2016年2月25日木曜日

空を舞うもの

前回から大分間が空いてしまい申し訳ございません。私は元気です。
2月は平成28年第1回○○会議というのが多く、過密スケジュールが続いておりました。
また、二年に一度行われる、来年の四月より施行の診療報酬改定でもバタバタし、更新が遅れてしまいました。



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さて、言い訳はこの辺にて、その間インフルエンザも各地で猛威を振るいました。
今年はA型の流行が遅れ、B型の流行開始時期とちょうど重なるような形となり、記録的な患者数となってしまいました。
中にはA、B両方一緒に罹患する方もおり、まだまだ予断を許さない状況が続いております。


しかしながら、夜間急病センターにおいては、昨年のような年度末に爆発する状況に比べて患者数も少なく比較的落ち着いている印象です。
皆さんキチンと昼間に医療機関に行かれているのかもしれませんね。


さらに、いよいよスギ花粉の飛散時期がやってまいりました。
今年は関東以東において全体的に少な目で、西日本では多めという『西高東低』の予測が出ております。
長野県においても前年比で60~90%の予測が出ていますが、気象条件や地理的条件により左右されますので、お出かけ時は注意が必要となります。

松本市の保健所における花粉観測によると、今の所本格飛散とはなっていませんが、
ポツリポツリと飛散しているのが観測されています。
このままいくと、3月初旬くらいの気温上昇を伴う時期より本格的なシーズンに突入されると思われます。
参考)松本保健福祉事務所:松本地域の花粉飛散情報

本来なら昨年利用したリアルタイム花粉モニターの『はなこさん』を利用しようと思っていたのですが、環境省におけるサーバー移管作業につき2/29まで利用できない状況となっております。
 


一番利用者が必要としている時期にまったく・・・。といった愚痴が全国から寄せられているのも仕方ないですね。



色々と目に見えないものが浮遊している今日この頃となりますので、
皆さんも対策に十分気を付けてお過ごしください。
(大輪 武司)

2016年2月2日火曜日

過ぎたるは猶及ばざるが如し

先日の全国ニュースでも報道されましたが、週末に松本盆地の至る所で雨氷被害がありました。
ニュースリンク⇒http://mainichi.jp/articles/20160130/k00/00e/040/266000c
扉温泉の報道がクローズアップされていましたが、その他にも山形村の清水高原、塩尻市にある善知鳥峠の国道153号線も道路が倒木により寸断され、各地で被害が出ました。



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当日は朝方に雪が積もっていました。
水分を含んだやたら重い雪を除雪している内に、雪がみぞれとなり日中は季節外れの雨となっていました。
積もった雪が融けてくれると喜んでいましたが、その時標高の高い所では雨氷現象が生じ
、樹木や電線を凍らせてしまったようです。
やがて氷の重さに耐えられなった木や電線が倒壊し、道路を塞いだり停電を引き起こしました。
その結果、多くの人が電気もない状態で孤立し、寒さと不安に身を震わすこととなりました。
不幸中の幸いは人的被害がないことくらいでしょうか。




ここら一帯は内陸の盆地なので、どうしても地形的に底に冷たい空気がたまりやすく、雨氷や霧氷が比較的起こりやすいそうです。
雨氷
霧氷
 
上の写真でもわかるように、どちらもとても美しい風景が広がる現象です。
かつて山岳部での冬山山行やスキー場などでこれらの現象を見た時には、思わず息をのみました。


しかしながら何事にも光と影の部分があります。
今回は「美しい」だけでは済まされず、災害レベルとなってしまいました。


クスリも過ぎれば毒となる。


なんとなく日常との関連性を身近に感じた一件でした。
(大輪 武司)