2014年9月26日金曜日

GO WEST(1)

しばらく更新が滞っていましたが、先日の飛び休を利用してちょっと遠出をしてまいりましたのでご報告を。


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当初心配されていた台風も旅行中は影響もなく、秋らしい清々しい天候に恵まれ、各地を見て回る事が出来ました。
今回は残念ながらバイクではないですが、車でおよそ1200kmほどの行程をドコドコと走り抜けました。


まずは先週の金曜日。
仕事が終わるやいなや、長野自動車道⇒中央自動車道⇒名神高速道を使い大阪まで距離を稼ぎます。
夜の高速を延々と飛ばし360km先の高槻でバタンキュー。
まさに寝る為だけに泊まりました。





土曜日は早朝にスタート。
曇天の中、名神高速⇒中国自動車道⇒山陽道にて一路広島へ。
途中のSAでセアカゴケグモに注意を払いつつ、前日と同じ360km走破。
宮島口⇒フェリーにて日本三景の一つ、宮島へ上陸。

異様に人馴れした鹿と戯れつつ、厳島神社を参拝。
ちょうど最大干潮で大鳥居まで歩いて行くことが出来ました。
靴が濡れましたが、フジツボやカキがびっしり付いた根元も見る事が出来ました。
いたるところにカニがうろちょろしています。
厳島神社の名写真スポット。そう見えないのは多分腕前のせいです・・・
現在10月の例大祭に向けて色々と直している所でした。
その後ロープウェイを使って厳島神社の裏手にあたる弥山まで登り、歩いて山頂や社に向かいます。久々の山道にゼーハー息を切らしました

弥山山頂
ロープウェイ駅から歩いて20分くらいでしょうか。
それなりにアップダウンがありますが、スニーカーでOKです
頂上からの眺め
瀬戸内海に浮かぶ島々や対岸の広島市、ふもとの大鳥居まで360°パノラマが広がります。
朝方からの曇り空が、ちょうどこれくらいの時間から晴天となりました
 



不消霊火堂(きえずのれいかどう)
1200年の間絶やさず火を守ってきたお堂です。

早朝からの詰め込みスケジュールで疲労困憊の中、宿で一休みをして再び夜の大鳥居にむかいます。
あれほど賑やかだったお土産物などの商店は店を閉め、静まり返った夜の宮島は一転して別世界のようでしたちなみに鹿も夜は山に変えるようでいません
ライトアップされた最大満潮時の大鳥居。
闇夜の静寂の中、くっきり浮かぶ姿が印象的でした。
一方遊覧船がナイトクルーズをしていて、海は賑わっています。
ハードな一日でしたが、それなりの収穫がありました。
年間400万人の人が訪れる世界遺産は伊達じゃないな、と思いながらも泥のように眠るのでした。
(続く)
 
(大輪 武司)

2014年9月18日木曜日

#8000


連休に挟まれた今週は、何かとバタバタしているような気がします。
今週末も飛び休ではありますが、色々とイベントが行われる機会が多いのではないでしょうか?


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週末はそれでなくとも医療機関が休みの所がほとんどですので、必然的に夜間急病は混み合います。大体通常時の2倍くらいでしょうか。
さらに連休ともなれば、帰省先での急病やレジャーや飲み会などで、いつにも増して体調を崩す方が多くみられる傾向があります。


例えば出先や夜遅くに自分の子供が体調を崩した場合、皆さんならどうしますか?


・突然熱を出したけれど、機嫌は良くご飯も食べられている。
・ごはんを食べてから少ししたら吐いた。その後は水分もとれている。
・ハチに刺されてしまった。1時間以上経つがちょっと手が腫れている。
・体にプツプツと発疹が出てきた。今のところ痒くもない。
・犬にかまれた。
・間違えて洗剤を飲んでしまったかもしれない。


様々なケースがあると思いますが、
まずは受診した方が良いのかどうか、の判断が必要になるのではないでしょうか?


そういった時に受診すべきかどうかのアドバイスをしてくれるのが
『小児救急電話相談#8000』という事業です。

実は全国各地でこの事業は実施され何年も経っているのですが、どうやら認知度がまだまだ低いようでニュースとなっていました。

前置きが長くなりましたが、以下紹介となります。









小児救急電話♯8000、9割が認知せず-内閣府の世論調査で判明

医療介護CBニュース 9月17日(水)18時17分配信
 小児救急電話相談の「♯8000」について、9割近くの人が「知らない」と答えていたことが、内閣府が16日に公表した母子保健に関する世論調査の結果で分かった。特に50歳以上では、認知していない人の割合が高かった。♯8000をめぐっては、厚生労働省が「病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができる」とし、ウェブサイトなどでPRに努めてきたが、周知が不十分な状況が調査結果で明らかになった。【新井哉】

