入梅を予感させる大雨のせいか客足は鈍く、
ブログの筆は反比例して加速していきます。
某業界誌でも触れた内容ですが、以前ちょっとした疑問から「梅雨」の由来について調べる機会がありました。
諸説ありますが「梅雨」(バイウ)は黴菌(バイキン)の「黴雨」(バイウ)が転じてい生じた言葉だそうです。
*ここでの「黴」は当時「カビ」を表していたようです
ジメジメしてカビが生える季節をよく表しており、妙に納得してしまいました。
実際湿度・気温ともに微生物の好適環境(20℃~)となりますので、
細菌性食中毒の発生件数が上昇する季節でもあります。
その中で圧倒的に発生件数が多いのがカンピロバクター・ジュジュニ/コリによる食中毒です。
ウシ・ブタの他ペットなどにも常在する菌ですが、
食中毒としては主に鶏肉の不十分な加熱により生じるので注意が必要です。
また、最近ではコロナ禍で拡大したデリバリー、テイクアウトでの食中毒事例も増加しているようです。
【参考例】
今日は久々の梅雨の合間。陽気が良いので家族みんなでピクニックへ♪
お昼はTVでやってた某有名店でテイクアウトしたバインミーと、みんな大好き焼き鳥をチョイス👍
遠くの大きな公園へドライブがてらレッツゴー♪
⇒2日後一家仲良くマーライオン(白目)
喫食までの時間が長いと細菌が繁殖し、食中毒リスクが高まります。
長時間になる場合は常温保管は避けるよう心がけましょう。
特に免疫力の低い乳幼児・高齢者は重症化しやすく、
場合によっては後遺症(⇒ギラン・バレー症候群)などの大事になりかねません。
基本的な内容ではありますが、手洗いの徹底・低温保管・加熱調理による予防に努めましょう。
(大輪 武司)