長かった夏の終わりを感じています。
同様にコロナの第7波もピークアウトしたように見えますが、
まだまだ感染者数も高い状態であり、油断は禁物です。
さて、前回の記事で欠品をお伝えしていた新型コロナ抗原検査キットですが、
現時点(9/2)においては安定的に流通しており、当薬局でも販売可能となっております。
【現在取り扱いキット:GLINE-2019-nCoV Agキット MBL製】
おおよそ3週間ほど欠品したことになり、お問合せを頂いた皆様はじめ、多くの方にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
(他医療用医薬品の件でも多くのご迷惑をおかけしておりますが・・・)
抗原検査キットについて各種報道等でご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
大きく分けて
①体外用診断医薬品(医療用)
②研究用
の二つに分かれます
(今後OTC化による「一般用」も増える予定です)
①については医療機関等で実施される検査と同様で実際の診断にも用いられ、その検査精度は国の承認を受けたいわゆるお墨付きの検査キットになります。
臨時的措置として薬局での販売も認められていますが、薬剤師による対面での使い方の説明が必要となり、薬剤師のいない店舗においては販売することができません(R4.09.02現在)
一方②は検査制度が保証されておらず、感染の有無や臨床的な診断に用いることはできません。現在の所販売に対する規制などもなく、電気屋さんなどの一般小売り業やネット、自動販売機などでも売られているようです。
ほとんどの方は検査キットを診断目的で用いるかと思われますので、
必然的に必要な物は①になるかと思われます。
また、企業等が課す検査も①でなければ認めないところが多いようです。
消費者庁より⇒https://www.caa.go.jp/notice/entry/025912/ |
今後ネット販売の解禁やOTC化等により、
今より検査キットが手に入れやすくなる事と思われます。
しかしながら①のつもりで②を手にしてしまう事のないように、
買い手側の注意も必要となります。
検査キットに限らず、ワクチンや全数調査、渡航制限等コロナ関連の情報はすべからく流動的に変化しており、最新の情報を常に把握するのは結構な労力かと思われます。
そのため、わからないことや気になる事については、
専門家のいる薬局をうまく活用してみてはいかがでしょうか。
お気軽にご相談ください。
(大輪 武司)