2023年12月6日水曜日

師は走る

インフルエンザが猛威を振るっております。
県下では12月に入る前から患者数が急増し、
現在警報レベルの2倍にまで近づこうとしています。
近隣では学校閉鎖が実施され、小児を中心に医療機関がパンクしているような状況です。
加えて相変わらず医薬品の供給も滞っており、
昨年のコロナ流行より状況が悪化しているような感があります。




年末年始で人と会うイベントもこれからですので、
このまま高い流行状況が広範な地域で継続していくこととが予想されます。
流行の拡大を食い止めるためにも、
手洗い・マスクの基本的感染防御に加え、
体調不良時は外出を控えるといった勇気ある決断をお願いいたします。




さて、早いもので今年も師走となりました。
年末年始の営業ですが以下の通りとなります。

12/28:9:00~18:30
12/29:お休み
12/30:9:00~17:00(当番薬局、化粧品はお休み)
12/31:お休み
1/1 :お休み
1/2 :お休み
1/3 :お休み
1/4 :9:00~18:30

繰り返しになりますが、現在医薬品の供給がかなり厳しくなっております。
不足している品目は日々目まぐるしく変化していますが、
当薬局においては現在小児領域の医薬品がほぼ全滅しており、抗生剤、鎮咳薬、去痰薬等は冗談抜きに一人分もご用意できない状況が続いております。
折角ご来局頂いてもご希望の薬をご用意できなかったり、
別の在庫のある薬への処方変更を依頼するにあたり、お時間を頂戴する場合があります。
患者差に置かれましては体調不良の折誠に申し訳ございませんが、
状況をご理解頂きますようお願い申し上げます。






・・・来年以降状況が好転すればよいですが、正直期待はしていません。
医薬品のないニューノーマルに薬剤師も国民も慣れなければならないのかもしれません。
皆さんも体調を崩さぬよう十分に注意し、よいお年をお迎えください。
(大輪 武司)













2023年11月25日土曜日

力の使い道

雪の便りも日に日に標高を下げ、山は三段紅葉で晩秋真っ盛りといった今日この頃です。
しかしながら気温の上下が激しく、スタッドレスの車に窓を開けて乗るような日もあります。
体調を崩される方も多く、インフルエンザに関して長野県は警報級で流行していますので、基本的な感染予防等にご注意ください。



さて来年度の医療・介護・障害のトリプル改定の時期を迎え、
様々な情報が飛び交っています。
今のところ既定路線でマイナス改定~現状維持のまま進みそうな気配が漂っており、
物価高に伴うコスト高や、賃金上昇、医薬品供給崩壊への薬価対応などの諸問題は先送りまたは限定的なものになりそうです。





我々のように保険医療に携わる者にとって、
この時期ほど「政治の力」を実感する事はないと思います。
しかしながら「政治の力」も一朝一夕に出来上がるものではありません。
一般的に選挙で議員を輩出し我々の声を政治の場に届けなければ、
業界における課題や問題点は政治の場で認知されません。
(医薬品供給問題のようにマスコミから一般世間を通す政治力もありますが・・・)



保険薬局業界でも若手勤務薬剤師ほど政治に関心が薄く、
「どうせ給料変わらないから、面倒なことはしたくない」
というのが本音かと思われます。
そういった人たちの意識を変容し、票の数に繋げるため、
選挙に行くことで自身にどういった影響やメリットが生ずるのか。



今が一番わかりやすい時期なのかもしれません。
(大輪 武司)












