17日間の熱戦が終わり、パリオリンピックも幕を閉じました。
今大会では長野県勢でも多くのアスリートが活躍したようで、
まさか近所から金メダリストが出るとは思いませんでした。
明日行われる出口クリスタ選手とケリー選手のパレードは楽しみにしています。
また、アスリートの低年齢化が進む中で活躍してくれた『初老ジャパン』は、
中年の希望の星であり、勝手に流行語大賞と思っています。
さて、打って変わっての話題となりますが、
皆さんご存じの通り南海トラフ地震への警戒が呼びかけられています。
なんでこんな時に、と観光業や小売り業を中心に怨嗟の声も挙がりそうですが、能登地震は元旦に発災しています。
何も起こらなければそれはそれで良しなので、個人としては出来る事ははしておくが吉でしょう。
災害時への備えについてはすでに様々な情報が公的な機関から届いていると思いますので、
当ブログでは薬局発の災害時情報を一つご紹介いたします。
従来薬局では災害時においてお薬の手帳を避難先に持参するよう呼び掛けていました。
傷病時の薬の飲み合わせの確認や、避難所生活が長期化した際スムーズに薬物治療を継続するために現在服用中のお薬の情報が必要だからです。
しかしながら緊急避難時にそこまでの余裕がなく、現に使用中の手帳を持参する方は少数に限られました。
そこで産まれたアイデアが、お薬の手帳もしくは薬剤情報提供文書(おくすりの説明文書)をスマホで写真に撮って持参する事です。
スマホさえあればだれでも手軽にできる方法ではありますし、ご家族の情報もまとめる事が出来ます。
ちなみに上位互換として電子版お薬手帳や情報提供同意がなされたマイナンバーカードも同様に医療情報を共有するために使えますので、こちらも検討の余地はあるかと思います。
話が少々医療DXにそれましたが、皆さんがPCやスマホのデータをクラウドにバックアップするのと同様に、医療データもそういったツールを用いてバックアプするのも現実的な災害時への備えにつながるのではないでしょうか。
(大輪 武司)