朝晩の涼しさにやっと夏の終わりを感じ取れる今日この頃です。
しかしながら今冬の予報では暖冬傾向との事で、今年のような少雨と重なれば来年の水不足も必至となります。せめてお山に雪がいっぱい降ってくれればよいのですが・・・
さて、話は全く変わりますが2028年に長野県で国体が開催されます。
かなり先の話ではありますが、長野県では1978年の「やまびこ国体」以来となり、実に50年ぶりの開催となります。当時の詳細はわかりませんが、松本に残る「やまびこ道路」など国体で様々なインフラが整備されてレガシーとなっています。
今大会では会場が県内各地に分散しているので、幅広いエリアでアスリートを迎える事となり、携わる方も多岐に及ぶことが予想できます。
こういった大会で薬剤師が専門的に携わるのが「ドーピング問題」です。
大会関係者として専門的に取り組む「スポーツファーマシスト」も活躍されることと思われますが、一般の薬局においても「うっかりドーピング」防止を含め、アスリートの相談に応需する事が出来ます。
ドーピングと言うと、大国が関与して組織的にアスリートを強化したり、命にかかわるような危険な薬物で限界を変える・・・
と言うイメージがあるかもしれませんが、それだけでなく風邪や花粉症など日常使われる市販薬にも禁止薬物が存在します。
また、持病のある方への特例措置などもあるので、ドーピングに関する疑問があればまずは薬局にご相談ください。
国体に向け血のにじむような鍛錬を重ねて成果を発揮したところ、直前に服用した風邪薬のおかげで全て台無しに・・・
とならないように専門家である薬剤師を頼っていただけたら、と思います。
(大輪 武司)