2023年10月17日火曜日

Once again

 気温の急降下であっという間に紅葉や初雪の知らせが届いている今日この頃です。

2週間くらい前まで冷房を入れていたのが今は暖房になっており、

患者さんとの会話でも「四季ならぬニ季になった」と度々話題に挙がります。


人気ブログランキング
人気ブログランキング


さて、気温の低下と共に本格的な感染症のシーズンに突入します。

当薬局でも遅まきながらコンボキット(コロナ+インフルエンザの抗原検査キット)が入荷いたしました。

【シーズン突入に伴う品薄につき、欠品する可能性がありますのでご了承ください】



今期は例年と異なりインフルエンザが終息せず再流行の兆しが見られるほか、

場所によっては猛暑の影響でいまだにアデノウイルス感染症(プール熱等)が流行しています。

そしてコロナ感染症は減少傾向にあるものの、まだまだ気が抜けません。


また、別の問題として医薬品の供給不足も未だに解決の糸口が見えません。

特に小児の薬は相も変わらず鎮咳、去痰、解熱、抗生物質とほぼ手に入りにくい状況が続いています。

薬局においても大人用の錠剤を潰したり、近隣薬局での在庫を調べたりと手を尽くしておりますが、どうにもならない事があるのも事実です。


以上を踏まえ、感染症にかからない為の予防が重要となります。

感染症の基本対策に加え、ワクチン接種も有用です。

また、アデノウイルスやノロウイルスではアルコールが利きにくいためこまめな手指洗浄が推奨されます。

加えて免疫システムに負担を与える過度なストレスや、暴飲暴食、

不規則な習慣を回避することも重要となります。


「予防に勝る治療なし」



(大輪 武司)






2023年9月21日木曜日

5年後

 朝晩の涼しさにやっと夏の終わりを感じ取れる今日この頃です。

しかしながら今冬の予報では暖冬傾向との事で、今年のような少雨と重なれば来年の水不足も必至となります。せめてお山に雪がいっぱい降ってくれればよいのですが・・・


人気ブログランキング
人気ブログランキング


さて、話は全く変わりますが2028年に長野県で国体が開催されます。


かなり先の話ではありますが、長野県では1978年の「やまびこ国体」以来となり、実に50年ぶりの開催となります。当時の詳細はわかりませんが、松本に残る「やまびこ道路」など国体で様々なインフラが整備されてレガシーとなっています。

今大会では会場が県内各地に分散しているので、幅広いエリアでアスリートを迎える事となり、携わる方も多岐に及ぶことが予想できます。

こういった大会で薬剤師が専門的に携わるのが「ドーピング問題」です。

大会関係者として専門的に取り組む「スポーツファーマシスト」も活躍されることと思われますが、一般の薬局においても「うっかりドーピング」防止を含め、アスリートの相談に応需する事が出来ます。

ドーピングと言うと、大国が関与して組織的にアスリートを強化したり、命にかかわるような危険な薬物で限界を変える・・・

と言うイメージがあるかもしれませんが、それだけでなく風邪や花粉症など日常使われる市販薬にも禁止薬物が存在します。

また、持病のある方への特例措置などもあるので、ドーピングに関する疑問があればまずは薬局にご相談ください。



国体に向け血のにじむような鍛錬を重ねて成果を発揮したところ、直前に服用した風邪薬のおかげで全て台無しに・・・


とならないように専門家である薬剤師を頼っていただけたら、と思います。

(大輪 武司)





2023年8月24日木曜日

ニューノーマル

 暑い夏が続いております。

当地域の水がめである奈良井ダムの貯水率も8/21時点で40%を割り込み、

深刻な水不足となっております。一昔前であれば干ばつと言ったところでしょうか。

小学校では運動会の練習がままならず、農家の人は秋野菜の植え付けもできず、

各所に多大なる影響を及ぼしています。

人気ブログランキング

人気ブログランキング

暑さの影響を薬局の視点から見てみますと、

まず考えなければならないのが、高齢者を中心とした熱中症リスクの上昇です。

①土地柄クーラーが設置されてなかったり、あっても昔の経験上使用を控えたりする方も多い。

②のどの渇きや暑さを感じる機能が落ちていて、暑さによる危険を感じにくい。

③汗をかいて体温を下げようとする機能が落ちている。

以上の理由により独居、老々介護などの世帯は特に注意が必要となります。

また、夏場は当然汗をかく機会が多くなり脱水傾向になりがちです。

脱水は熱中症リスクを増大させるだけでなく、血液を濃縮することにより腎臓への負担や血栓症リスクの増加につながります。

対策としては積極的な水分補給が必要となりますが、一度にガブガブ飲んでも消化器を冷やすことによる機能不全⇒夏バテの原因となってしまいます。

目安としては1時間にコップ一杯の水分補給をベースとして、必要に応じて追加するようにしましょう。

また、野良仕事やスポーツなどで大量に汗をかいた後は、塩分の補給も行ってください。

最近はスマートスピーカーやIoT家電などにより、設定温度を超えると自動で空調がONにしたり、外出先からスマホで操作することも出来るようになりました。

見守り機能などとうまく合わせて使うと、熱中症対策として効果的に活用できるかもしれません。

(大輪 武司)


