2018年12月6日木曜日

期待の新人

気がつくといつの間にやら師走です。
年賀状どうしようかな?年末年始はどう過ごそうかな?と思いをめぐらせる時期でもあります。

今のところ季節はずれの暖かさが続いていて楽ではありますが、
初雪の知らせもなく、ちょっとさびしい感じもします。


ちなみに当薬局の年末年始の営業ですが、
12/29~1/2までをお休みとさせていただき、
新年は1/3より営業を開始いたします。

あらかじめご了承下さい。



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さて、冬将軍と肩を並べて登場するのがインフルエンザです。

当ブログにおいてもこの時期毎年恒例の話題となりましたが、
今シーズンは新しいインフルエンザの薬が登場し、市場を席巻しそうです。

各種メディアなどでも取り上げられたりしていましたので、
ご存知の方も多いかと思われますが、「ゾフルーザ」というお薬です。

これまでの薬と名何が違うの?といいますと、
「1回服用するだけで終わり」という点が他のお薬と大きく異なります。
.
1回で済むインフルエンザのお薬では「イナビル」がありましたが、こちらは吸入薬です。
吸入自体が難しい老人や子供では効果が十分に発揮できない恐れがありました。

また、飲み薬では有名な「タミフル」があります。
こちらは1日2回で5日間服用する必要があります。


さらに、こまかい作用の違いについて説明すると、
今までの薬はウイルスが増殖して、細胞から出て行く段階で止めていましたが、
今度のお薬はウイルス自体が増殖するのを止める作用を持っています。



このことにより今までの薬より効果が高いのではないかと期待されています。


いいこと尽くめな感がありますが、
難点としては、今のところ錠剤しかないということです。
薬の成分自体が相当苦いらしいので、粉砕して子供に飲ませるのも難しいようです。

来シーズンには顆粒が間に合いそうですので、
今シーズンはいままでのお薬を使ってしのぎましょう。


また、1回服用してすぐに元気になって仕事や学校に行ってしまうと、
他の人にウイルスをバラまき感染を拡大させてしまう恐れがあります。



元気な状態でも、マスクの着用と人との接触を極力避ける必要性を周知する必要がありそうです。





何はともあれ、基本は予防です。
規則正しい生活習慣や、手洗い・うがい等でウイルスに感染のスキを与えないことが何より重要となります。

「予防に勝る治療なし」





(大輪.武司)















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