落葉も進み、秋と冬のせめぎあいが続いています。
天気予報にマイナスや雪のお知らせが見られるようになってきましたので、そろそろタイヤ交換のスケジュールを立ててはいかがでしょうか。
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さて、相変わらずのコロナ情報ですが、皆様ご存じの通り第8波が始まっております。
長野県では11/16時点で3821人の感染者が判明し、過去最多となりました。
薬局においても抗原検査キットの問い合わせやコロナ患者宅への薬の配送などが目に見えて増えており、感染者数を単なる数字ではなく、まさに肌で実感している感があります。
そんな中全国の薬局の悩みの種として、医薬品供給不足が続いている現状があります。
コロナや風邪等で使う急性疾患の対症療法薬に加え、漢方薬も入って来ません(NEW)
先日自分の子供に解熱座薬を市販薬で買いましたが、正直市販薬のラインナップが充実していてうらやましくも思えます。
例えば一般的な感冒による上気道炎で薬を処方してもらうと・・・
RP)
カロナール(300) 3T
トランサミン(250) 3T
メジコン(15) 3T
ムコダイン(500) 3T
1日3回毎食後5日分
葛根湯 7.5g
1日3回毎食前5日分
上記は全て出荷調整(=メーカーによる供給制限)対象品となります(執筆時時点)
全てがないことは稀かもしれませんが、1つや2つは無い薬があると薬剤師から説明があるかもしれません。
薬局自体も医薬品の供給を担う施設であるため、エンドユーザーへの供給については責任の一端を担います。患者さんの不利益にならぬよう、現場ではできうる限りの対応をしているものと思われます。
しかしながらどんどん悪化するこの状況が良くなる事はあるのでしょうか?
薬価制度等構造的な問題が絡み、正直好転するイメージが浮かびません。
そして現場の業務は圧迫され、厚生労働省発出である薬局ビジョンとは真逆の
「対人業務から対物業務~ヒトからモノへ~」と引き戻されています。
以上愚痴になりましたが「早く何とかしてくれ」というのが医薬品に関わる多くの人の本音
もしくは悲鳴なのではないでしょうか。
(大輪 武司)