2023年7月21日金曜日

夏季営業のお知らせと温泉

『これまでに経験したことのない大雨』や『観測史上最高気温』など、

極端な天候が連日ニュースを騒がしております。

毎日のニュースを見ると、事実とは言え暗い話題にばかりフォーカスが当てられ、

報道が社会の閉塞感を加速させている気がします。

そういった側面からも、大谷選手にはまだまだ活躍してもらいたいな、

と思う今日この頃です。


人気ブログランキング
人気ブログランキング


さて、まずはご連絡になりますが本年度の夏季営業についてお知らせ致します。

少し変則的ではありますが下記案内の通りになりますのでご参照ください。


お盆などの長期休暇近辺になりますと、
医薬品卸会社からの供給や近隣薬局からの融通が難しくなるため、

非在庫品への迅速な対応が難しくなる場合があります(ただでさえ医薬品供給は非常に厳しい状況が続いています)
定期的にご利用している薬であれば、余裕をもっていつものかかりつけの薬局で調剤してもらうようお願い申し上げます。

また、現在小児の急性疾患薬(咳止め、抗生物質、去痰薬、抗アレルギー剤、解熱の坐薬等)は壊滅的な供給状況となっております。
申し訳ございませんが希望された薬剤が調剤できないケースもありますので、
ご了承ください。

お願いばかりで申し訳ございませんが、
全国的な医薬品供給崩壊の現状を考慮して対応して頂けると助かります。


~閑話休題~


暗いニュースの後は明るい話題で払拭すべく、唐突ではありますが
夏は涼しく信州観光と言う方にお勧め!夏に入るべき信州の日帰り温泉。
を自身の偏見に基づいて勝手にご紹介しますほぼ備忘録です

言わずと知れた名湯。ロケーションに優れた混浴露天風呂が有名ですが、名前の由来ともなった源泉かけ流しの内湯が夏にもってこい。入浴料はお高めですが、極上の泉質をほぼ体温クラスの不感温浴を楽しむ事が出来ます。

長野市北部にある知る人ぞ知る名湯。住宅街を抜けた高台にある露天風呂からの眺めも良く、しっかりとした泉質のぬる湯を堪能できます。塩化物泉なので湯あたりにご注意ください。

入笠山のふもとにある露天風呂がメインのアルカリ性単純硫黄泉=美肌の湯。源泉そのままの打たせ湯が冷たくてサウナ上がりに最高です。ぬる湯ゾーンもあってゆっくりできます。

木曽の名勝「桟」近くにある川沿いの一軒宿。冷鉱泉源泉と加温湯の交互浴を川を見ながら楽しめます。木曽の温泉らしく白いタオルが鉄分で赤く染まります。

硫化水素香る硫黄泉のぬる湯。広くはないですが、一度入ると寝落ちするくらい癒されます。田沢温泉「有乳湯」よりぬるめ。駐車場の猫注意。

異論やご意見等多々あるかと思われますが、
キリがないので今回はこれ位で。
長野県にはまだまだ他にも入ったことのないぬる湯に溢れていますので、
(渋辰野館、唐沢鉱泉、釜沼温泉、稲子湯温泉、大塩温泉など)また入浴後に情報提供させて頂きたいと思います。

(大輪 武司)




2023年6月13日火曜日

猪突猛進

入梅を迎え、イワシがおいしい時期を迎えております。
一方くせ毛の人は難儀し、洗濯物も乾かない、
と毎年ではありますが梅雨の苦労はつきものであります。
そんな折、日毎に濃くなる山の緑を目にすると、
ドカンと暑いザ・夏の到来を間近に感じ、何だかノスタルジックな気分になります。



さて、ここのところトラブルが相次いでいるマイナンバーカードですが、
今のところ来秋での従来保険証廃止と言う政府方針に変更はないようで、
このまま突き進んで行きそうな様相を呈しています。




