2014年5月9日金曜日

海こそ無けれ物さわに 万足らわぬ事ぞなき

冒頭標題は『信濃の国』の一節です。
長野県人なら誰しもが歌えるというこの県歌は、度々バラエティー番組でも長野県人の特徴として揶揄されます。


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最も松本盆地にいると『信濃』という言葉よりは『信州』の方が馴染みがあります。
これは江戸時代の藩制において、長野市を中心とする『信濃藩』と、松本を中心として岐阜県高山あたりまでを含む『筑摩藩』で長野県が分断されていた経緯からくるものかもしれません。

さてさて、難しい話はともかくとして、みなさんご存知の通り長野県はまさに山の中です。
360°山が無い方向はなく、狭いながらも守られているような安心感があります。
初めて上京したころには、山のない環境に、裸で外にいるような不安感を覚えたのも今は昔となりました。

天狗原から望む槍ヶ岳


そんな身近な山がついに祝日に制定されようとしています。
確かに海の日があるのに山の日がないのも、日本神話的にも平等ではないですね。
8/11という微妙な日取りはともかく、山の日が制定されることにより益々皆さんに山が身近に感じられるようになってもらえれば、と思います。
(大輪 武司)


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