2014年9月7日日曜日

平成26年度塩尻市総合防災訓練

あっという間に9月に入り、半袖とのお別れを感じさせるくらい朝晩の冷え込みが強くなってきました。
天候不順な夏でしたがキノコには好環境だったようで、早くも松茸の出荷が始まりました。
社長も早速山に入りキノコ狩りを楽しんだようで、今シーズン早々に『じこぼう』を味わう事が出来ました。



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さて、本日は様々な場所で防災訓練が行われていると思われます。
現在これを書いている間にも、松本市内の各避難所において知り合いの薬剤師さんが訓練に当たっている事でしょう。

一方当薬局は@塩尻市。
先週の8/31に一足早く防災訓練を無事終える事が出来ました。

今年は初めて本部にての訓練に参加しました。
被災状況、避難所の状況、受け入れ病院の態勢などの報告を受け、時系列に沿って記録していきます。
その後臨時の医救護所の開設や医療スタッフの振り分け、救護所への医薬品の発注なども行い、最後には現地の避難所へ向かいます。

後ろの色がついたビニールシートはトリアージでのエリア分けの為に用います。
各トリアージタッグの色は4色で以下のように分類されます。

・黒 - カテゴリー0(死亡群)
死亡、または、生命徴候がなく救命の見込みがないもの。
・赤 - カテゴリーI(最優先治療群)
生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの。
・黄 - カテゴリーII(待機的治療群)
赤ほどではないが、早期に処置をすべきもの。
一般に、今すぐ生命に関わる重篤な状態ではないが、処置が必要であり、場合によって赤に変化する可能性があるもの。
・緑 - カテゴリーIII(保留群)
今すぐの処置や搬送の必要ないもの。完全に治療が不要なものも含む。


今回の訓練を実施したのは塩尻中学校です。
臨時の医療救護所は医師・歯科医師・薬剤師・保健師により構成されています。
本部同様に、救護所においても時系列で状況を記入していきます。
トイレや扇風機などの環境的要素も重要になります。




このように防災訓練は実施され、およそ半日で終了となります。
医師会会長の吉江先生がおっしゃっていましたが、
「訓練のための訓練にならないように」
とのお言葉が印象的でした。

想像力を働かせ、実際の災害時に備えて問題点の抽出・改善につなげていく必要があると感じた平成26年度の防災訓練でした。
(大輪 武司)

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