 この調査は、全国の20歳以上の日本国籍を持つ3000人を対象に実施されたもので、妊娠や育児、地域での子育てなどに関する認知について、調査員による個別面接聴取法で行われた。調査期間は7月17日から同27日までで、1868人から有効回答を得た。

 調査対象となった小児救急電話相談事業は、電話で♯8000にかけると、各都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師から子どもの症状に応じた適切な対処の仕方や、受診する病院などのアドバイスを受けられる。

 調査では、♯8000にかければ、小児救急電話相談につながることを知っているかどうか聞いたところ、「知らない」と答えた人の割合は88.8%で、「知っている」(10.2%)を大幅に上回った。性別では、女性よりも男性で「知らない」と答えた人の割合が高く、年齢別では50歳以上の9割超が「知らない」と答えたという。

 ♯8000については、今年2月に公表された「救急医療体制等のあり方に関する検討会」の報告書でも、利用者の多様なニーズに応える必要性が指摘されており、定期的な実態調査の実施に加え、事業を補完する全国センターの設置や相談事業運営の広域化などが求められていた。
 
原文→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140917-00000003-cbn-soci

 



この事業の目的としては、小児科医療資源の保護及び要救急対応者の振り分けにあります。
その為、実際の医療機関が1~3次救急を担うのに対し、#8000は0.5次救急とも呼ばれています。

この事業が浸透するメリットとして

・患者側⇒安心感・不要受診回避
・医療機関側⇒本当に処置が必要な人に対して医療を集中出来る・負担減少
・保険者⇒不要受診回避による医療費削減

といったことが挙げられると思われます。


先の8月に行われた夜間急病センターの登録医大会においても、この#8000事業との連携について講演がありました。
電話相談ならではの対応の難しさや、マニュアルの存在、各医療機関との連携について知る良い機会でした。

実は当薬局においても薬剤師2名が女性薬剤師会を通し、#8000事業のバックアップ要員として定期的に夜間電話対応をしております。
薬の事についての相談を受け持つのはやはり薬剤師の腕の見せ所です。


まだまだ認知度が低いかもしれませんが、子を持つ親にとっては心強いツールとなることは間違いないと思われます。

お子さんの事で受診すべきかに迷う状況があれば局番なしの#8000で、まずは相談をしてみて下さい。
(大輪 武司)



 

2014年9月16日火曜日

高原行脚

この三連休いかがお過ごしでしたでしょうか?
比較的天候にも恵まれ、さわやかな秋の空気を存分に味わってきた方も多い事と思われます。


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かくいう自分もバイクでプラっとツーリングに行ってリフレッシュしてきました。

ルートはいつもの松本⇒アザレアラインビーナスライン霧ヶ峰で休憩。
ハイキング目的でしょうか、各地(八代湿原や車山)の駐車場はいずれも満車で賑わっていました。

また、バイク日和につき同じような目的のライダーも多く、たくさん
の人に手を振ってもらいました。
たまに両手で挨拶をしてくれる人がいます。気持ちはわかりますが手放し運転は危ないですよ・・・

空の青とビーナスの緑の草原のコントラストを楽しみつつ、白樺湖女神湖長門牧場へ。
白樺湖で黄金アカシアの紅葉を眺めていると、ラーメンイベントの告知看板を発見!
・・・後ろ髪をひかれつつもかろうじて脱出します。
黄金アカシアの並木道

誘惑
女神湖周辺は白樺に囲まれ、まさに高原の雰囲気。

そのまま牧場の牛や馬たちを眺めながら長門牧場で休憩。
ここに来たからにはピザとアイスは欠かせません。
牛、馬、羊、ヤギ、アルパカがもさもさ食事中
ここのピザは絶品です!
美食を堪能した後は佐久方面に降り、R142⇒R141で南下。
佐久と韮崎はいつ高速が繋がるのだろう?と思いながらも、食後の眠気と戦いながら進みます


雲に隠れた八ヶ岳を右手に見ながら野辺山まで走り、休憩。
以前も訪れた野辺山の国立天文台を軽く覗きつつ再びR141を南下開始。
清里⇒清泉寮の横を抜けて県道11号の八ヶ岳高原ラインに。

何気にこの道は初めて通ります。道自体は緑のトンネルを駆け抜けるワインディングロードですが、途中に有名な東沢大橋があります。
旅行雑誌などでは必ずここの橋が掲載されています。名勝地
 そのまま高度を下げて小淵沢ICへ。途中毎朝お世話になっている八ヶ岳牧場を横切ります。



後は高速でピューッと松本ICまで帰って約250km、6時間のツーリング終了です。
バイクの写真が一枚もない事に気づきましたが、ご愛嬌。
さすがに朝の高原地帯はそれなりに冷え込みますので、バイクの方は装備に注意が必要ですね。


次回はそろそろ本格的な紅葉の時期でしょうか?
白馬、開田高原、菅平、志賀高原、黒部ダム、安房峠・・・・
今から目的地に迷うところです
(大輪 武司)





