中秋の名月を間近に控えていますが、長引く暑さが季節感を狂わせます。
以前ラジオで気象学の専門家が話をしていましたが、温暖化による気温上昇は直線的ではなく階段状に上昇していくそうです。
その話を聞いて『人体と同じだな』と思った医療関係者は多いのではないでしょうか。
病状進行の大半は直線的ではなく階段状です。現状を維持している事にあぐらをかいて薬物治療を中断すると・・・皆様の想像通り覆水は盆に返りません。
さて、10月より長期収載品の選定療養制度が開始されます。
言いたいことも愚痴も色々ありますが、割愛してざっくりと説明すれば・・・
・先発品を使うと金かかる
以上です。もちろん除外項目や対象医薬品などありますので、詳細はリンクを参照してください。
選定療養には今までも2022年より開始された
・でかい病院にいきなり行くと金かかる
などの他、様々なシーンで登場してきます。
念のためお伝えしておきますが、選定療養制度において患者さんとしては負担金が増えますが、徴収する薬局・医療機関がその分儲かっているわけではありません。
今まで保険で賄っていた分が患者負担に入れ替わっただけとなりますので、そこのところをご理解いただけると助かります。
今回追加の長期収載品の選定療養においては、今後も対象医薬品の拡充・更新や除外項目の削減、自己負担比率の増大などは十分考えられます。
最新の情報を知りたい方は薬局にてお気軽にお尋ねください。
(大輪 武司)