また、先に解禁されたオンライン診療・処方せん等に加え、
電子カルテ・薬歴も2030年を目安に共通化・義務化が検討されており、
急速なDX化の波が医療業界に怒涛の如く押し寄せております。

いずれもコロナ禍における従来医療システムの機能不全が発覚し、
その是正に国を挙げて拙速に取り組んでいる次第です。

スピード感を持って取り組んで頂いていると思いますが、
こうした拙速な対応は光と闇の部分があり、
程度の差こそあれ現場に多大な影響を与えることとなります。

現在も国主導で推し進めている後発医薬品政策は、
医療費削減効果として劇的なものがありました。
が、その一方で今日の医薬品供給崩壊の一因を招いています。




現場として初回導入の混乱はある程度仕方がないと覚悟していますが、
後発医薬品同様の失策をくり返すことのないよう、綿密に進めて頂きたいと思います。
(大輪 武司)




2023年5月9日火曜日

Artificial Intelligence

GWも終わり、晩春から初夏へと季節が移り変わります。

連休中に発生した霧ヶ峰の火災によりガボッチョなる山に注目が集まったようで、当ブログの過去記事閲覧桁数が2つ位増えたりもしましたが、当薬局は今日も平常運転です。


人気ブログランキング


さて、皆さんご存じの通り5/8より新型コロナウイルス感染症は2⇒5類感染症に移行しました。

この事を今流行りのChatGPTに注意事項を尋ねたところ、下記回答を頂きました。

  1. 感染拡大防止対策の徹底 新型コロナウイルス感染症が5類になったとはいえ、まだ感染拡大のリスクがあります。感染拡大を防止するためには、手洗い・うがいの徹底、マスクの着用、人との距離をとることなど、感染予防の基本的な対策を徹底することが大切です。

  2. ワクチン接種の受け方 ワクチン接種は、感染拡大を防止するためにも重要です。5類になったことで、一部地域では接種が開始されている場合があります。ワクチン接種の受け方やスケジュールについては、所属する自治体の情報や保健所の指示に従うようにしましょう。

  3. 海外旅行に関する注意 5類になったことで、海外渡航についての制限が緩和される可能性があります。しかし、海外渡航については引き続き感染拡大のリスクがありますので、不要不急の場合は控えるようにしましょう。海外渡航をする場合は、渡航先の情報や入国制限についてしっかりと確認し、帰国後は健康管理を徹底することが大切です。

以上が、新型コロナウイルス感染症が5類になったことによる注意点です。引き続き、感染拡大防止のために、個人としても社会としても、協力していきましょう。

まぁ無味無臭な回答ではありますが、不自然さもなく、このレベルの文章が数秒で作成できることは正直驚きです。




・・・次に試してみたのは

「長野県塩尻市でオススメのラーメン屋さんはありますか?」

との問いに対しては以下のように回答を頂きました。

はい、長野県塩尻市には美味しいラーメン屋さんがいくつかあります。以下にいくつかのおすすめをご紹介します。

  1. 麺屋ひろ蔵 住所:長野県塩尻市松本県道2号線 塩尻市駅から車で約5分の場所にある「麺屋ひろ蔵」は、塩尻市で人気のラーメン屋さんです。自家製麺と独自のスープが特徴で、中でも味噌ラーメンが絶品と評判です。店内はアットホームな雰囲気で、家族連れやカップルにも人気です。

  2. 中華そば はしごろ 住所:長野県塩尻市鹿塩大門7-4-4 「中華そば はしごろ」は、塩尻市で長年愛されている老舗ラーメン屋さんです。特に醤油ラーメンが人気で、スープは鶏ガラと魚介を使用したあっさりとした味わいが特徴です。大きなカウンター席があるので、一人でも入りやすいお店です。

  3. 一燈そば 朝日店 住所:長野県塩尻市中町3-3-20 「一燈そば 朝日店」は、地元の人にも観光客にも愛されているお店です。厳選された素材を使った手打ちのそばが自慢で、中でも冷たいつけそばが人気です。塩尻市駅から徒歩圏内にあり、観光の帰りに立ち寄るのにもぴったりです。

