎で暮らそうと長野県に住居を移されるそうです。
人口は増えたものの、生産人口ではないので税収の増加は限られています。
加えて高齢者ゆえに医療費の負担が市区町村に重くのしかかる。
関連自治体は悲鳴を上げているそうです。
物事中々一筋縄ではいかないものですが、
医療現場の一つとしては、まずは目の前患者さんの健康増進の為に力を注ぎたいものです。
(大輪 武司)
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