2014年1月7日火曜日

In fashion

年末からポツポツと散見されたインフルエンザ罹患者が目に見えて増えてきています。
今のところ夜間急病においては大人中心ではありますが、家族内で子供に感染し、学校などの集団生活の場で一気に拡散・流行が促進するものと思われます。

この時期の宿命的な流行ではあるのですが、そんな中で気になるニュースが飛び込んできました。



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タミフル耐性ウイルス 感染相次ぐ
1月6日 18時48分


 
抗ウイルス薬のタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのインフルエンザウイルスに感染した人が、札幌市で相次いで見つかり、国立感染症研究所は、リレンザなど別のタイプの薬を選択することも検討する必要があると、注意を呼びかけています。
国立感染症研究所では毎年、インフルエンザのウイルスを各地から集め、詳しく分析しています。
その結果、新型インフルエンザとして流行したH1N1型のウイルスにこの冬感染した札幌市の患者6人について、いずれもタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのウイルスだったことが分かりました。
これらのウイルスでは、薬の効果を示す感受性が、通常の500分の1ほどにまで下がっているということです。
一方、抗ウイルス薬のリレンザとイナビルはこれらのウイルスに対し効くことが確認されています。
札幌市以外のウイルスの分析はこれからで、国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの田代眞人センター長は、「まず、全国的な状況を調べる必要がある。各地域で流行しているウイルスの情報を確認したうえで、適切な抗ウイルス薬を選択する必要がある」と話しています。
 
 
 
 タミフル耐性インフルエンザについては、以前よりその存在と流行が危惧されていました。
季節性インフルエンザに限らず、鳥インフルエンザなどでも既に耐性を持つウイルスも中国において確認されています。
 
かつての抗生物質と同様に、耐性化と新薬の創造は常にイタチごっこの関係です。
一極集中的なタミフルの使用が耐性化を助長しているのですが、他に代わるものがない現状ではいたしかたない面もあります。
 
 
新型インフルエンザ流行で、すわパンデミックかと騒がれた2009年以降、
各地で流行対策として人口の半分量を目標にタミフルが備蓄されています。
耐性化に備えてリレンザの比率を増やす方向で検討しているようですが、この辺の行政の対応も色々と影響してくる可能性がありそうです中〇製薬や塩〇義製薬にとっては痛いニュースですね・・・
 
 
 
希望の光もあります。
もう少しすると現在主流の「ノイラミニダーゼ阻害薬」(タミフル、リレンザ、イナビルなどはこれに分類されます)という機序と全く異なる「RNAポリメラーゼ阻害薬」が新薬として世の中に現れます。
今後の選択肢として有用でありますが、新薬だけに当面は慎重な対応が求められます。
 
そして、何よりも重要なのはインフルエンザにかからないように予防することです。
手洗い、うがい、加湿などはもちろん、不摂生な生活の改善や十分な睡眠・食事・運動を心がけてこの流行期を乗り切るようにしましょう。
(大輪 武司)

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