以上が、長野県塩尻市でオススメのラーメン屋さんです。ぜひお試しいただき、美味しいラーメンを楽しんでください。


どうでしょう。

パット見ではよくまとまっていて、出先で食事をする時の参考になりそうな文章です。

が、これらの店舗・住所は全て存在しません。

地元の人であればすぐにわかりますが、逆を言えばそれ以外の人がフェイクである事を見抜くのは難しいかもしれません。空恐ろしいものを感じます

ちなみにChatGPTにその事を指摘してみると・・・

申し訳ありませんが、私が提供した情報は架空のラーメン店の名前と住所でした。長野県塩尻市には、実際に美味しいと評判のラーメン店がいくつもありますので、最新の口コミや情報を確認して、おすすめのお店を見つけてください。

しれっとフィクションになっています。





それではまとめになります。

何かと騒がれているChatGPTですが、情報の信頼性においては注意が必要そうです。

今回は「ラーメン屋」についてでしたが、これが「薬」の情報であったらいかがでしょう?

鵜呑みにして健康を害するような事があったとしても、

ChatGPTが責任を持つわけではありません。

今後は専門家をも凌駕する存在になるかもしれませんが、現段階では回答の真偽を見抜ける人の補助ツールといった立ち位置になるかのではないかと感じました。

(大輪 武司)


2023年4月6日木曜日

浸透

決算を迎えた法人も多いかと思われますので、
まずは皆様棚卸などの期末業務お疲れ様でした。
年度が替わり、薬価を筆頭に色々と変わりました。
毎年の事となりましたので、
これからは桜の花を見ると反射的に『在庫を絞らなきゃ』と憂鬱な気分になりそうです。




人気ブログランキング



今までの遅れを挽回すべく、急速に医療のDX化が進行しています。
当薬局でも煩雑な状況ながらも、各種並行して対応を進めている状況です。

こうした変化を受け入れ積極的に活用する若い世代に対し、メインユーザーである高齢者のほとんどはDXとの親和性に乏しく、普及には相応の時間がかかると予想されます。
このため、しばらく現場では2極化する状況に対応する必要に迫られ、
それなりの労力を必要とする可能性があります。



かなり前の話になりますが、
私が以前勤めていた薬局で高齢の患者さんが来局された際のやりとりです。

私「処方箋をお預かりします。事前にFAXはお送りされていますか?」
患者さん「FAXって何だね?」
私「FAXと言う便利な機械がありまして・・・」


“それなりの労力”の一例です。






最後に今年のGW中の営業についてお知らせいたします。
店休日:4/29(土)、4/30(日)、5/3(水)、5/4(木)、5/5(金)
以上、カレンダー通りとなっておりますので宜しくお願い致します。

・塩尻市当番医リンク
⇒https://www.enchiku-med.jp/firstaid/categories/f01.html
・松本薬剤師会当番薬局リスト
⇒http://www.matuyaku.or.jp/touban/t_shiojiri.html
(大輪 武司)









2023年3月13日月曜日

花は咲く

厳しい寒さの底を経て、春の暖かさを暖房費用の減少という経済的な喜びをもって感じる今日この頃です(最近引っ越してオール電化となりました)

当地区では春の嵐による土埃が毎年恒例ですが、
今の所周辺の山々が見えなくなるような状況もなく、
落ち着いた春の訪れとなっています。


先だって(3/12)今シーズン初のバイクお散歩で
とことこバッテリーを充電してきましたが、
近所でも梅の花や福寿草が咲き始め、色鮮やかな世界が戻ってきました。




さて、バイクでおでかけの後、
案の定くしゃみ三昧でくしゃくしゃになりましたが、
当地区もスギ花粉の本格飛散を迎えています。


今年のスギ花粉は2月終わりに飛散開始となり、
3月2週目の気温上昇に伴って本格飛散⇒患者殺到となっております。
今後3月下旬以降はピークを過ぎ落ち着いてくると予想されますが、
気象条件等に大きく左右されるので、外出時は天気予報等の花粉飛散情報も確認してみて下さい。

既に花粉症を発症している方は、シーズン中抗アレルギー剤を継続使用し、重症化予防に努めましょう。
また、コンタクトレンズを外せる方は眼鏡に変えてみて下さい。眼鏡自体が外部からの花粉の侵入を物理的に防いでくれます。
上記対応で眼鏡が曇るのが嫌な方はティッシュペーパーをくるくる棒状に丸め、マスクのワイヤーが入っている上の方に入れてマスクと顔の隙間をなくすようにしてみて下さい。

