入梅を迎え、鰯がおいしい時期になってきました。
雨のせいか日曜日の当番薬局午後は時間を持て余し、
ブログの更新もはかどる次第です。
さて、昨今備蓄米関連のニュースが世を騒がせております。
新聞等の報道によると、現時点において長野県では長野市店舗以外随意契約備蓄米の入荷はなく、大半の地域で販売されていないようです。
しかしながら一時期の棚に何も米がない状況からすると、価格は高止まりながらも多少は落ち着いてきたかな、と感じる状況になってきました。
一連の報道を見ていると、やはり主食であるコメに対する国民の関心は高く、
それに応じて行政の対応スピードや熱量も高いように感じます。
一方医薬品のの状況は相変わらず前途多難です。
コロナ禍より生じた供給不安は、品目を変えつつもいまだ全面解消のめどはついておりません。
現在も一部の咳止めや去痰薬、向精神薬、狭心症、吸入薬などは入手が困難な状況が続いており、いつもの薬がご用意できず、引き続き患者様にご迷惑をおかけしております。
もちろん米と違って国際的な状況や保険制度など、構造的で複雑な問題が絡んでいることは承知しております。また、今回のようなスピード感で行政が対応すると、もっと別の大きなトラブルや問題が生じてくるであろう事も予想されます。
しかしながらそれらをすべてひっくるめて
「米はいいよな」
と思ってしまうのは私だけでしょうか?
(大輪 武司)