2017年4月8日土曜日

しわ寄せ

新年度となり、桜の季節がやってまいりました。
ここしばらくの陽気で一気に開花が進み、満開を迎えたところも多いと聞きます。

この辺りではようやく開花したかな?と言う塩梅ですが、
すぐに満開の知らせが届く事かと期待されます。





人気ブログランキング



さてさて、いつぞやの偽造ハーボニー事件を教訓として、
日本薬剤師会
日本保険薬局協会(NPhA)、
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の3団体が、
薬局間における医療用医薬品の譲受・譲渡に関するガイドラインを策定し、発表されました。

完全版⇒http://www.nichiyaku.or.jp/action/wp-content/uploads/2017/04/170403_2.pdf
概要版⇒http://www.nichiyaku.or.jp/action/wp-content/uploads/2017/04/170403_1.pdf



とりあえず概要版を拝見すると・・・


うーん、実に面倒くさいステキな案件。

薬局の開設許可証の写しを提示したり、受け取する人の本人確認を行うなんて、
どう考えても毎回行う事はナンセンスでしょう。
また、同一チェーン薬局内においても同様の記録が必要になるという徹底ぶり・・・。

まーこの辺は各種在庫管理システムメーカーが、フォーマットを作成する事で
簡略化した小分け業務システムが構築される事となるでしょう(期待してます!)


しかしながら、グレーゾーンとなっている卸MSMRによる小分け代行や、
ネット展開している医療用医薬品の不動在庫売買業者はどうするんでしょうか?
限りなくクロに近くなってしまう気もします。


さらには、このガイドライン上にある記録を順守することにより、
先にあった肝心の偽造ハーボニー事件は防げたのか?と問われると、
び・微妙~。
同一企業の他店舗から入ってきた小分けの受け取りを突っぱねる事は、
まずないんじゃないかな、と思います。強制されて信頼してますもの・・・。




今回のガイドラインが実際に動き出しても、罰則規定があるわけでもないので、
強制力はないでしょう。が、影響力はとなります。

今後各団体より何らかのお達しがあるかと思われますが、
現場レベルでどういった対応になるのか、推移を見守りたいと思います。
(大輪 武司)








0 件のコメント:

コメントを投稿