2026年1月27日火曜日

温活のすゝめ

 あけましてから大分たちましたが、、、

まずは今年一年が皆様方におかれまして健康でますますのご多幸である事を祈念致します。

加えまして、当薬局並びに本ブログも変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い申し上げ、

新年の挨拶に代えさせて頂きます。



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さて、寒いです。毎日やたら寒いです。

先日TVの天気予報で志賀高原の最高気温が-12℃と紹介され、

思わず二度見してしまいました。

しかしながら寒さは長野県だけでなく日本全国、

さらには北半球いたるところで広がっています。


この寒さからか薬局に訪れる方のからも様々な症状悪化を伺っております。

関節をはじめとする各種疼痛や末梢神経障害の悪化。

首・肩のこりや腰痛、眼精疲労。

あかぎれやしもやけなどの末端皮膚症状。

血圧、心拍数増加や排尿回数の増加などなど、、、


何かと寒い季節は体調を崩しがちです。

そしてその多くは冷えによる血行不良から生じるものも少なくありません。

そこで本日はご家庭でできる温活についてご紹介させて頂きます。


1.入浴



一番わかりやすく比較的手軽に取り組めます。深部体温の芯まで温めるには弱火でコトコトが基本。負担がかからないぬるめのお湯に10~15分位漬かりましょう。

ミカンの皮を乾燥させ、ネットに入れてお風呂に入れると血行促進効果も期待できます。

湯冷めに注意し、脱衣室が寒いとヒートショックを起こしやすくなりますので、暖房などを配置して室温の差を減らすようにしましょう。

入浴が難しい場合や就寝前にもう一度体を温めたい方には、足湯などもお勧めです。


2.飲食物



根菜類や香辛料、ショウガなどは体温を上げる効果が期待できます。

温かいスープやお茶類にすることにより芯から体を温めてくれます。

また、差し支えなければ少量のアルコールも血行を促進させてくれます。

ただし過剰なアルコールやカフェインは利尿効果により逆に体温を下げてしまう事があるので注意が必要です。


3.蒸しタオル




水で濡らしたタオルを固く絞り、ビニール袋にいれて電子レンジで1分弱(ご家庭の機種により異なります)ほど温めると簡単に蒸しタオルになります。

顔を覆うように使用すると、眼の充血や鼻づまりなど血行不良から生じる症状を改善することが期待できます。

くれぐれもやけどには注意してください。


4.適度な運動



人間の体温の大半は筋肉により生じます。

自宅内でできるような体操や軽い有酸素運動でもやるとやらないでは大違いです。

特に第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを意識した運動(かかと上げ体操など)は、ポンプ機能により全身の血流を改善する効果が期待できます。


以上いかがでしたでしょうか。代表的な温活方法となりますが、ほかにも衣服や寝具、暖房器具、ツボやカイロの使い方などいろいろな方法がありますので、ご自身のライフスタイルに合った取り入れやすいを方法を試してみましょう。

話は戻りますが、血行不良は万病の元でもあります。

症状悪化によって薬ばかり増えていくことがないように、

この寒い時期だからこそ温活にも目を向けてみてはいかがでしょうか?


(大輪 武司)







2025年12月4日木曜日

師は走るべくして走る

 県内でもインフルエンザが猛威を振るっております。

例年よりおよそ一月ほど早いペースで感染が拡大しており、長野県においては11/19より「インフルエンザ警報」が発令されています。ちなみに昨年の発令は12/25でした。

11/30時点での県内1医療機関当たり患者数は前週より9名増加の72.49人となり(松本では128.4人!)小児を中心に観測史上二番目の患者数で推移しています。

⇒長野県のHP参照


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平日はそこまでではないですが、週末は当番医・薬局を直撃し「災害時」並みのひっ迫状況となっているようです。

①電話⇒×つながらない

②車で直接向かう⇒×駐車場パンク、路駐多発、近隣渋滞などで警察沙汰に

③待ち時間⇒×6時間以上。23時を越える場合も。

④待合室⇒×怒り狂った患者が受付で罵声を浴びせている。

以上①~④を当番薬局でもう一度繰り返す事もあり、

数え役満かな?という状況もあるようです。



ここで気になるのが「平日はそこまでではない」という状況です。

勿論診察をしてくれる医療機関数が少なくなるので夜間や休日は構造的に集中はするのですが、コロナ後の近年はその集中具合のレベルがガクっと上がっているように感じます。

複数の要因が考えられますが、社会的な問題もあるように思えます。

例1)共働き核家族世帯が増えて平日、日中時間帯に子供を受診させる事ができない。

例2)子供の医療費が市区町村によっては無料となりコンビニ受診が増加している。

他にもあるかもしれませんが、いかがでしょうか?


