2018年10月25日木曜日

シワ寄せ

鉢伏山を筆頭としたいわゆる「東山」の紅葉も徐々に高度を下げ、里にも下りてきました。
各地の名勝地も見ごろを迎え、晩秋の気配が加速しています。

標高の高いアルプスではすでに降雪を観測し、うまくいけば三段紅葉を狙えるチャンスかもしれません。







さて、安部首相の国会での発言もあり、来年10月からの消費増税に関するニュースがにわかに盛り上がり始めました。
今回の増税は初の軽減税率を盛り込んだ内容となり、各地で注目を浴びています。

当初は新聞を軽減税率対象とすることにより、マスコミでの議論を封殺するかにみえましたが、
先行導入した欧州での混乱を踏襲するかのように、「線引き」に対して様々な意見が出始めました。

特に飲食やコンビニ、屋台や酒屋などは、皆さんもご存知の通り、中食の対応や対象商品について喧々諤々の様相です。

「イートインはどうなるんだ」
「ノンアル飲料やみりんはどうなるんだ」
「精算後に気が変わったらどうするんだ」等々・・・







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ここで薬局の現場ではどうなるか想像してみますと・・・

謎①健康食品は食品カテゴリーとして軽減税率対象?
謎②オブラートやとろみ剤、服薬補助ゼリーなどは?
謎③ドリンク剤(清涼飲料水カテゴリー)やサプリメントをその場で飲む人は外食扱い?

意外に他人事ではなさそうです。

特にほぼ調剤専門の薬局では、レジの内税での部門別税率設定が出来ないケースが多いので、
外税方式に切り替える必要性がありそうです。

・・・なかなか面倒ですね。


そもそも医薬品が「生活必需品」でなくて10%で、新聞が8%ってのも疑問がありますが、
つまりはそれが政治力って事なのでしょう。





どうせまた消費税上げなきゃどうしようもないんだし、現場負担・混乱が増えるばっかり、かつ各業種ロビー活動が増加するような軽減税率導入なんてやめちまえばいいのに・・・

色々と秋の空につぶやいてみたりするのでした。
(大輪 武司)