『冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。』
雪かきの苦労や交通・物流の乱れなど処々難儀しますが、
朝起きて雪景色を見た時のハッと息をのむような第一印象は、
1000年以上前の人が感じるそれと変わりないように思います。いとエモし。
さて、能登での地震も発災から1ヶ月が経ち、災害中期の段階に入りました。
被災地での従事を終え、戻ってきた薬剤師の多岐にわたる活動内容もちらほら耳にしています。
臨時救護所での医療従事や現地医療機関の支援、医療集積所での供給支援、
小規模避難所への巡回、感染防止などの公衆衛生業務は従来通り。
それに加え船上避難者への対応やMP(モバイルファーマシー)での医療従事といった、
新しい活動内容も伺っています。
今後は避難生活が長引くことによるメンタルへのサポートや、現地医療の再建などにも活動内容がシフトしていく事が過去の事例より予想されます。
傷ついた被災地が復興するまでは長期的な支援が必要となります。
過去の災害の反省・教訓を活かして先手先手で対応を打っていく事が求められると感じています。
(大輪 武司)
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