2014年9月11日木曜日

再発見

先日当薬局のある塩尻市の広報誌を眺めていたところ、
面白い情報が載っていましたのでこの場を借りてご紹介いたします。


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そもそも市の広報紙で一番自分が見るのは休日当番医療機関のページでした。
ページというよりも裏表紙なので、中を見ないでそこだけコピーしたりしていました。

ちょっとお昼の時間にぱらぱらめくってみると、
先日『認知症の人と家族の会』でお世話になった方が写真入りで掲載されています。
認知症の方への行政のサポート情報もあり、改めて活動の内容などを知る事が出来ました。
ちなみに本日行われる、「塩筑地域における医療と介護の連携研究会」の公演の演者でもあります

また、ページをめくると、7月にリニューアルオープンした塩尻市役所内の食堂の案内が。
メニュー内容は地域性を前面に出しています。

・塩尻産地粉を使った日本そば  ¥500
・山賊定食⇒名物山賊焼きの定食です      ¥500
・しょうゆラーメン           ¥500
・カレーライス             ¥500
・日替わり定食(A・B)        ¥500


11~14時までのお昼のみ営業ですが、
コストパフォーマンスがべらぼうに良いですね・・・
信州の地粉を使ったそばや山賊焼きでこの価格は他に類を見ません。
水曜日はカレー・パスタバイキングガ行われるようでこれも期待です。

最近何かと市役所周辺に行く機会が多いので、是非立ち寄ってみたいところですが、
惜しむらくはお昼のみの営業ですかね~。


今までちゃんと見る機会がなかったですが、改めて見ると知らない身近な情報を発見することができました。
普段見過ごすことが多かったものも改めて見直すことで、再発見や再評価ができるかもしれません。


某CMじゃないですが、地元ってのは実はすごいのかもしれませんね。
(大輪 武司)

2014年9月9日火曜日

月と晩酌と蛙

皆々様昨晩は15夜お月様をご覧になりましたでしょうか?

我が家でもベランダから先生(カエル)と一緒に仲秋の名月を眺め、風流を装いお団子ではなくお酒を傾けていました寒くてすぐに退散しましたが・・・




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松本城でも恒例の『月見の宴』が催されており、本日が最終日となります。
秋の虫の音と共に、名月をバックにしたお城の勇姿を眺める事が出来ます。

たまには秋の夜長を楽しむのも乙なものですね。

・・・ただしお酒の量と風邪には十分にお気を付け下さい

(大輪 武司)

2014年9月7日日曜日

平成26年度塩尻市総合防災訓練

あっという間に9月に入り、半袖とのお別れを感じさせるくらい朝晩の冷え込みが強くなってきました。
天候不順な夏でしたがキノコには好環境だったようで、早くも松茸の出荷が始まりました。
社長も早速山に入りキノコ狩りを楽しんだようで、今シーズン早々に『じこぼう』を味わう事が出来ました。



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さて、本日は様々な場所で防災訓練が行われていると思われます。
現在これを書いている間にも、松本市内の各避難所において知り合いの薬剤師さんが訓練に当たっている事でしょう。

一方当薬局は@塩尻市。
先週の8/31に一足早く防災訓練を無事終える事が出来ました。

今年は初めて本部にての訓練に参加しました。
被災状況、避難所の状況、受け入れ病院の態勢などの報告を受け、時系列に沿って記録していきます。
その後臨時の医救護所の開設や医療スタッフの振り分け、救護所への医薬品の発注なども行い、最後には現地の避難所へ向かいます。

後ろの色がついたビニールシートはトリアージでのエリア分けの為に用います。
各トリアージタッグの色は4色で以下のように分類されます。

・黒 - カテゴリー0(死亡群)
死亡、または、生命徴候がなく救命の見込みがないもの。
・赤 - カテゴリーI(最優先治療群)
生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの。
・黄 - カテゴリーII(待機的治療群)
赤ほどではないが、早期に処置をすべきもの。
一般に、今すぐ生命に関わる重篤な状態ではないが、処置が必要であり、場合によって赤に変化する可能性があるもの。
・緑 - カテゴリーIII(保留群)
今すぐの処置や搬送の必要ないもの。完全に治療が不要なものも含む。


今回の訓練を実施したのは塩尻中学校です。
臨時の医療救護所は医師・歯科医師・薬剤師・保健師により構成されています。
本部同様に、救護所においても時系列で状況を記入していきます。
トイレや扇風機などの環境的要素も重要になります。




このように防災訓練は実施され、およそ半日で終了となります。
医師会会長の吉江先生がおっしゃっていましたが、
「訓練のための訓練にならないように」
とのお言葉が印象的でした。

想像力を働かせ、実際の災害時に備えて問題点の抽出・改善につなげていく必要があると感じた平成26年度の防災訓練でした。
(大輪 武司)