2024年10月8日火曜日

ニュースタンダード

長かった夏もようやく影を潜め、季節の移ろいを感じる今日この頃です。

残り2か月あまりで「あけましておめでとうございます」の気温となりますので、

例年通りですと30度ほど急降下する事となります。

急激な変化に体調を崩さぬよう注意し、はやめはやめの冬支度をはじめましょう。


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さて、寒くなってくると増えてくるのが冬の感染症です。

昨年はインフルエンザが流行し、小児の抗インフルエンザ薬(散剤)が全国的に枯渇しました。そのため、薬局では大人用のカプセルをばらして小児用としてあてがう光景が久しぶりに見られました。

また、上気道炎をはじめとした急性疾患に用いる薬も相も変わらず品不足が常態化しています。現在も咳止め、痰切り、抗生物質、一部の漢方は限定的な出荷が継続しており、小児の医療用医薬品を中心に手に入らないものが多数あります。

対策としてみなさんが出来る事として

①ワクチンや感染防御などの予防に努め、医薬品の使用頻度を減らすこと。

②市販の医薬品などをうまく使って軽症のうちに治すこと。

などが挙げられます。



いいかげんにこの状態がいつまで続くのか?と言われると、良くなる兆し(具体的な政策・支援等)に乏しく現状のまま推移されると思われます。

報道でも麻酔薬(アナペイン)の供給危機が紹介されましたが、まさに氷山の一角であり医薬品の供給はこっちが良くなればあっちが倒れるといった事が繰り返されて今に至ります。

昔は日本の医療供給体制もよかった、と遠い目をする今日この頃です。



(大輪 武司)