3/13以降マスクの着用は個人の判断に委ねられるとの事ですが、
少なくとも外出時はしばらくマスクを着用した方が良さそうです。

(大輪 武司)

2023年2月1日水曜日

有為転変

最低気温がマイナス2ケタ台を記録する、寒さの底のような時期を迎えています。
反比例して暖房費は上昇を続け、過去最高額を記録した家庭も多いかと思われます。
厳冬期ならではの楽しみ方も様々ありますが、大半の方は気温も懐も温まってほしいのが本音ではないでしょうか。



さて、ニュースや新聞など各種メディアでも取り上げられましたが、1月26日より電子処方箋が解禁されました。
とは言っても実際に対応できる医療機関・薬局は極めて数少なく、皆様がつつがなく利用できるのはまだ先の話になりそうです。
当薬局でも電子処方箋に対応する最初の2歩目くらいであるHPKIを申請している所ですが、2ヶ月くらい何の音沙汰もなく不安になっている所です。

当初電子処方箋については『紙ベースの処方箋が電子化され、メールのように薬局に飛んでくる』と言ったイメージを持っていましたが、理解が進むにつれそれは間違いだったことに気づかされました。



上図(厚生労働省資料より抜粋)の通り、医療機関から薬局に至るまでに支払基金・国保中央会所管の『電子処方箋管理サービス』を経る必要があります。
これにより重複チェックなどを機械的に行い、患者の健康被害削減と共に無駄な医療費の削減を図りたいというのが国の狙いの一つとなっています。

上記観点より当システムはいずれ義務化する可能性が高いです。
マイナンバーカード、オンライン資格確認と同様に、まずは診療報酬改定における加算等での誘導、その後義務化もしくは減算対応といったロードマップが予想されます。
既にデータ蓄積の為、電子処方箋を発行せずとも当システムを活用するよう告知も出されており、本格的な導入に向けて動き出しているように見えます。

さらに将来的には、AI等を活用した電子処方箋管理サービスの機能拡充も十分考えられます。これにより現行の薬の重複だけでなく、薬の相互作用、各種検査の重複や保険適応外処方など多岐にわたる内容がチェック対象となります。
そしてその対象の多くが現在の薬局業務となると・・・
再び薬局・薬剤師不要論が沸き上がってくるのではないでしょうか?




時代と共に社会のニーズは変化していきます。
知識面でAIを凌駕するのは難しいので、危機感をもって変化し、対応していく必要がありそうです。
(大輪 武司)









2023年1月5日木曜日

謹賀新年

皆様あけましておめでとうございます。

本年も地域の皆様のお役に立てるようスタッフ一同尽力致しますので、

引き続き変わらぬご指導・ご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。


人気ブログランキング


さて、年が変わり恒例の令和45年、202223年ミスはもうお済でしょうか?

脱ハンコが許されるまでしばらくは、訂正印の携帯をオススメ致します(体験談)




脱ハンコと言えば、薬局業界のDX化は今年急伸する予定です。電子処方箋やオンライン資格確認義務化、紙保険証の撤廃等うかうかしていると置いてかれそうで、引き続き気忙しい1年となりそうです。

しかしながら足元を見てみれば、肝心の医薬品の供給不足は品目を変えて続いている、もしくは悪化している状況です。

先日物は試しにと思い、厚生労働省の医療用解熱鎮痛薬等の供給相談窓口(医療用解熱鎮痛薬等110番にメジコン、トランサミン、ブルフェンが納品されない旨メールを送ってみました(他にもSGやPL、漢方などもないけど該当品目ではない)

その後ほどなくして卸の担当者から連絡があり、物がないので入荷次第との結果でした。

どこかから医薬品が湧いて出てくるものではないので期待はしていませんでしたが、ただただ無駄に時間を浪費しただけでした・・・。


新年早々愚痴になってしまいましたが、

負けずに気持ちを切り替え、できる事をしっかりと取り組んでいきたいと思います。


(大輪 武司)