降りも降ったり豪雪の週末が、各地を覆い尽くしております。
松本は最大積雪深75cmくらいで観測史上2番目となったそうです。
先週の49cmを軽く抜きましたね。
交通は今なお寸断され、インフラも停止している場所さえあります。
今日の通勤はスリルドライブでした
松本において週末に訪れたコンビニでは、お弁当やパンなどの中食製品がほぼ売り切れ。
ダイリン薬局目の前の
スーパーでも納豆や一部の野菜、チルド製品などが品切れでしたが、比較的県内産が多いのか、他地域に比べれば在庫は充実しているのかもしれません。
この辺は物流センターを身近にもつ地元企業の強みではありますね。
医薬品の事情についても同じように、物によっては流通事情から即時入荷できないものもあり、緊急時の対応に難がある状況です。
とはいえこれだけ人の動きが制限されると、インフルエンザなどは感染の機会が減り、一時的かもしれませんが収束する可能性があります。光と影ですね。
さて、こういった広域災害とも呼べるような状況ですが、興味深い記事を見つけたのでご紹介します。
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なぜNHKは山梨の大雪災害を報じないのか?(上杉隆)
2014年02月16日
14日から振り続いた雪は、山梨などの甲信越地方を「陸の孤島」にしている。
国道20号線、中央自動車道、中央本線などの「甲州の大動脈」も、いまだ復旧の見通しの立たないまま、3日目の夜を迎えようとしている。
「県内だけでも、家に帰れず、車の中で過ごしている人々が数百人にのぼるのではないかとみている。凍死や一酸化炭素中毒など死の危険に直面している人も少なくないはず。政府は本当に対応を急いでほしい」(県庁職員)
ネットの世界では、安倍官邸の反応が鈍いとし、テレビ局も山梨の悲劇を「ぜんぜん報じていない」と大騒ぎである。
実際、今回の場合、その指摘は正しい部分が少なくない。
その最大の理由は、ソチ・オリンピックにある。
日本の場合、オリンピックの放映権は、数年前からNHKと民放で構成される「JC」(ジャパンコンソーシアム)で決定し、電通を中心として広告出稿などのスポンサー割当までをも振り決めていく。
年々高騰する膨大な放映権料は、テレビ局に取っては死活問題であるゆえに、五輪関連番組はアンタッチャブルな絶対的な「商品」となっているのだ。
そうなると困るのは、大地震や災害や戦争などが起きた場合の緊急報道である。
とくにNHKは、政府から非常事態宣言などが出され、緊急災害放送を余儀なくされると困ってしまう筆頭であろう。
というのも、NHKの災害報道(臨時災害報道も含む)は、放送法(第8条など)で定められ、大災害時には報じなければならないものと義務づけられているからだ。
ということで、仮に、オリンピックの時期でなければ、甲府放送局発のNHKニュースは遊軍などの力も借りて、もっと充実したものになっていただろう。
報道か、放送か…
日本のテレビ局がこの命題を突きつけられたときに、どちらを選択して来たか、云わずもがなであるが、筆者の第二の故郷・山梨にとっては哀しいばかりだ。
上杉隆(ジャーナリスト/元山梨県在住)
原文リンク→http://no-border.asia/archives/19230
甲府など山梨県の多くは内陸性気候や太平洋側気候なので、そこまで雪に慣れていません。
75cmでも悲鳴が上がっているのに、114cmはまさに災害そのものです。
一刻も早い対応が望まれます。
(大輪 武司)