2013年9月3日火曜日

Wasp bee attack

7~10月は蜂の攻撃性が高まる時期です。

実際ダイリンにおいても夜間急病センターにおいても、老若男女問わず
「蜂に刺された」と言う人をチラホラ見かけます。

田舎だから・・・
と言うのもあるかもしれませんが、
アシナバチやスズメバチは住宅地でも見かける事が多いので注意が必要です。


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ある資料によると、毎年20~40人くらいがハチに刺されて亡くなっています。
そのうちの70%がスズメバチとアシナガバチによるもので、油断はできません。


蜂に刺されて一番怖いのが「アナフィラキシーショック」です。
最近はマスコミなどでの周知も進み、認知度が高まりました。

それではどんな症状なのか?と言うと・・・

・じんましん、全身が赤くなる→痒み、熱感
・唇や舌が腫れる→呼吸困難
・喘息症状→呼吸困難
・血管性浮腫→血圧低下、意識消失(ショック状態

こういった症状が、刺されてから数分~30分以内にあらわれ、死に至る場合もあります。


症状がすぐに現れるため、逆に言えば1時間ほど何ともなければひとまずは安心です。
(遅発反応で、刺された次の日から10日くらいで起きることもあるので、じんましん
や消化器症状などが出てきたらすぐに受診しましょう)

後は刺された患部の治療を行いましょう。

・患部におしっこ→NG(アンモニアは効果ありません)
・口で毒を吸い出す→NG(蜂毒は水に溶けやすいので口から全身に毒が回ります)

針が残っていたら抜き、流水で流しながら指で毒を絞り出すと効果的だそうです。


また、蜂に刺されないようにする為には・・・
・手でふり払わない:蜂が攻撃されていると認識し、より攻撃的になります。
・急な動作をしない:ゆっくりと、しゃがんだりして低い体勢をしましょう
・黒い服を着ない:蜂は紫外線のコントラストで見ています。黒い部分は狙われます。

ただし、攻撃モードに入った状態では援軍が次々に現れる可能性がるので、
全力でその場を離れましょう。
諸行無常




これから外で遊ぶのにも気持のよい季節になってきます。
もしもの時の備えて、蜂への対処も覚えていて損はないと思いますので、参考にしてみて下さい。
(大輪 武司)


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