2013年9月5日木曜日

平成25年度 塩尻市民総合防災訓練

先日の9/1(日)は防災の日でした。

10万人以上の死者を出した関東大震災から、ちょうど90年と節目の年になります。
当時松本でも大きな揺れがあり、庭の木にしがみついて凌いだ。
という話を、昔祖父から聞いた記憶が思い出されます。

と言うわけで各地で防災訓練が行われたことかと思われますが、
去年に引き続き今年も塩尻市の防災訓練に参加してきましたので、ご報告を。



人気ブログランキングへ



今年は塩尻市の宗賀地区を中心とし、メインの会場は塩尻西部中学校となりました。
周りは名産のブドウ畑だらけで、時期柄ブドウの香りが立ち込めていますワインになるのが待ち遠しい・・・

まずは自衛隊車両を用いたり、区長さん先導の元、住民避難訓練が開始されます。
各地域から中学校のグラウンドに続々と避難してきます
それと並行し、医療関係者による救護所開設訓練が体育館内で行われます。
医療救護所の隣で情報を集約、掲示します。
時系列に沿って手書きで更新されていきます。
 
救護用リュックの中身を点検・確認します
たまに期限が切れているものもあるのでリストアップします。
災害時に役立つ品々を展示してあります。
食料品のほかパーテンションや仮設トイレなどがあります。
 
 
 
住民避難訓練が完了し、体育館内に皆さんが集合されると、
災害時の啓発活動が各団体から行われます。

手前が住民の皆さん。奥は市職員や消防団などの方々が集まっています。
医師会からはトリアージについてのDVD放映。
歯科医師会からは災害時歯科医療の説明や歯ブラシ携帯の啓蒙。
薬剤師会からは災害時におけるお薬手帳の必要性、重要性について←ここ数年自分が担当しています
自衛隊からはこれまでの災害時活動報告。
などが発表されました。皆さん神妙な面持ちで聞いていらっしゃいました。


午前中いっぱいで塩尻市の訓練は終わりとなりました。
松本市の夜間急病センターも、災害時の救護拠点の一つとなっているので、
当日は放射能汚染を想定したヨウ素剤の配布訓練や行われたようです。


現在中信地区の五市三村で形成される松本広域圏で防災マニュアルを策定する動きがあり、
来年以降はそういった要素も関わる可能性もあります。
広域にわたる災害や災害時の連携などを考えると、
単独自治体で実施するより確かに効果的な気もします。

被災地の経験を活かしどんどんブラッシュアップし、きたるべき日への備えになれば、と思います。

(大輪 武司)



0 件のコメント:

コメントを投稿