県内でもインフルエンザが猛威を振るっております。
例年よりおよそ一月ほど早いペースで感染が拡大しており、長野県においては11/19より「インフルエンザ警報」が発令されています。ちなみに昨年の発令は12/25でした。
11/30時点での県内1医療機関当たり患者数は前週より9名増加の72.49人となり(松本では128.4人!)小児を中心に観測史上二番目の患者数で推移しています。
⇒長野県のHP参照
平日はそこまでではないですが、週末は当番医・薬局を直撃し「災害時」並みのひっ迫状況となっているようです。
①電話⇒×つながらない
②車で直接向かう⇒×駐車場パンク、路駐多発、近隣渋滞などで警察沙汰に
③待ち時間⇒×6時間以上。23時を越える場合も。
④待合室⇒×怒り狂った患者が受付で罵声を浴びせている。
以上①~④を当番薬局でもう一度繰り返す事もあり、
数え役満かな?という状況もあるようです。
ここで気になるのが「平日はそこまでではない」という状況です。
勿論診察をしてくれる医療機関数が少なくなるので夜間や休日は構造的に集中はするのですが、コロナ後の近年はその集中具合のレベルがガクっと上がっているように感じます。
複数の要因が考えられますが、社会的な問題もあるように思えます。
例1)共働き核家族世帯が増えて平日、日中時間帯に子供を受診させる事ができない。
例2)子供の医療費が市区町村によっては無料となりコンビニ受診が増加している。
他にもあるかもしれませんが、いかがでしょうか?
まとめになりますが、今後もしばらくは夜間・休日などを中心に医療機関がひっ迫した状況となることが予想されます。
現状をご理解の上受診する側もそれなりの覚悟と準備をもって頂く必要があります。
軽症であれば市販薬などを使って自宅で様子を見て平日に受診をずらしすようにして頂いたり、受診するべきかどうかについて迷うことがあれば#7119や#8000などの他、かかりつけの薬局などへの相談もご検討下さい。
末筆になりますが、本年も当薬局の駄ブログにおつきあい頂き誠にありがとうございました。
年末年始は12/28~1/4がお休みとなります。ご了承ください。
来年も皆様にご愛顧頂けるよう、スタッフ一同全力で努めて参りますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。
それでは皆様も健康に十分に気をつけてよいお年をお迎えください。
(大輪 武司)