まとめになりますが、今後もしばらくは夜間・休日などを中心に医療機関がひっ迫した状況となることが予想されます。

現状をご理解の上受診する側もそれなりの覚悟と準備をもって頂く必要があります。

軽症であれば市販薬などを使って自宅で様子を見て平日に受診をずらしすようにして頂いたり、受診するべきかどうかについて迷うことがあれば#7119#8000などの他、かかりつけの薬局などへの相談もご検討下さい。


末筆になりますが、本年も当薬局のブログにおつきあい頂き誠にありがとうございました。

年末年始は12/28~1/4がお休みとなります。ご了承ください。

来年も皆様にご愛顧頂けるよう、スタッフ一同全力で努めて参りますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

それでは皆様も健康に十分に気をつけてよいお年をお迎えください。

(大輪 武司)






2025年11月8日土曜日

霜月一考

 立冬を迎え各地の紅葉もピークを迎えております。

霜が降りると菜っ葉がしんなり柔らかくなるので、本格的な野沢菜漬けのシーズンが始まります。



各家庭で様々なレシピがあるそうですが、シンプルなものが一番保存性が良いと聞きます。

野沢菜漬けが酸っぱくなるのは年を超えたあたり。甘辛く油炒めなどにして余すことなく頂きます。

昔は頭が良くなると言われ、野沢菜に味の素(グルタミン酸)をかけて食べていた記憶がありますが、今も続いている家庭はあるのでしょうか?

長野県の郷土食の代表である野沢菜漬け話は尽きません。


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さて、2年に一度の「調剤報酬改定」に向けた議論がいよいよ本格化してきました。

政権交代や維新との連立など、政治の動きが医療現場にどこまで影響してくるのか、注目されるところです。

依然として強い発言力を持つ財務省に加え、連立政権となった維新の方針による「社会保障費の抑制」路線は、さらに強まる様相を見せています。最低賃金が上がる一方で、私たち医療従事者の所得を支える原資の確保は、ますます難しくなりそうです。





薬局に関して言えば、後発医薬品体制加算の縮小選定療養における自己負担の拡大、そしてOTC医薬品の普及・活用の必須化といった流れは避けられないように思えます。さらに“ダークホース”ともいえるOTC類似薬が、どの程度まで踏み込んでくるのかも気がかりなところです。

一方で、報道にもあるように、各地で病院経営の厳しさが深刻化しています。実際、給与水準の低さからスタッフがクリニックなどへ転職してしまう例も少なくないようです。

また、毎年のように引き下げられる薬価は、メーカーや卸の体力を奪い、医薬品供給の不安定化を常態化させています。

崩壊しつつある医療体制を維持するには、当然ながらコストがかかります。そのコストを誰が負担するのか――あるいは、医療の質を下げるのか、もしくは一部を「やめる」のか。どの選択をしても、どこかからは不満の声が上がるでしょう。

しかし、そうした“恨み節”を受け止め、最終的に決断するのが政治であり、その責任を負うのも政治です。

とかく「引っ込み思案」と言われがちな私たち薬剤師ですが、現場の声をしっかり政治の場に届けていく必要があるのではないでしょうか。





(大輪 武司)







2025年10月16日木曜日

そうだ、京都に行こう

 中秋を過ぎ冬の足音が聞こえてきてもよさそうなものですが、朝晩はともかくいまだに半袖で問題ない今日この頃です。まぁ基本室内での仕事ですが。

しかしながら天気予報を見るに来週くらいから最低気温が10℃を下回ってくるので、さすがにその頃には白衣も長袖になっているんじゃないかと思われます。


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さて、10月12日・13日に京都で開催された「第58回日本薬剤師会学術大会」に参加してきました。

日本薬剤師会公式キャラクター:ふぁるみん


昨年の埼玉大会に続いての出席でしたが、今回は京都の地下鉄烏丸線の終点、国立京都国際会館が会場。

会場近景

広い館内をあちこち歩き回り、さらには電車の乗り継ぎも多く、普段は車移動が中心の私にとってはちょっとした運動量でした。スマートウォッチによると、2日間でなんと5万歩・約30kmも歩いたとか…。精度はさておき、しっかり筋肉痛が残っております。



講演では、AIを活用した薬局業務の効率化や、災害時の対応、DX化への取り組みなど、これからの薬剤師業務を大きく変えていくテーマが多く取り上げられていました。展示ブースではAI薬歴システムや大型ピッキングマシンなど、未来の薬局を感じさせる最新機器を間近で見ることができ、まさに刺激的な時間でした。

また、会場では県内外を問わずたくさんの方とお会いし、久しぶりに旧友とも再会できました。こうした人とのつながりは、オンライン開催では味わえない現地ならではの魅力だと改めて感じました。

京都といえば観光も外せません。早朝には伏見稲荷大社へ参拝に行ったのですが、朝7時でも外国人観光客で大賑わい! その後は任天堂ショップにも立ち寄り、ちょっとした京都旅行気分も楽しんできました。

残念ながら清水寺へは行かれませんでした。


帰りの荷物は行きの倍以上、体はヘトヘトでしたが得られたものも多く、充実した2日間となりました。やはり実際に足を運び、人と会って話すことで得られる学びや刺激は格別ですね。

