2016年4月19日火曜日

You can't lose

はじめに、
この度の地震でお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

4/15に発災した、熊本を中心とした連続的な地震でまさに日本が揺れています。

皆さんも各種メディアでご存知の通り、
4/19時点で死者41人、けが人約1000人、避難者約9万人と、
近年では新潟県中越地震に次ぐ被害が出ております。

現在の被害状況から、広域で避難所生活が長期化する見通しが高くなってきています。


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東日本大震災に続き今災害においても、各薬剤師会を通して薬剤師の医療ボランティア募集が開始されました。
通達リンク⇒http://www.nichiyaku.or.jp/saigai2016/files/tk20160418_1.pdf

薬剤師は職能上、急性期よりも亜急性~長期において需要が増します。
避難所生活が始まってから2週間もたつと以下のような業務に従事する事と思われます。

・臨時救護所内での調剤・服薬指導
・各種公衆衛生管理
・薬剤・衛生用品等の物品管理
・常用薬の同定
・避難所巡回チームへの随伴
・被災者心理ケア
・各医療職や行政との情報共有化
・etc...

ボランティアにむかうにあたり、不安に思う事もあるかと思いますが、
実際の所行けば何とかなると思って大丈夫だと思います。
(先遣隊による調整や薬剤師会からのフォローもあるので)

登山にむかうような装備があれば心強いですが、私が派遣された際には、持参した物資はほぼ使う事がありませんでした。



残念ながら今回は職務上現地に向かう事は出来ませんが、
被災地の医療が復活するまで、ボランティアに向かう方には是非とも頑張ってもらい、
その経験を自身の地域に持ち帰って還元して頂けたらと思います。
(大輪 武司)

2016年4月5日火曜日

100年前

桜咲く新年度となり、心機一転の様相を現す今日この頃です。

4/1に開花宣言が出された国宝松本城においても、
例年通り開花宣言の3日後となる4/4より10日間、
夜桜会が行われ、ライトアップされています。参照⇒松本桜情報


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そんな春の訪れを感じる為、以前より気になっていた旧篠ノ井線の廃線敷きを歩いてきました。

R19から明科の市街地を越えたあたりに、潮神明宮駅があり、そこの駐車場に車を置いて歩き始めます。

かつては蒸気機関車が走っていた単線の道は、枕木こそないものの砂利が敷き詰めてあり、
歩きやすい歩道となっています。

スタートしてからものの5分ほどで三五山トンネルが出現します。

ひんやりとした明治30年製の煉瓦作りのトンネルを抜け、R403を下に見ながら並行して進みます。
後ろを振り返れば常念岳と前常念が目の前に現れ、松本で見る姿との違いを感じられました。

けやきの森自然園周辺では、ちょと伸びた福寿草が群生して季節感を醸し出していました。


上着を脱いで歩いていると、目的地の漆久保トンネルに到着しました。
ここではトンネルをくぐらず、その上を目指します。


トンネルの横から上がってその上には・・・

普寛様と覚明様の像が立っています。

近くの説明書きによると、このトンネルの上が大昔には善光寺へ続く道であり、
旅の安全の為に祀られたとの事です。
ちなみに両者共に木曽御嶽山を開山した行者様で、御嶽山の方向を向いているそうです。


ここまでで全行程の2/3くらいですが、ベンチで休憩した後、来た道を戻りました。

近場ではありましたが、往復6km。
一世紀前を想像したりと、色々発見があるお散歩となりました。
(大輪 武司)