気温の急降下であっという間に紅葉や初雪の知らせが届いている今日この頃です。
2週間くらい前まで冷房を入れていたのが今は暖房になっており、
患者さんとの会話でも「四季ならぬニ季になった」と度々話題に挙がります。
さて、気温の低下と共に本格的な感染症のシーズンに突入します。
当薬局でも遅まきながらコンボキット(コロナ+インフルエンザの抗原検査キット)が入荷いたしました。
【シーズン突入に伴う品薄につき、欠品する可能性がありますのでご了承ください】
今期は例年と異なりインフルエンザが終息せず再流行の兆しが見られるほか、
場所によっては猛暑の影響でいまだにアデノウイルス感染症(プール熱等)が流行しています。
そしてコロナ感染症は減少傾向にあるものの、まだまだ気が抜けません。
また、別の問題として医薬品の供給不足も未だに解決の糸口が見えません。
特に小児の薬は相も変わらず鎮咳、去痰、解熱、抗生物質とほぼ手に入りにくい状況が続いています。
薬局においても大人用の錠剤を潰したり、近隣薬局での在庫を調べたりと手を尽くしておりますが、どうにもならない事があるのも事実です。
以上を踏まえ、感染症にかからない為の予防が重要となります。
感染症の基本対策に加え、ワクチン接種も有用です。
また、アデノウイルスやノロウイルスではアルコールが利きにくいためこまめな手指洗浄が推奨されます。
加えて免疫システムに負担を与える過度なストレスや、暴飲暴食、
不規則な習慣を回避することも重要となります。
「予防に勝る治療なし」
(大輪 武司)