来年の第59回大会は新潟で開催予定とのこと。さらに多くの皆さんと現地でお会いできるのを、今から楽しみにしています。

@古町5番町


(大輪 武司)




2025年9月11日木曜日

日進月歩

ピークアウトしたとはいえ、まだまだ日中は暑い日が続いています。

しかしながらさすがは信州。朝晩は以前よりだいぶ過ごしやすくなり、

夜の虫の声や秋の空に舞うとんぼに目を細めて季節の移ろいを感じている今日この頃です。


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さて、個人的な話題で恐縮ですが、私は今現在ヒゲを生やしております。

別に「偉そうにできる」とか「カッコつける」と言ったよこしまな考えがなかったわけではないですが、生来のアトピー性皮膚炎により毎日の髭剃りが肌へのストレスだったため、

コロナ禍の機会に髭剃りキャンセルへ界隈へと移行しました。ええ、正直楽です。

かれこれ5年くらいヒゲ生活(?)をしておりますが、マスク装着での業務が当たり前となった昨今、会食の席でいまだにびっくりされることもあります。





20年ほど遡った就職当初であればまず許されなかったであろうヒゲ・男性長髪・髪の色を変える事・ネイルも、現在の日本では社会的に許容されつつあります。(本場の国では多様性が失われつつありますが・・・)

私がまだ学生だった頃に行った先のドラッグストアで、金髪ロン毛の薬剤師に対応された時はぎょっとしましたが、現在であればそこまで動揺しないかもしれません。

また、就職したてでの調剤業務で使われていた薬剤や治療法も当時から大きく変わりました。

私の記憶にある中でですが、リウマチ・糖尿・心不全・悪性腫瘍などの領域の変化は顕著で、当時調剤していた薬の大半が新しい薬に入れ替わっている印象です。


時代の流れとともに少しずつ少しづつ社会も医療も変わっていくのだなあ、

と遠い目をしながら髭をさするのでした。



(大輪 武司)


2025年8月13日水曜日

歳月は人を待たず

世は(一般的に)夏休みでございます。
花火大会や夏祭り、海・山やプール、帰省して墓参り。
・・・と言った非日常を存分に味わい、
楽しい夏の思い出ってやつを作ってもらいたいものです。

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しかしながら遊ぶにも体力・元気が必要です。
子供や孫たちのの相手をするには相当量のエネルギーを必要とします。

若さだけで乗り切ることもできるでしょうが、そう長くはもちません。
経済問題同様早め早めの備えが将来を大きく左右します。





私は薬剤師をやっておりますので話は突然薬の世界に変わりますが、
漢方の学術専門書である『神農本草経』では生薬を「上薬・中薬・下薬」と3つに分類しています。
①上薬(上品):病気を予防する薬。長期服用でも体に負担なく、自己治癒力を高める。
②中薬(中品):体質を改善し、病気を水際で食い止める役割を持つ。
③下薬(下品):病気を治療する中心となり、強い効果を持つ反面体への影響も大きく、服用機関や量に注意が必要となる。

つまりは、効果が緩徐な薬を長期的に用いることにより、
体に負担をかけずに自己治癒力を高め病気を予防する事が上策である、
と解釈できます。

勿論欧米的な切った張ったの対症理論の方が費用対効果が優秀であるなど、
異論はあるかと思われます。
しかしながらこの考え方は、セルフメディケーションとして気軽に自身の健康増進に取り組めるところに利があります。

何もトラブルのない日頃から健康への備えを貯金することで、
いつまでも楽しい時間を過ごせるというのもアリなのではないでしょうか。
(大輪 武司)





2025年7月20日日曜日

決戦は日曜日

 本日は参議院選挙投票日です。そして当番薬局の日です。

選挙当日にうかつなことを発信すると色々と問題になるようなので、

発現は慎重を期しますが、一言だけ。

まだ投票をされていない有権者の方は、投票を通じ自身の意思を政治に届けてください。

諦観の念もあるやもしれませんが、

政治を忘れる方々は、政治から忘れられてしまいます


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さて、梅雨も明け気温は上昇し、近隣では露地物のスイカも出回り、

季節はすっかり夏本番の様相です。

しかしながらこの気温上昇で注意して頂きたいのが医薬品の保管です。

医薬品の保管温度については日本薬局方で以下のように定義されています。


①冷所:1~15℃

②室温:1~30℃

③常温:15~25℃

参考)標準温度:20℃

この他に、インンスリンやバイオ製剤など多くの注射剤は2~8℃での保管が必要とされています。


夏場の暑い時期、車の中は場所によっては60℃をこえる事も珍しくありません。

そうなると冷所保存品以外のの医薬品につきましても、

その品質が保てなくなってしまう可能性があります。




薬を受け取ったついでにいろんな用事を済ませていく方もいらっしゃるかと思われますが、

この時期は保管条件を満たせない可能性を加味し、

必要であれば車外に持ち出すよう注意しましょう。

(大輪 武司)